2019年9月29日日曜日

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト」(「ウェスタン」)@丸の内ピカデリー

DVDでしか見たことのなかった「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト」(旧題「ウェスタン」)を丸の内ピカデリーへ見に行きました。


「ウェスタン」は「シェーン」、「昼下りの決斗」に続く、私の好きな西部劇第3位。
3作とも正統派西部劇から見たら異端の作品ですが、ジョン・フォードやハワード・ホークスなどの正統派も好きだけど、愛着が強いのはなぜかこれらの作品。
「シェーン」は名匠ジョージ・スティーヴンス監督の名作としての誉れ高く、「昼下りの決斗」はサム・ペキンパーの初期の作品なので新しい才能として注目されただろうと思いますが、マカロニ・ウェスタンの巨匠として地位を築いていたセルジオ・レオーネの「ウェスタン」は初公開当時はあまり理解されてなかったらしい。
文芸路線のスティーヴンスが、とか、ペキンパーという新しい才能が、じゃなくて、巨匠のレオーネが異端の西部劇を作ったから当惑されてしまったのか?
遺作の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」もそうだけど、「ウェスタン」も「~アメリカ」もアメリカで受けなかったのがそもそもの不運で、それでどちらもアメリカでは短縮版にされて公開されたから余計正しく理解されなかったようだ。
日本でも「ウェスタン」は短縮版の公開だったので、完全版の劇場公開は今回が初めてのとのこと(DVDは完全版)。
一方、日本での「~アメリカ」の初公開も短縮版だったのだが、これはアメリカとはまったく違う短縮版で、その辺の事情はキネ旬に書いたが、日本には完全版が来ていたのに、大人の事情で20分ほど切られてしまったのだ。
今年のはじめに午前十時の映画祭で「~アメリカ」の完全版にさらにプラスしたディレクターズ・カットが上映され、そして今度は「ウェスタン」の完全版が「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト」と原題どおりのタイトルになって27日金曜日から公開。レオーネの代表作が2本とも映画館で完全版が上映されてなくて、何十年もたってやっと両方の完全版が公開されたわけで、まあ、長生きするもんだと心から思ったのであります。
ちなみに、「ウェスタン」が新宿プラザのこけら落としで公開されたときのことはよく覚えているのですが、当時、まだ中学生だった私はマカロニ・ウェスタンが苦手で、レオーネの映画は見ようとも思わなかったのです。なので、だいぶたってDVDで見たのが初めて。
「~アメリカ」の方はマリオンの日劇のこけら落としだったので、レオーネの2作は新宿プラザ、日劇という、東宝の顔になる映画館のこけら落としに選ばれたのだから、どちらも期待された作品だったと想像できます。が、「~アメリカ」は大ヒットして、観客にも評論家にも高評価だったけれど、「ウェスタン」はあまり理解されずヒットもしなかったらしい。
「ウェスタン」に関しては当時のことはあまり記憶にないのだけど、どうだったのだろうか。

というわけで、35年前に「~アメリカ」がこけら落としとして上映された日劇のあったビル、マリオンの日劇プラザの向かい側にあった、そして今もある丸の内ピカデリー1で「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト」を見てまいりました。
しかし、なんだな、私はやっぱり「ウェスタン」のタイトルの方が愛着があるなあ。「ワンス・アポン~」のタイトルはこの映画が元祖とはいえ、やはり今ではこのタイトル、ちょっと手垢がついた感じがあり、慣れ親しんだ「ウェスタン」のタイトルの方が好きだ。
古い映画を別のタイトル、特に原題に忠実なタイトルで再公開することは時々あるけれど、新しいタイトルの方が定着したことは果たしてあるのだろうか。
「ウェスタン」の頃はそのままカタカナ・タイトルというのがほとんどなかった時代で、仮に原題どおりにするなら「昔、西部で」のような和訳にせざるを得なかっただろう。
私は「ウェスタン」というタイトルは味があってよいと思うんだよね。
「西部劇」が正統派の西部劇だとしたら、「ウェスタン」って、ちょっと異端ぽくてよくない?
異端の西部劇のタイトルとして、けっこういいんじゃないかと思うのです。
この映画と「~アメリカ」がなんでアメリカで受けなかったというと、それは、アメリカの物語をヨーロッパの文法で映画にしてるからだと私は思っています。
アメリカ人の立場に立てば、きっと気持ち悪いだろうな、てのは想像できる。
なんというか、あの、えんえんと引き伸ばしていく描き方とか、もう全然アメリカじゃないわけで、なのに話はアメリカ。日本の話を全然日本じゃない描き方で描かれたら、と思うとわかる気がする。
アメリカはさ、もっとテキパキしていたいんだよね。
でも、日本人にはあのヨーロッパ的えんえんが感覚的に合うと思うのだけど。
だから、「ウェスタン」が日本でも理解されなかったのってのはどうなのかなと少し興味がある。

