2014年3月30日日曜日

ハシェックのセレモニー&珍ゴール

ハシェックのセレモニーが行われた今日午前中のセイバーズ対ライトニングの試合。ラジオは聞いてませんでしたが、セレモニーの映像がアップされていました。
http://video.sabres.nhl.com/videocenter/console?catid=1018&id=590064&lang=en&navid=DL|BUF|home


さて、この試合、ライトニングがOT勝利したのですが、途中で前代未聞のゴールが。
http://video.nhl.com/videocenter/console?catid=35&id=590398&navid=nhl:topheads
2対2の同点のとき、セイバーズの選手がペナルティ。しかし、パックはライトニングの選手が持っていたので笛は吹かれず、セイバーズの選手がパックに触るまで試合が続行というディレイドペナルティの状態に。この場合、セイバーズの選手がゴールすることはありえないので、ライトニングはゴーリーを上げて6人攻撃となります。が、そのとき、ライトニングのスタムコスの打ったパックがなんと、ゴーリーのいない自陣のエンプティネットに。
ゴールはペナをしたセイバーズの選手コナチャー(と読むのかな)がセイバーズの中では最後にパックに触っていたので、彼のゴールになりました。
このあとライトニングは同点に追いつき、OTでスタムコスがゴールして勝利。汚名をそそぎました。

17年目の和解

アジアリーグのクレインズは今季は全日本選手権でも王子を破って優勝していて、全日本とアジアリーグの両方で優勝したのは7年ぶり2回目となります。
その7年前のW優勝に貢献した選手の1人が元セイバーズのデレク・プラント。何度も書いてますが、セイバーズのゴーリー、ドミニク・ハシェックとHCテッド・ノーランの間で確執があり、そうした背景の中、97年のプレーオフ・ファーストラウンドでハシェックが彼を批判する記者への暴行で出場停止、絶体絶命の危機を救ったのがデレクの同点ゴール(実際は相手のオウンゴール)とOTゴールであったというお話。デレクはハシェックとノーランの確執の真っただ中にいた選手だったのです。
デレクのゴールでセカンドラウンドへ進んだものの、出場停止が解けたハシェックはケガで出られず、セイバーズは敗退。そしてノーランはHCをやめ、ハシェックはその後、98年長野五輪でチェコに金メダルをもたらし、99年にはセイバーズをファイナルに導くが、ダラス・スターズのブレット・ハルの疑惑のゴールで敗退。このとき、プレーオフ前のトレード・デッドラインでダラスにトレードされたデレクが棚ぼたカップ獲得となったのでした(しかもハルはデレクの大学の先輩)。
セイバーズは当時のオーナーがその後刑務所に入ってしまうような山師だったこともあって破産寸前、このままセイバーズにいてもカップとれないと思ったハシェックがデトロイト・レッドウィングスにトレードを要求、ということがあったために、長い間、セイバーズ・ファンの間にはハシェックに対する悪感情がありました。ハシェック自身もしばらくの間はセイバーズを無視し続けていたのですが、レッドウィングスで2度目の優勝をしたとき、チームの記者会見でバッファローとセイバーズの元チームメイトたちに感謝の言葉を述べ、あまりにバッファローの話ばかりするのでレッドウィングス側が打ち切ろうとしたとか。このあたりからセイバーズのファンも過去を水に流そうという感じになっていったようです。
ハシェックはバッファローで貧しい子供たちのためのチャリティ活動を続けていますが、他チームに移ってもそうしたチャリティ活動でバッファローに来ていたようです。2年ほど前にはセイバーズの試合で記念フェイスオフもしていました。この頃からセイバーズの殿堂入りや永久欠番は視野に入っていたと思われます。
現地時間29日夜、日本時間30日午前の試合で、ハシェックのセイバーズ殿堂入りのセレモニーが行われることになっていますが、来季には39番を永久欠番にすることも決まりました。
ハシェックとノーランの確執が事件となった97年からすでに17年。現在、セイバーズのHCはそのノーランなわけですが、この2人が会って大丈夫かな、と思っていたら、2人が笑顔で握手している写真がありました(アップできないのが残念。セイバーズのファンの掲示板にあったのだけど、この掲示板は登録しないと閲覧できない)。さすがに17年もたっているので、どちらにとっても昔のことになっているようです。
というわけで、ハシェックとノーラン、17年目の和解、となったわけです。
関連記事(英語)
http://www.nhl.com/ice/news.htm?id=711748&navid=nhl:topheads


