2011年7月29日金曜日

日暮れ里

 最近は午後6時をすぎると、写真を撮るには光が足りなくなる。木曜、金曜と、2日続けて猫スポットへ行くも、あまり写真は撮れなかった。

 木曜の写真。しばらく前からこのあたりにいる猫。

 以下は金曜の写真。猫スポットの入り口のあたりにいる飼い猫。

 常連がおなかをすかして、わらわらと出てきた。足元でごろんごろんして餌をねだる。



 そして、餌にありついた。

 ワタシも、と、上の白猫の相方が。

 シャムくんのテリトリーへ移動。こっちも常連が出てくるが、シャムくんはおなかがすいていないのか、今日は寄ってこない。

 この黒猫も遠くから見ている。

 この前、塀の後ろにいた猫。

 シャムくん、どうしてもぼける。かなり暗くなっている。

 またテリトリーを移動。一番上の猫です。フラッシュを使ってしまった。

 このあと、さらに別のテリトリーへ行くが、雨がざあざあ降ってきたので写真は撮れず。餌を配って帰る。

未公開株

 人間、何がきっかけでそれまで興味のなかった世界について学ぶかわかりません。
 これから書くことは、単に想像力をたくましくしている私の考えたフィクションである可能性が高いし、そうであってほしいと思ってはいるのですが…
 例のメール便の差出人は倒産した会社で、内容は株主への倒産のお知らせらしい、ということをわからせてくれた方のブログを読んだのですが、驚いた…
 幼い子供のいる一主婦が株にはまり、詐欺師のカモになってしまい、親や友人から借金した上、ついに消費者金融にまで手を出してしまい、自己破産も考えたが、夫の冷静な忠告から自己破産をやめ、まじめに働いて、今、借金を返している最中、というブログなのですが…
 何が驚いたかって、なんでそんなに簡単に100万とか300万とか用意できるの? 私なんか、どうやって毎日食いつなぐか、そればっかり考えていて、せいぜい、西銀座チャンスセンターの1番窓口でサマージャンボ買ったよ、というのをささやかな夢にしているってのに、なんでそんなに簡単に???
 金があるから、金が用意できるから、詐欺にあうんだよね、と思いつつ、このブログ主さんの体験は、外野から見てもなかなか参考になる話であります(あえてリンクは貼りません)。だまされるときの心理がよくわかります。
 さて、このブログ主さん、実は未公開株をたくさん買ってしまっていて、それの処理に困り、そこにつけいる詐欺師にだまされ、という具合らしい。未公開株を売りたい人の名簿なんかができていて、そこに詐欺師が接近するわけ。
 そして、なんと、あのメール便の会社の株は、この方も持っているのだが、未公開株。
 つまり、前の住人も、未公開株を買う人の名簿に載っていた、いる、のだろう。
 そして、不審な人物は、そういう名簿でカモを捜している詐欺師……かもしれない。
 詐欺師かどうかは知らないけど、未公開株を通じて面識やトラブルのある人、である可能性が高いような気がする。気をつけよう。そのブログ主も、未公開株には絶対に手を出すな、と書いています。