それはさておき。
丸の内ピカデリーの大画面で見る「ウェスタン」はやはり最高でした。
音響がまたいいんだよね。
閉館した日劇3館は、ラストショウのときは音響ひどかったけど、丸の内ピカデリーはかねてから音響に力入れてたから違うわ。(日劇の方はおしゃれなプラネタリウムになっていました。)
丸の内ピカデリー1のスクリーンは幅が15メートルかそこらで、これより大きいスクリーンのあるシネコンは珍しくないけど、いつも行くようなシネコンの最大スクリーンと比べても、丸の内ピカデリーの方が迫力を感じる。
シネコンのスクリーンは上下左右に黒い部分がある=スクリーンを全部使っていない場合がけっこうあるけれど、ここは上下左右いっぱいに映像が映るから。
あと、2階席があるので、天井が高いのも影響してるのかな。
なにかとにかくシネコンとは全然違う雰囲気。来たのは5年ぶりだったけれど、ここが残ってくれていてよかったと思う。
とりあえず、この映画を見ようと思っている首都圏の方は、ぜひとも丸の内ピカデリーで! 上の写真のようなポスターの展示があります。2階席もいいけれど、1階の真ん中か少し前の列から見上げるのがおすすめ。実際、そのあたりの埋まり具合がよいです。

丸の内ピカデリーは午前中と夜の上映だけど、土曜日は午後の回だったので、帰りが遅くならないですむのでこの回にしました。最後に映画評論家2人のトークショーがあり、そこで気になる情報が2つありました。
まずは、宝塚が「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の舞台化をするということ。
こちらですね。
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2020/onceuponatimeinamerica/index.html
ミュージカル化とのことだけど、実はこの映画、腐女子とかBL好きの女性に大変人気があるのですよ。
かくいう私もかなり腐女子的にこの映画が好きであることは否定できません。
この辺、男性にはわかりにくいでしょうが、宝塚でやるのは非常に納得できるのです。
主役が男性2人と女性2人というのも、「ベルサイユのばら」や「風と共に去りぬ」と同じで、宝塚とは相性がいいはず。
なので、期待しちゃうのですが、宝塚はチケット入手困難、ライブビューイングのチケットもすぐ売り切れるらしいので、チケットを手に入れること自体が非常に困難かもしれません。宝塚友の会ですら抽選ですと。
もう1つは、映画館でリバイバル上映中だというのに、来週、NHKが放送するのだと。
調べてみたら、10月1日の午後、BSでの放送。
平日の午後だし、BSだからあまり影響はないと思いますがね。テレビで十分と思う人はツタヤに行くでしょ。円盤買わずに録画で済ませようって人もいるかもですが。
リバイバル中にテレビ放映って、以前にもあった記憶がありますが、今回の場合、上映権と放映権が同時に別のところに売られて、それで時期がかぶっちゃったというような事情でしょうか? わかりませんが。
10月1日はサービスデーだから1200円で見られるわけで、それほど脅威ではない気がします。

2019年9月21日土曜日

常設展&モダン・ウーマン展

松方コレクション展のチケットの半券で常設展が見られるのだが、木曜はぎりぎりまで本展を見ていたので、金曜に行くことにした。
金曜と土曜は夜も開館。夜は誰でも無料、ということで半券を持たずに行く。
7時近くに着いたら、さすがにチケット売り場の列は20人もいない。窓口で常設展の無料チケットをもらい、中に入る。
常設展はル・コルビュジエの設計した本館と、その後に造られた新館で開催されているが、今回は新館の方でモダン・ウーマン展というのをやっていて、これが常設展のチケットでそのまま見られる。常設展は一部の作品を除き、写真撮影自由なのだが、このモダン・ウーマン展も撮影自由。デジカメ持ってでかけた。

西洋美術館の本館と新館はとても好きで、本館はエンドレスでぐるぐるまわることができる設計。新館は2階から1階の展示室が見下ろせるのが魅力で、それに比べると、企画展示室や他の美術館の設計が味気なく感じる。
常設展のルートはまず、ロダンなどの彫刻が並ぶ天井の高い部屋から始まる。
階段を上がった2階からの風景。松方コレクション展に彫刻をだいぶ持って行かれて、いつもよりずっとガラガラ。本来はここに「考える人」がある。

特徴のある天井。

ところどころに狭い階段がある。

絵画と彫刻の配置がよい。

昨年コレクションに加わったクラーナハの絵。クラーナハ展に出ていたかな?