私がセイバーズをチェックするようになったのは2003年からなので、当然、ハシェックとノーランの時代も、デレクの活躍もリアルタイムでは知りませんでした。ただ、このハシェックとノーランの話があまりに有名なので、そこで劇的なゴールをしたデレクのことも知り、そのデレクがクレインズに来るというのでアジアリーグを見るようになったのでした。
デレクの追っかけをした2005年から2007年の2シーズンは、私にとってはとても幸せな時期でした。また、この2シーズンはセイバーズが非常に強かった時代でもありました。ダーシー・リギアGMとリンディ・ラフHCの作戦がみごとに当たり、ドゥルーリーとブリエアという2人のキャプテン、ゴーリーのミラーを中心に、派手さはないが実力のある選手たちのケミストリーが毎回すばらしい勝ち試合を見せてくれていました。本当に魅力的なチームでした(同じ頃のクレインズも)。
特に2006年のプレーオフは、ハシェックとノーランの確執の重要人物だったジョン・マックラーGMのオタワ・セネターズが優勝のためにハシェックを雇ったのにハシェックがケガで出られず、最強と思われたセネターズをセイバーズが粉砕してしまうという結末に。ポマンヴィルのOTゴールにデレクのOTゴールを思い出した人も多く、くやしがるマックラーの姿に大喜び。このあとハシェックは人間的に丸くなっていき、また、セイバーズ・ファンもハシェックが与えた痛みを癒すようになっていった気がします。
セイバーズは2007年にプレジデンツ・トロフィーを獲得したあと、低迷が続いていますが、クレインズは2009年にアジアリーグ制覇したあと、ちと低迷だったのだね。今季は2冠達成するようなチームとは思いませんでしたが、ここ一番に強くなったのかな。王子はオギリンのブレイクが驚きだったよね。2006年にはエアホッケー優勝者だったけど、今年はベストゴーリーになったんだから。

2014年3月29日土曜日

祝優勝!クレインズ

日本製紙クレインズは王子イーグルスを4対3で破り、ファイナル3勝1敗として、アジアリーグプレーオフ3度目の優勝、そして、ホーム釧路での初優勝を飾りました。
おめでとうございます。
もう2年くらいアジアリーグの試合を見に行っていなくて、クレインズも選手が知らない名前ばかりになってきて、心理的に遠ざかっていましたが、ようやくの釧路での優勝。長らくこの瞬間を待っていた、特に遠くへ遠征できない釧路周辺のファンの方たちのことを思うと、こみあげてくるものがあります。
試合は1ピリでクレインズ3対0とし、これは楽勝か、と思いきや、2ピリで4対3と1点差に追い詰められ、しかも同点ゴール?と思われたのがノーゴールとなって救われたという顛末。そして3ピリはどちらも1点も入らない攻防でかなりスピーディに進み、気がつくと残り3分。このあたりはクレインズ・ペースでしたが、最後の20秒くらいはやっぱり祈ってました。(あ、試合はネットラジオで聞いたのですよ。)
チームを応援で支えてきた応援団の面々も年をとり、転勤で釧路にいない人もいるようで、もうほんと、この辺で、釧路で優勝しなくちゃ、という時期でした。彼らのためにもうれしかったです。
観客動員数も3120人と、釧路アイスアリーナ新記録。が、この数字、消防法的には大丈夫?


さて、土曜日はうちの周辺はすっかりお花見日和で、桜もかなり咲いています。霊園とか上野公園より街中の方が暖かいのか、街中のお寺の桜はすでに見頃。写真も撮っているのだけど、相変わらずブロガーが対応してくれないのでアップできないでいます。
明日は風雨が強いらしいので、せっかくの日曜日なのにお花見は無理そう。

2014年3月26日水曜日

いよいよ花見シーズン

このところの暖かさで東京も桜がかなり咲き始めています。
ソメイヨシノ以外はもう満開近いのですが、今日、谷中霊園へ行ったら、ソメイヨシノが開花している木が!
ところで、この谷中霊園、今年から花見宴会が禁止になり、交番のある大通りの両側に宴会禁止の立札、ブルーシートは撤去します、の貼り紙がいっぱい。
さすがに交番があるから宴会強行はないだろうな、と思うけど、交番から遠いところはわかりません。でも、ここはお巡りさんがまわっているので、交番から遠くても撤退させられそう。
谷中霊園の花見宴会禁止について検索してみましたが、あまり出てきませんでした。ツイッターなどでは嘆いている人もいるようだけど、それほど話題にはなってない感じ。むしろ、これまでの花見客のマナーの悪さから起こったことで、自業自得、の声も。すぐそばに上野公園があるんだからそっちへ行けばいいのだけど。
その上野公園、いよいよぼんぼりがついて、本格的な花見宴会が始まっていました。まだ桜は一部しか咲いていませんが、提灯がたくさん飾ってある山の入口のところの枝垂桜など、一部の桜は満開。写真撮る人も多かった。大きなゴミ箱もあちこちに設置され、お花見マナーを守って上野公園で楽しくお花見しましょう、の看板が。谷中霊園も上野公園も台東区ですが、宴会は上野公園で、霊園では静かに花をめでる、という方針のようです。確かに宴会禁止で静かに花見する場所もありますからね。
ところで、先日、谷中霊園で、宴会禁止の貼り紙がいっぱいある場所の木の切り株に腰かけて、おにぎりを食べていたんだけど、これは宴会じゃないからいいのかな。注意はされなかったけど、まだ桜が咲いてなくて、昼間で、1人だったからよかったのかな。そういうのもこれからは禁止になるとちょっとしんどい。

悲願の地元優勝なるか?