メール便

 クロネコメール便とか、郵便局以外が扱う手紙類ですが、これははっきり言って迷惑なシロモノです。
 なにしろ、引越しても転送してもらえない。郵便受けに前の住人あてのメール便が来た場合、郵便物と違ってポストに投函できない。この番号に電話して、と書いてあるが、わざわざ電話して、家に来てもらって渡す人って、どのくらいいるの?
 実は、私のところにも試写状がメール便で来ることがあって、引越すると、それが前の住所の郵便受けに入ってしまうのだろうと思って、ひどく心苦しい思いをしているのであります。
 また、転居先に前の住人あてのメール便が来ると、やはり迷惑。これ、たとえば、宅急便を扱う店で受け取ってくれるとか、そういう方法はないのかねえ。
 で、今月の初めくらいだったか、前の住人あてのメール便が来ていたのです。前の住人は昨年の9月くらいに引っ越したようで、なんでそれがわかるかというと、風呂釜の”あるところ”を見てわかったのですが、すでに1年近くたっているせいか、その人あての郵便はまったく来ていません。
 しかし、メール便が来てしまった。しかも、差出人の住所がなく、名前だけ。なんとなく不審なメール便な感じはしてたのですが、近所にヤマトの営業所があるので、そこに持っていこうと思っているうちに延び延びになってしまった。そして、そこへ、前の住人を訪ねてくる不審人物が登場したわけです。
 この不審人物(女)、木曜の午前中にいきなりやってきて、「*さんのお宅ですか?」というので、「違います」と、部屋の奥からドアに向かって怒鳴ったら、帰っていきました。が、ふと思い出したのは、前日の水曜日の深夜、それも午前1時とかそのくらいに、ドアの前に誰かが来て、そのあと帰っていったような気配がしていたのです。それで、気味悪いと思っていたら、今度は夕方に、男の声で、「資源回収がどうたらこうたら」と言ってきたんだけど、私が「けっこうです」と断ると、そのまま帰っていった模様。が、他の部屋や近所の家をまわっている気配がなく、もしかして、資源回収のふりをして、前の住人がいないか探りに来たのでは? と、いよいよもって興味深い展開に。
 そこで思い出したのが、例のメール便。これが原因かも、と思って、早速、返してきましたが、あとで、記憶にあった差出人の名前で検索かけてびっくり。倒産した会社の社長が株主に倒産のお知らせをしたメール便であったようです(メール便を受け取った人のブログでわかった)。
 前の住人も株主だったってことなんでしょうけど、こういう大事なお知らせ、メール便でするのか? しかも、差出人の氏名だけで会社の住所もなし?
 このメール便と不審人物が関係があるのかどうかは不明ですが、午前1時にドアの前まで来て帰っていったっていうのが不気味だよね。とりあえず、これからの展開を楽しみに、って、何も起こらないことを祈りますが。護身用にバットくらい買っておくかな。

追記 今ちょっと検索してみたら、たいていの人は前住人あてのメール便は捨てているようです。ダイレクトメールだから捨てても大丈夫で、しかも、業者に電話しても、ダイレクトメールだからと取りに来てくれないんだとか。が、今回の不審人物がメール便が届いているからと思って来たのなら、これも困りものですね。私が利用した不動産屋は前住人のことは知らないそうですが、不動産屋が前住人を知らない部屋というのはある意味、怖いかもしれません(でも、いろんな不動産屋が扱っているから、こういうケース、多いよね)。

2011年7月28日木曜日

新築がよいわけ

 私が住んでいる地域はアパート、マンションが余り状態で、長い間あいている部屋がたくさんあります。その一方で、新築ラッシュ。やはり引っ越す人は高くても新築がいいらしい。
 なんでそんなに新築がいいのかなあ、と、ずっと思っていましたが、最近、わかりました。
 前にも書いたかもしれないけど、今度引っ越したところは浴室が一酸化炭素中毒の恐れがあるということで、危険のシールが貼られています。引越直後のガスの検査でそうなったので、その直後に不動産屋に連絡、その後、業者が見に来たりはしたのですが、それから1ヶ月、まったく音沙汰なし。大家さんが同じ建物に住んでいれば直接言えるのだが、そうでないので、間に不動産屋が入ると、なかなか話が進まない。そんなわけで、もう2ヶ月近く、危険な浴室に毎日入っているわけです。
 まあ、危険といっても、東京ガスも危険のシールを貼るくらいで、あとは何もできないみたいだから、事故が起こったら知りませんよ、くらいでしかなく、起こる前にこっちが引っ越す可能性もあるわけですが、一番困るのは、入居前からそういう危険な状態だったのに、退去のときに私のせいでそうなったとされることなので、とりあえず、苦情は定期的にしていかないとやばいなと思います。
 部屋探しのときに、ガス器具の製造年をチェックする、というのはとても大切なことだとわかりました。10年たったら危険なのだそうです。新築だと、少なくともこの心配はないわけです。
 で、もう1つ、おかしなことが。この部屋、前の人が引っ越してすでに1年くらいたつはずなのに、前の人を訪ねて人が来るのです。そういえば、管理を任されている住人の方に会ったとき、変なことを言われたっけ。こういうことも、新築なら起こらないわけですね。前の人が借金踏み倒して夜逃げだったりすると、とても怖いことになるかも。さもなきゃ、ストーカーから逃げた人だったりしたら…。つか、前のアパートで、以前、パロマの給湯器を使っていたらしく、引越して1年後に、パロマに給湯器の写真を出すとお金をもらえるというので、変な男たちが何度も写真を撮らせろとストーカーに来たことがありました。パロマに電話したら、ものすごくえらそうに写真を撮らせろというので、ストーカーで訴える、と言ったら収まりましたが。まあ、近所の人たちからも拒否られてたみたいだけど。
 私は長い間、銭湯通いだったのですが、お風呂やシャワーのある部屋に越してから必ずトラブルがあるので、いやになります。

 今朝、窓の外の電線に鳥が止まっていました。


追記 10月になってやっと浴室の修理がすみました。風呂釜とバスタブも新しくなり、バランス釜じゃなくなったので、便利になりましたが、どうも薬っぽいにおいがする。バスタブが新しいからか、壊れた壁を修理した素材(パネル)のにおいなのか。ちょっとハウスシックっぽいんですが、この程度でハウスシックっぽくなるのでは、私は新築などとても住めないと思いました。

2011年7月26日火曜日

土曜日と月曜日

 土日は猫の写真を撮る人がたくさん来ているのだけど、午後6時すぎなら大丈夫かな、と思っていると、いつものこの猫がニャアニャア寄ってきた。

 ほかにもなじみの猫が2、3匹出てきて、あたりはとても静かだったので、もう誰もいないのかと思いきや、ちょっと移動したら、カメラマンがどどーっとたくさんいました(汗)。シャムくんとかにはとても近寄れず、テリトリーを移動するも、写真を撮れる時間はすぎていく。
 そして、これは上野公園の猫。すっかり暗くなっていましたが、街灯の下で、しかもじっとしていてくれたので、撮れました。

 そして月曜日。ビルの谷間にスカイツリーが見えた。

 猫スポットで、最初に出迎えてくれたのはこれ。最近、よく会う。

 この日はやたら黒猫が多く、かなりの数に遭遇。でも、区別がつかない。

 下の縞模様のはいつも寄ってくる猫。黒猫も1匹はやたらとじゃれついてくる。

 土曜日の白猫はいなかったけれど、シャムくんはいた。

 この前、撮った猫。まだなれてないようで、少し近寄っただけですぐ逃げる。

 黒い尻尾の先が白い。

 塀と家の間にじっとしている。

 塀の反対側のシャムくん。

 塀の左と右。

 同じテリトリーを少し移動。とにかく黒猫が多い。

 また戻ると、シャムくんが寝転がっていた。餌がほしいときは寄ってくるけど、まだスキンシップまでは行っていない。

 このテリトリーは新顔が多くて、ここで写真を撮っていると、別のテリトリーに着く頃には暗くなってしまいます。なので、このテリトリーの写真が多くなってしまっています。

2011年7月25日月曜日

「グリーン・アイス」絶版

 2002年9月に小学館から出たラウル・ホイットフィールド作「グリーン・アイス」の翻訳がついに絶版。アマゾンにはまだ在庫があるようですが、興味のある方はお早めに。

 実はこの小説、1930年の作品なんですが、舞台がピッツバーグなんです。作者のホイットフィールドはピッツバーグで新聞記者をしていた経験があるので、ピッツバーグの町が実にリアルに描かれています。今から80年も前の作品なので、町並みとか、だいぶ変わっているはずなんですが、それでも、通りや川や橋などの描写が、町を知っている人にはなじみのある描写なのだとか。
 私自身はピッツバーグは行ったことがありませんが、最近見た映画「スリーデイズ」の舞台がピッツバーグでした。この映画はフランス映画「すべて彼女のために」のリメイクで、ヴァンサン・ランドンが演じた主人公をラッセル・クロウが演じていて、ランドンはいかにも冷徹なプロって感じなのに、クロウは見るからに素人の一般人という雰囲気で、クロウの方がヘマしそうでハラハラしましたが、川や橋が多いので、脱獄しても町を封鎖するのが簡単、だから逃げるのがむずかしい、という設定でピッツバーグが選ばれたようです。
 映画ではペンギンズのジャージを着た人たちも登場し、また、主人公がピッツバーグからバッファローを経てトロントへ逃げるあたりもNHLファン的にはグーなのですが、映画に描かれたピッツバーグを見て、「グリーン・アイス」をちょっと思い出したりもしていたところだったのです。
 ホイットフィールドのもう1冊の翻訳、「ハリウッド・ボウルの殺人」は文庫だったので、あっという間に絶版でしたが、「グリーン・アイス」は単行本だったのでここまで引っ張ってもらえたのでしょうね。これで絶版になっていない私の翻訳書は昨年出た「クリント・イーストウッド:レトロスペクティヴ」と、ロングセラーの「魔法の猫」だけになりました。「魔法の猫」も最後に増刷されたのはずいぶん前のような気がする。また、「グリーン・アイス」は私の小説の翻訳としては最後に出た作品です。最後に翻訳した作品は2002年7月に出た「インソムニア」でしたが、「グリーン・アイス」は原稿を入れてから本が出るまで2年くらい待ちました。当時は小説の翻訳が売れなくなり、その一方で、原稿はたまっているという状態で、なかなか出してもらえない時期でした。それでも、翻訳させてもらえたのだからまだよかったので、そのあとは仕事そのものがなくなっていったのです。