レギュラーシーズンは圧倒的な強さを誇ったアジアリーグの王子イーグルス。プレーオフもセミファイナルはハイワンに圧勝でスイープ。続く日本製紙クレインズ相手のファイナルも苫小牧の第1戦はクレインズをぼこぼこに。こりゃあまたスイープかも、と数年前の悪夢がよみがえったのですが、第2戦はクレインズが楽勝。そして火曜の第3戦は互いに譲らず0対0のままOT突入。そしてクレインズがOT勝ちという劇的勝利で優勝に王手をかけました。
ファイナルはすべてFMくしろがネット生中継しているので、日本全国はおろか世界中で聞くことができます。第1戦、第2戦は聞いたのだが、第3戦は外出で聞けず。聞いていた人も見ていた人も息づまる攻防だったことでしょう。
そして舞台はクレインズ本拠地の釧路へ。土曜日にクレインズが勝てば悲願の地元胴上げです。
アジアリーグと全日本選手権では何度も優勝しているクレインズですが、まだ地元での優勝はなし。確かに上位でファイナルに進むとスイープしないと地元優勝はなし、ということで、可能ではあるけど条件的にむずかしいという場合もあったのですが、その一方で、条件的にできたはずなのにクレインズの自己責任でだめだった、ということも過去に何回かありました。
年は覚えてないけど、とりあえず、私の記憶にあるのを順不同で。


1 王子対クレインズのファイナル。この年は苫小牧で2戦、釧路で2戦、苫小牧で1戦のスケジュールだったので、クレインズがんばれば地元優勝のチャンスが大いにあったのに、苫小牧で連敗、その後釧路の最初の試合で王子の優勝を見るはめに(これは私も見た)。


2 釧路での全日本選手権。釧路でやるんだから優勝すれば地元胴上げだったのに、決勝戦で敗れる。相手は西武だったかな。ここ一番で地元で弱いクレインズを実証。


3 西武プリンスラビッツ終焉の年。ファイナルは西武対クレインズ。東伏見で2試合、釧路で3試合、東伏見で2試合というスケジュール。クレインズは東伏見で1勝1敗とし、釧路で2勝。次も勝てば地元胴上げだったが、西武が意地を見せて東伏見に帰る。結局、第7戦を制したクレインズの優勝。この年はプレーオフは7戦方式で、関係者は大変だったろうけど、試合的にはすごく盛り上がった。


4 アニャンハルラ対クレインズのファイナル。スケジュールはアニャン(韓国)で3試合、釧路で2試合。クレインズは敵地で2敗するが、第3戦は勝ち、釧路での第4戦は終了寸前に同点に追いつき、OTで勝利。その勢いで次の試合も勝てば地元胴上げだったが、最終戦はハルラが逆にOT勝利でハルラ初優勝。この釧路での2戦は相当に盛り上がったようだ。


私は1は苫小牧と釧路に遠征して3試合全部見ましたが、2と4は行かず。3は東伏見の4試合のみ観戦。3と4はとにかく劇的で、地元優勝のことより試合のすごさ、すばらしさの方が記憶に残ったと思いますが、落ち着いてくると、なんでクレインズは地元優勝できないの?という疑問がファンからわいてくるのです。
で、今回のファイナルは地元優勝に最も近い、というか、近さという点では2の全日本選手権に並ぶでしょう。1は王子強すぎ、3と4はこれだけ白熱した試合だから地元胴上げなくてもしかたないと思えますが、今回は、もう王子強すぎじゃなくなってきたようだし、あとはクレインズがやるしかない、という気がします。
今季はセミファイナルが韓国でのスイープだったので、釧路ではまだプレーオフの試合がなく、第4戦のチケットは売れに売れているよう。その上、地元胴上げの可能性もあるので、超満員は間違いなし。いいなあ、行ける人。

2014年3月24日月曜日

女子力とか人間力とか

理研のスタップ細胞問題については千日ブログというのがわかりやすく面白くまとめていて、参考になるのですが、今日の記事は、理研は9割が国民の税金なのに、イタリアの高級家具を買ったり、ぜいたくしている。なのに、さらに予算を多くしようとしている、という記事。
http://1000nichi.blog73.fc2.com/blog-entry-4859.html
ここに書いてありますが、優秀な人材に研究費を出すならわかるけど、小保方氏や彼女をチェックできなかった人たちに潤沢な資金を与えて、本当に優秀でがんばっている人に研究費がまわらない、ということが実際に起きているのではないかと思います。
前の記事で、日本はおじさんにかわいがられる女性は研究などしていなくてもアカデミックポストが得られるという話を書きましたが、そういう悪い意味での女子力、悪い意味での人間力がはびこっているのが日本の現実で、そういうところでは本当に優秀な人ははじかれ、悪い意味での女子力や人間力のある人(要するに、要領がよくてずるくてまわりに受けるやつ)が得をし、結局、それは日本の発展や日本人の幸福にはつながらない、という気がしてならないのです。
たとえば就職活動では人間力が大事と言われ、大学での勉強などの本人の努力はバカにされることさえあるとか。おじさんにかわいがられる方が受ける、のは、なにも女性だけではないのです。
ところが、日本では人間力などというものは要領のよさだったりまわりの受けだったりするのに、大学入試まで人間力重視とか言い出しているとか。
いろいろなところで指摘されていますが、人間力というのは生まれや育ちが大きく影響します。裕福で地位の高い家に生まれた人は裕福で地位の高い人と幼い頃からつきあうことができ、それが人間力になりますが、貧しい人、文化的に乏しい地域に生まれた人は最初からハンディがあります。
国立大の医学部では面接重視にしているところが多く、その結果、高校を卒業せずに卒業資格試験に合格した人や、年齢の高い人は学力があっても面接ではねられてしまうというケースが見られるそうです。つまり、日本では人間力とは、恵まれた家に生まれ育ち、きちんと高校を卒業し、そのあとすぐに大学受験する人で、ドロップアウトしたり、恵まれない環境で育った人は最初からアウトなのです。
私自身はもう今更、小保方的女子力で出世する人を羨んでもしかたないですが、これからの日本を考えると、こういう間違った人間力、女子力を重視することの将来を憂えてしまいます(まあ、どうせあと10年くらいしか生きないだろうからどうでもいいっちゃどうでもいいんだけど)。

2014年3月18日火曜日

ハシェック、セイバーズの殿堂入りへ

すでに3月6日にリリースされたニュースなのですが、90年代から2001年までセイバーズで活躍し、長野五輪ではチェコに金メダルをもたらしたゴーリー、ドミニク・ハシェックのセイバーズの殿堂入りが決まり、3月29日の対ライトニング戦でセレモニーが行われます。
ニュース記事(英語)。
http://sabres.nhl.com/club/news.htm?id=708213
で、私はセイバーズにファンとして一応登録してあるのですが、この試合の最上階の席を半額でご提供、というメールがさっき来てました。
78ドルのところ39ドルだそうです。
ふうん、セレモニーがあるのに席が余ってるのね。
永久欠番のセレモニーではありません。
それより、今季途中からセイバーズの監督(ヘッドコーチという言い方ではないが)になったテッド・ノーランはかつてハシェックと犬猿の仲で、大変な騒動になったという間柄なのですが、そのノーランがいるときにセレモニーするってことは、ノーランとは和解したってことでしょうか?
そのノーランはセイバーズと来季以降も契約しそうな雰囲気。
ヴァネクもミラーも放出したセイバーズ、来季以降、果たしてどうなることか。
そうそう、ミラーのトレードの直後、パット・ラフォンテーヌがセイバーズを去ったのです。理由はわからず、ラフォンテーヌの都合なのか、あるいはクビになったのかもわからず。ラフォンテーヌがセイバーズのスタッフになってあれだけ喜んでいたデレクはどうなんでしょうか(あわよくば自分がコーチに、なんて思ってたのかしらん)。デレクはまさにハシェック対ノーランの時代に活躍した選手だったのですが。
ハシェックのセイバーズ殿堂入りが決まったのがラフォンテーヌがセイバーズを去ったあとというタイミングだったので、なんとなくファンを引き留める策の1つなのかな、という感じもします。過去もいいけど、現在と未来をなんとかせい!


クレインズは韓国でスイープしちゃたので、先週末は釧路で試合なし。今週末に苫小牧でいよいよファイナル。スイープはあるまいと思って、先週末に釧路行きを考えていたけれど、体調よくないので断念、その後、また風邪をひいて釧路行きやめてよかった、と思ったのですが、クレインズのスイープ勝ち抜けでほんとに釧路行きやめてよかったになりました。
何年か前だけど、苫小牧で王子とファイナルやったとき、当時は2戦、移動、2戦、移動、1戦で、私は苫小牧で2戦見て、いったん東京に帰り、次の2戦見るべく釧路へ行ったのですが、クレインズはスイープされちまって、釧路での1試合目で王子に優勝されてしまったのです。もうあの轍は踏まないでいただきたいものです。


追記 デレクのシーズンはとっくに終わっていた。コーチをしているミネソタ大学ダルース校のブルドッグス、プレーオフには出たが、あっさり敗退していた。3年前の優勝のあと、低迷が続いている。