2011年7月21日木曜日

台風一過、涼風

 台風が南を通ったので、北から涼しい風が吹き、少し寒いくらいだった木曜日。午後にはすっかり晴れたので、夕方に猫スポットへ。例の首輪をつけた飼い猫の住処には、もう1匹、茶色い猫が住み着いているようなのだけど、その茶色い方が写真を撮ろうとすると逃げてばかり。そこへ首輪の飼い猫が現れ、やたらなつくので、餌がほしいのかな、と思い、餌を置く。すると、さっきの茶色い猫がやってきて、その餌を食べ始めたのだ。が、しかし、首輪猫は黙ってそれを見ている。首輪猫の前にも餌を置いたのに、食べずに茶色い猫が食べるのをじっと見守っているのだ。

 貫禄のある、お母さんのような猫です。茶色い猫が食べ終わってから、餌を食べていました。まあ、飼い猫だから、私があげる必要はほんとはないんだけど。

 そばから、餌くれえ、っと、別の猫が。これもこの場所の常連。

 角度によっては意外にかわいい。

 例のシャム猫のいるテリトリーへ。この日はこの猫ともう1匹しか出てこなかった。

 そのもう1匹ですが、見覚えがない猫。

 じっとこっちを見ていて、近寄るとさっと逃げてしまった。

2011年7月18日月曜日

台風近づく

 台風が近いから、じめじめして、気温が高くて、風が強いです。
 カンカン照りの猫スポットを避けようとすると、午後6時半くらいになってしまう。それでもまだ日差しがある、陽だまりの猫。

 続いて、シャムくんのいるテリトリーへ行くと、その少し手前にこんな猫が。

 シャムくんのテリトリーでは、この猫が真っ先にお出迎え。

 シャムくん、登場。

 この日は何か、こっちに近づきたがっているようだったので、餌を置いたら、すぐ近くで食べてくれた。でも、触るのは遠慮。

 食べ終わると水を飲む。

 他の面々にも適度になつかれたあと、ウズラのテリトリーへ行く頃にはもう7時をすぎていて、フラッシュなしでは写真が撮れない。その後、さらに別のテリトリーに着く頃には7時半くらいになっていた。さすがにもう暗い。

2011年7月16日土曜日

暑いから

 塀の向こうへ行こうっと。

 木陰は涼しいよ。

 さもなきゃ日陰ででれっとしてよう。





 西日は暑い。

 向き合う猫。

 この前は餌をすぐそばで食べてくれたのに、しばらく会わなかったら、また以前の距離に戻ってしまった。ここは3年前はウズラと呼ばれる猫の定位置だったのだよ。

 先日、日本一有名な宝くじ売り場、西銀座チャンスセンターの前を通りかかったら、窓口にほとんど人が並んでいなかったので、思わず、伝説の1番窓口で、サマージャンボを買ってしまいました。どうせ300円しか当たらないけど、一度はここで買ってみたかった、しかも、並ばずに(3人くらいはいましたが、1番窓口はなんと2つあるので、すぐだった)。
 年末ジャンボは地元の売り場で買ったのですが(もちろん、300円しか当たりません)、その売り場、なんと、年末ジャンボが終わったら、撤去されてしまったのです。そういうのもちょっと寂しいので、次は有名な売り場にしようとは思ってたんですが。
 西銀座チャンスセンター(すごい名前だ)では、売り場の話題を書いたチラシを配っていました。普通は、並んでいるときにそれを読んで暇つぶすのでしょうね。