2014年3月17日月曜日

偽ベートーベンもかすんだ論文疑惑

昨夜はNHKが偽ベートーベン・佐村河内氏についての検証番組を放送したようですが、検証と呼べるものではない、ただの謝罪、というきびしい意見も。
しかし、その後発覚した理研の論文ねつ造事件がこの偽ベートーベンを遥かに上回る仰天事件だったので、今や偽ベートーベンなんかどうでもよくなった人も多いのではないでしょうか。
なにより、偽ベートーベンはまだ無名の頃から18年くらいずっとやっていた、つまり付け焼刃じゃなかったのですが、理研のねつ造事件はただの付け焼刃なのですぐにバレたというお粗末さ。
私は当初はこのSTAP細胞の件は、へえ、そう、くらいの認識しかなく、リケジョの星とか、ピンクの壁の実験室とか、ムーミンとか、スッポンとか、ゴスロリふうのブラウスにミニスカとか、指輪とか、祖母の割烹着とか、ああ、またやってるなマスコミ、くらいにしか思いませんでした。もともと興味のある世界ではなかったし、ノーベル賞確実、なんていうのも、ふーん、そういやなんとか細胞の山中教授も受賞したから、あるのかな、くらい。
が、その後、「ネイチャー」掲載論文の画像がまったく関係ない博士露文の画像のコピペとか、その博士論文がまた20ページ以上にわたって他人の文章のコピペとか、それ以外にも出るわ出るわ。この小保方氏は論文の数は少ないそうですが、少ないのにコピペの山らしいので、いったいこの人、何が面白くて論文書いてるの? 研究してるの? という怒りがまずありました。また美人と言われたその顔が、確かに平安時代なら美人の顔立ちだと思いますが、なんというか、その雰囲気や表情が、いかにもおじさま好みに見えたので、おじさん科学者を手玉にとって出てきた女詐欺師か、と思ってしまったのです。
しかし、このところのいろいろな記事を見ていると、もしかして、小保方氏はおじさん科学者たちに利用されたのでは、主犯ではなく従犯だったのでは、という気もしてきました。
もともとピンクの実験室には棚の上に薬品がまったくなく、あれで実験しているのか、という疑問があり、また、白衣は使い捨てなのに祖母の割烹着を着続けているのはおかしい、とか、割烹着が新しすぎる(伊勢丹で買った?)とか、理系の世界を知る人から疑問が出ていました。で、これは理研の上司たちが小保方氏を売り込むために仕組んだのだ、という記事が。
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20140315070914336
そして理研の会見では小保方氏を未熟者と決めつけ、小保方氏だけに罪を着せようとしている、という批判も出てきているようです。
http://www.j-cast.com/2014/03/17199446.html?p=all
この記事では、割烹着などは理研の演出ではないと否定しているそうですが、30歳の女性が勝手にあんなことできるのかという疑問が。
それはともかく、理系の世界に詳しい人の意見をいくつか見て、小保方氏はただの助手だったのかな、という感じもしてきています。上の方のリンク(中日新聞)に小保方氏を取り巻くおじさん研究者たちの図が出ていますが、小保方氏はハーヴァード大学に留学中、STAP細胞を提唱するバカンティ氏に気に入られ、この研究に加わるようになり、その後2011年に例のコピペだらけの博士論文を出し、理研に就職。副センター長笹井氏のもとでSTAP細胞の実験をするわけですが、「ネイチャー」論文は画像は小保方氏のものだが、論文の構成は笹井氏がやったとのこと(こっちの論文の文章にもコピペがあったのだが)。
つまり、小保方氏はバカンティ氏や笹井氏の指導に従って実験をしていたが、なかなか成果が出ないので、タイムリミットも迫ってるし、でねつ造してしまったのでは? と言われてもいるのですが、もし仮にSTAP細胞が本当に作れていたとしたら、ノーベル賞はバカンティ氏と笹井氏がもらう可能性が高かったのだろうか? 実際、小保方氏をノーベル賞と結びつけていたメディアは日刊ゲンダイだけだというし。
また、小保方氏が言ったという「コピペがいけないという認識はなかった」というのも理研の会見でおじさん科学者が言ったことなわけで、ほんとに小保方氏がそう言ったのかもわからないです。小保方氏はいけないことだとは知っていたけど、STAP細胞の実験をさせるから早く博士論文書け、コピペでもなんでもいいから、どうせ早大はわかりやしないよ、とか言われてやっちゃったのかも。そして、「ネイチャー」論文もその路線でやってしまったのかもしれないわけです。
おじさん科学者たちは若い研究者に実験させて、それで成果がなければお払い箱にすればいいわけで、小保方氏自身の身から出た錆の面は大きいとはいえ、地位を得ているおじさん科学者たちは責任ないのか! と、感じるようになってきたのです。唯一、科学者としての良心に従った若山氏ですが、彼は噴出する疑問に理研も小保方氏もまったく答えないときに、小保方氏のために一生懸命答えていた人で、今回の面々で唯一、科学者の良心を感じさせます。
まあ、このあとどういう展開になるかわかりませんが、もっとすごいことが起きて、この件も忘れられてしまうのだろうか。

2014年3月16日日曜日

買ってよかったもの

2月からラジオ買ったりヘッドフォン買ったりしていて、貧乏な私としてはちょっと出費がかさんでいるけれど、このところの買い物は成功率高い。
一番最近買ったのはこれ。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%97%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%B0-CAPTAIN-STAG-%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%83%9F%E3%83%8B-M-3865/dp/B001ULCFEC/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1394895354&sr=8-1&keywords=captain+stag+%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%97%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%B0+3865
キャンプ用の折りたたみ椅子だが、なんと、近所のホームセンターで798円だった。
色は上のブラックと、ブルーとグリーン。ブルーが一番売れていたようだ。
このミニサイズが798円、もう少し大きいサイズが898円で、ミニだと太めの人は狭いかもしれない。私も100円違いなら大きい方がよかったかなと思うが、それは買ってみないとわからないし、今のところこれで満足。私は大学4年生になって1人暮らししたときから部屋に机と椅子がなく、ずっと畳に座卓で勉強、研究、執筆、翻訳をしてきたのだ。しかし、ぎっくり腰やった頃からリラックスできる椅子が1つあるといいな、と思うようになった。特に今はフローリングなので、できれば椅子と机、と思ったが、また引っ越す公算が高いので、とりあえずリラックスできる椅子、と思っていたら、上の椅子が激安であったのだった(アマゾンで検索して、もとの値段を見てびっくり)。
2月に買ったラジオ、コードレスヘッドフォン、高いヘッドフォン、どれもよく使っていて、買い物成功4連発というところ。特にオーディオテクニカの高いヘッドフォンは先月43800円で買ったのが、最近ヨドバシの通販で59800円になっているのを知った。3月まで待たなくてよかった。


追記 3月22日、上のオーディオテクニカのヘッドフォン、ヨドバシの通販でなぜか一気に42600円に下がっていた。理解不能。

2014年3月15日土曜日

早大理工のコピペ文化

出ちゃいましたね、内部告発。
早稲田大学の理工系におけるコピペ文化について。
http://anond.hatelabo.jp/20140314233406
この人は国立の大学院へ進学したので、早稲田理工系のコピペ文化の異常さに気づいたのですが、早稲田の理工系しか知らないと、気づくことさえできないでしょう。
小保方晴子「やってはいけないことだとは知らなかった」。
でもねえ、小保方(偽?)博士は一応ハーヴァード大学にも行ってるわけですが、そこで気づかなかったのですかね?


最近地に落ちたと言われている早稲田大学ですが、昨年は非正規職員は5年たったら無期雇用にしないといけないという法律ができたので、早稲田は早速非常勤講師は5年でクビの規定を、非常勤講師が来れない時期に作ってしまい、問題になりました。その後、非正規は5年でクビにして、半年後にまた雇えば無期雇用にしないでいいというので、どこかで半年休んでください、その時期を書いてください、というアンケートを非常勤講師に配ったのです(これは非常勤講師組合の抗議で謝罪撤回)。そして、その後は非常勤講師の偽装請負が発覚。このあたりは首都圏非常勤講師組合のサイトに詳しく書かれています。
早稲田大学は派遣会社を作って、非常勤の職員や講師はそこから派遣という形でやっていて、そこからの派遣の人は3年でクビ。かなーりブラックな大学です。
そんな労働環境ではブラックな大学から、研究でもブラックな話題が出てしまったというのが小保方論文ねつ造疑惑、というか、すでにねつ造・剽窃・関係ない博士論文のコピペ部分がネイチャー論文と博士論文で大量に発覚してしまい、実験をしたのかさえ疑わしいと言われています。


それはともかく。
今回の件で思ったのは、私大に理系学部は必要なのか、ということ。
私大では医学部など医療・看護・薬学系(一言でいうと病院系ね)は大変栄えていますが、理工系のような研究分野となると、関東では東大などの国立大が一番で、それに続く私大はというと、東京理科大と早稲田の理工くらいしか思いつかない。理科大はさすがに理系だけなので特別だと思いますが、早稲田みたいなところはほかに有名学部が文系にあるわけで、予算はそっちにとられてしまう。しかし、理系の研究は研究費がものすごくかかる。お金がなければ研究ができない。だから本気で理系の研究をしたい人は、関東の国立大がだめなら地方の国立大へ行きます。駅弁大学と言われようが、その方が研究の設備が整い、研究費もあり、そしてなにより授業料が国立大文系と同じ。文系の場合、今は、金がないなら国立へ行けと言われても、国立大と私大の文系では授業料がほとんど変わりません。しかし、理系なら、まさに金がないなら、いや金があっても国立の方がいいのです。
本当に研究をしたい人は本当に新しいことを見つけたいので、コピペ文化に満足するはずがありません。文系では卒論を書きたい人と書きたくない人がはっきりしていて、書きたい人は読書が好きで文章を書くのが好きです。こういう人はコピペなどしても面白くないので、自分の言葉で自分の言いたいことを書きます。評論やエッセイならそれだけでもいいのですが、論文の場合は、自分の意見の証明として注釈や参考文献をつけます。注釈や文献で自分の文章を補強するのです。
卒論が書きたくない人はそもそも自分の意見を自分の文章で書くのが苦手なので、コピペしたくなるでしょうが、最近の大学ではそういう人のために卒論にかわる単位で卒業できるようになっているところも多いようです(私はその方がいいと思います)。
残念なのは、自分の意見を自分の文章で書くのが苦手な人で、コピペで卒論を書いてきたような人が、小保方(偽?)博士を擁護し、コピペのどこが悪いと言っていることです。こういう人を、アメリカの作家・思想家アイン・ランドは「セコンドハンド人間」、「セコハン人間」と呼びました。私はランドの思想は、「貧乏人は自己責任だから社会が助ける必要はない」というところは絶対に反対で、また、ランドのような信者の多い人には警戒心を感じるので、この人についてはあまり書きたくはないですが、それでもこの「セコハン人間」批判、特に、「セコハン人間が権力を持ちたがると危険」という言葉(小説「水源」より)には同意します。小保方氏が仮に偶然スタップ細胞を作ったとして、それでノーベル賞をあげるのはいいですが、こういうセコハン人間が科学の世界で権力を持つことがよいことかどうかを考えた方がいいと思います(セコハン人間を作り出す早稲田理工と、そのセコハン人間を利用した理研ももちろん問題です)。
それにしても今の日本は、ランドの提唱する極端な資本主義「貧乏人は自己責任だから社会が助ける必要はない」という思想と、ランドの批判するセコハン人間の両方が社会を覆っているという感じがします。

2014年3月10日月曜日

また風邪

1月に風邪で寝込み、ついでにぎっくり腰までやってしまったのですが、ここに来てまた風邪をひいてしまいました。今回は熱は上がらず、寝込まずにすんでいますが、ひと冬に2回風邪ひくなんてワタクシ的には前代未聞。寄る年波には勝てず、か。釧路に行くのやめてよかった。
さてさて、クレインズは韓国でサンム相手に2連勝、ファイナルへの王手をかけました。
やっぱりアウェーに強いな、クレインズ。また、サンムもプレーオフとなるとロースターの人数不足が影響したのではないか、と。もうこうなったら3タテでさっさとファイナル進出を決めた方がよいですね。私は戦前からクレインズが韓国で王手をかける、と思っていましたが、勝ち、負け、勝ちの2勝1敗と予想していたので、2連勝は予想外。が、ここでサンムに踏みとどまられてしまうと、ホームに弱いクレインズはとっても不安なので、やはり3試合目で決めていただきたいものです。
一方、王子もハイワン相手に2連勝で王手ですね。こっちは王子が一方的に勝っていて、ハイワンの井上ゴーリーは初プレーオフの洗礼を受けているようです。


高いヘッドフォンを買ったので、段ボール箱からクラシックのCDを何枚か出して聞いています。久々にピエール・アモワイヤルのCDを聞いているのですが、アモワイヤルはもう引退したかな、と思って調べてみたら、全然現役だった。日本でもしょっちゅうコンサートしているみたいで、日本人でアモワイヤルの弟子になっている人もけっこういるよう。なんか、調べてみたら、私が熱心にCD買っていた頃より今の方が有名になってるみたいだぞ、アモワイヤル。私が熱心に買っていたのは80年代末から90年代くらいかな。その頃はアモワイヤルは日本では知る人ぞ知る感じでしたが、90年代末あたりから来日して演奏会するようになって知られるようになったのでしょうか。弟子になった日本人がブログで、アモワイヤルから聞いたハイフェッツ(アモワイヤルの師匠)の思い出を書いていて、なかなか面白かったです。アモワイヤルが好きな人はやはりハイフェッツが好きですね。写真見るとさすがに髪は白っぽくなり、顔も年とった感じですが、なんか人間的にとてもいい人みたいで、顔の表情とか柔和でよい。


偽ベートーベンこと佐村河内氏が替え玉暴露されてしまったちょうどその頃、日本ではリケジョの星、小保方氏がSTAP細胞なるものを作り出すのに成功したとして騒がれていたのですが、この小保方氏も最近は女・森口とか女・佐村河内とか言われて、なんかこの人も詐欺師だったのか、という感じになってきています。
そもそも、この小保方氏の論文は発表直後からネット上で疑問の声が上がっていて、偽ベートーベンと同じかもしれないと当時から疑っていた人はいたようですが、その後、画像やデータの使い回しが発覚し、その論文だけでなく他の論文にも疑問が出て、ついに共同研究者が論文取り下げを要請。分野は全然違うけど、偽キュリー夫人だったのか?(キュリー夫人は原子物理学なので分野が違いますが、一応、リケジョってことで)。
もともと佐村河内氏も小保方氏も騒がれ方がおかしかったというか、かたや聴覚障碍者で被ばく二世を売りにし、かたや若い女性でゴスロリの服装や指輪が話題になり、という、マスコミが飛びつく要素が前面に出ていた感はあります。しかも、障碍者、被ばく二世、若い女性となると、社会的弱者のイメージがあるので、疑いを持ちにくい。
佐村河内氏の場合は、周囲は知っていたのにわざとだまされていたんじゃないか、みたいな感じがありましたが、小保方氏の場合はグループで研究していたので、もしもほんとにねつ造だったら(その可能性がかなり高そうなんですが)、研究所や大学がからんでのねつ造ということになり、これは大問題になりそうです。
なんにしても、サムラゴーチックな人々と、それにとびつきたがるマスコミが目立つ今日この頃。佐村河内氏は記者会見して目立ちたがりなところを見せましたが、小保方氏は論文を批判されたら一晩泣き明かしたという人なので、雲隠れしたままでしょうね。

2014年3月8日土曜日

ルーウィン・デイヴィスが見捨てた猫

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス」を見た。
コーエン兄弟の新作でカンヌ映画祭グランプリ作品。1960年代に実在した歌手をモデルにした人物ルーウィン・デイヴィスの生き方を描く。
が、私の心に残った第一の感想は、「途中で置き去りにした猫はどうなったんだ?」
デイヴィスは売れない歌手なので金がなく、知り合いの家を泊まり歩いて生活しているが、泊めてくれた友人の大学教授夫妻のマンションの猫がデイヴィスと一緒にドアの外に出てしまい、ドアは自動ロック、鍵もない、というわけで、デイヴィスは猫を連れて出かけるはめに。
この猫が茶トラというか、茶色いアメショーという感じで、やせていて細長いしっぽ。デイヴィスが地下鉄に乗ると(ニューヨークです)、猫が窓の外を眺め、次々と通り過ぎる駅の名前が見える。猫目線だ。
しかし、じっとしていない猫は逃げ出してしまう。その後、通りでそっくりの猫を見つけ、友人のマンションに連れ帰るが、別猫と判明。本物はオスで、この猫はメスだったのでわかったということになっているが、一目でわかりそうなものだけどねえ(鼻のあたりの色が違ってたと思う)。
それで今度はこの猫を連れ歩くことになるが、仕事のためにミュージシャンと車でシカゴへ行ったとき、ミュージシャンが麻薬で倒れてしまい、おまけに運転手が逮捕され、デイヴィスはミュージシャンと猫を車に残して去ってしまう。このとき、猫がじっとデイヴィスを見つめるんだけど、彼はドアを閉めて去っていく。
ニューヨークへ帰るとき、ヒッチハイクした車で運転をかわり、夜道を走っていると、黄色い小動物が飛び出してくる。急ブレーキをかけて停めると、車の前面に血が。しかし、キツネと思わるその動物は足をひきずりながら森の中へ消えていく。デイヴィスは見捨てた猫だと思ったのだろうか。
ニューヨークへ帰ると、映画館ではディズニーの「三匹荒野を行く」という映画がかかっている。何百キロも旅して帰ってきた犬と猫の話。
友人の大学教授のマンションでは飼い猫が戻ってきていた。泊めてもらったデイヴィスが目覚めると、目の前に猫の顔が。この猫、彼が好きらしい。
今ここで書いた話はこの映画の紹介ではあまり書かれない話だと思う。猫のところだけ引き出した話だから。これ以外にもいろいろなエピソードがある。女性を次々妊娠させては中絶させているらしいことも。デイヴィス自身が野良猫っぽい感じもする。デイヴィスが見捨てたあの猫は麻薬で倒れたミュージシャンと一緒に助けられたのだろうか。

2014年3月6日木曜日

あんまりだ。

キム・ヨナ選手とキム・ウォンジュン選手の熱愛が報道されてますが、ウォンジュン選手については「アジアリーグのアイスホッケー選手」とだけでチーム名もなかったり、あってもアジアリーグで通っているデミョンサンムという名前になってない!
おまけにキム・ヨナ嫌いの日本人がキム・ウォンジュンなんて知らないし知りたくもないとかコメントしている。
このウォンジュン選手の所属するサンムが今週末、韓国で日本製紙クレインズとセミファイナルを戦うことなどどこも書いていない。そして、韓国で3タテがなければ、来週末、釧路に来ることも。
もう、こういうところでアジアリーグ宣伝しろよ!
クレインズ対サンムのセミファイナルはすごく見たくて、3タテはたぶんないから来週末釧路へ行こうと思ったのですが、1月からの体調不良がまだ続いているので断念。クレインズはアウェーの方が強いから、王手をかけて釧路に戻ってくれると思います。
しかし、サンムってまだ見たことないのだが、非常に試合運びがうまくて、日本人も「好きになってしまう」とかコメントしているので、ほんと、見たかったです。

2014年3月2日日曜日

さらばライアン・ミラー

トレードの噂がずっとあったセイバーズのライアン・ミラーがついにセントルイス・ブルースにトレード。一緒にキャプテンのスティーヴ・オットもトレードされ、かわりにセイバーズはハラク、ステュアートとプロスペクトやドラフト1巡目をゲット。しかし、ハラクは今季でUFAになるので、すぐに他チームにトレードされるのではないかという噂も。ハラクはゴーリーとしての数字はミラー並みにいいのだが、好不調の波が激しく、いいときはいいが悪いときはまるでだめらしい。ソチ五輪ではだめだったそうな。ミラーも五輪ではクイックに出番を奪われていたようだが。とにかく、ブルースはミラーがいれば今季カップ獲得も夢じゃないそうで、ミラーにとってもよいトレードとなりそう。
セイバーズはバックアップのエンロスがけっこうよくて、このままスターターに昇格でもいいのではないかと言われていて、だからハラクはいらないのかなーという予想があるわけ。
とにかく、ミラーのトレードが決まり、その日のサンノゼ戦はゴーリーがエンロス1人になってしまったので、急遽、特別にバックアップを外部から連れてきたとのこと。掲示板では最初、バックアップはビロン、というジョークが出てました。元セイバーズのビロンは今季途中で引退したので。しかし、今となってはなつかしい、ビロン、ノロネン、ミラーの3人がいた時代。その頃セイバーズを知って、ファンになり、ネットラジオを聞いて応援していたのだった。その頃にセイバーズにいた選手はすべていなくなり、今一番古株のセイバーズはスタッフォードなのだそうだ。


東伏見では土日がアジアリーグ・レギュラーシーズン最終決戦。土曜はFMくしろのネット生中継を聞いていた。なんか王子がシュート打ちまくり、それを必死で止める石川、という感じだったみたい。クレインズは日曜に60分勝ちして、韓国のサンムがハイワンに60分負けすると2位でプレーオフとなる。2位3位はクレインズとサンムのどちらかと決まっているが、4位が大混戦で、土曜で試合全部終わったハルラ、日曜に最終戦のハイワンとブレイズのいずれにもチャンスが。なんか久々にハイワンにプレーオフに出てほしいなあ。井上ゴーリー、初プレーオフになるのだよね。ハイワンがんばれ。