常設展の絵画の中でも特にお気に入りの絵。

ズームで細かい部分を写してみた。



 絵葉書を持っているのだけど、絵葉書では細かいところがわかりづらい。

本館から新館への入口。入口右側にモダン・ウーマン展のポスターが。

新館の2階の通路。ここがバルコニーになっている。

通路から1階の展示室が見える。私のお気に入りの場所。

通路の向こうの展示室がモダン・ウーマン展。フィンランド国立アテネウム美術館の説明。

フィンランドの女性美術家の作品が展示されている。いろいろな絵画があるが、女性画家の自画像に注目。これはマリア・ヴィークの描いた姉の肖像画。

エレン・テスレフの自画像2枚。


エルガ・セーセマンの自画像。

参考までに、常設展にあった女性画家の自画像。時代の違いがわかる。

ヒルダ・フルディーンの「考える老人」。

シーグリッド・アフ・フォルセルスの「青春」。どちらの彫刻も下からのアングルで撮っています。彫刻はいろいろな角度、方向から眺めると面白い。

エレン・テスレフの「装飾的風景」。

ヘレン・シャルフベックの「母と子」。

素描・版画などの展示室へ。

男性にまじって美術を学ぶ女性たち。


ポスターの絵はヘレン・シャルフベックの「シルクの靴」。

このほか、シーグリッド・ショーマンの絵画が展示されていた。
いずれも19世紀後半から20世紀のフィンランドの女性美術家たち。

1階に下りると、彫刻の展示室。

夜なので暗いけれど、右側のガラスの向こうが中庭になっていて、その向こうに喫茶室がある。

反対側の壁の向こうは絵画の展示室。2階の通路から見下ろした展示室もここで、ピカソなどの絵がある。

これはずっと昔からあって、好きな作品。久しぶりに見た気がする。

これは比較的最近、コレクションに加わった作品。この作者ヴィルヘルム・ハマスホイの展覧会が来年あるので楽しみ。こちらはデンマークの画家。

モダン・ウーマン展のチラシと目録。

またまた絵葉書を買ってしまう。モネの作品5種。左下以外の4作品は松方コレクション展に出品されていた。常設展のショップでも松方コレクション展の出品作の絵葉書が買えるのだ。しかも安い。

左上のブリューゲルも松方コレクション展に出ていた。右下の絵は非常に好きな絵なのだけど、この日は展示されていなかった。残念。

というわけで、常設展は松方コレクション展からの流れで人が来るとはいえ、混んでいるというほどでもなく、ゆっくり見られる。特にモダン・ウーマン展はよかった(23日まで)。

2019年9月20日金曜日

松方コレクション展

木曜の午後は国立西洋美術館の松方コレクション展へ。

美術展は午後3時半くらいに行くとだんだんすいてくるので、今回も午後3時半近くに上野駅に到着。チケットは美術館で買うつもりだったが、10月からのハプスブルク展の前売りを買いたかったので、上野駅構内の美術館チケット売り場をのぞいたら両方売っていたので、ここで買うことにした(値段は美術館で買うのと同じ)。
前に高齢者が2人並んでいて、2人ともやけに時間がかかるので、美術館で買えばよかったかな、と思ったが、せっかく並んだのでここで買った。

なんと、これが大正解。
美術館の前へ行くと、チケット売り場は長蛇の列。スタッフが待ち時間25分の札を掲げている。
チケット買うのに25分も並ぶの? パンダか?
いや、ほんと、パンダ舎の前みたいにテントがあった。
上野駅で買ってよかったです。

松方コレクション展は地下。

松方コレクションは多くが西洋美術館所蔵で、常設展で一部公開されていたので、見たことのある絵もあったが、他の美術館や個人が所有しているものや、常設展でも展示されていなかったものが多くあった。
ただ、数が多いせいか、会場を細かく仕切っていて、狭い。しかも、チケット売り場に行列ができているくらいだから人がものすごく多く、歩くのも大変なくらい。
こんなに混んでる美術展は初めてというか、最近では新海誠展が混んでたけど、あれよりはるかに混んでいた。松方コレクション、新海誠に勝つ?
まあ、新海誠展は始まってわりとすぐに行ったのだけど、松方コレクション展は23日まで。平日の午後でこれでは3連休は入場制限もあるのでは?
ふだんなら4時すぎるとどんどん人が減り、最後はがらんとしてしまうのに、これは最後まで混んでいた。グッズ売り場も大混雑。
買った絵葉書。種類は少なくて、下の絵葉書以外の絵柄はあと少ししかない。

真ん中が今回の目玉、オルセー美術家所蔵のゴッホの「アルルの寝室」。松方コレクションは大恐慌で売りに出されたり、火事で焼けてしまったり、戦争でフランス政府に接収されたりしたのだが、戦後、フランスから多くが返還されたものの、一部は返還されず、これはその1枚。
そのすぐ下が松方幸次郎の肖像画。その左がマネの自画像、右がドガによる「マネとマネ夫人像」(この絵がドガっぽくて好き)。上の2枚はゴッホの「ばら」とモネの「睡蓮」。この2枚は常設展に常に展示されていて、何度も見たことがある。今回、モネや印象派の絵の多くは常設展で見たことのあるものだった。初めて見たものにはムンクのやロダンの絵もあった。知らない画家の絵でもなかなかいいものがあったのだが、絵葉書になってなくて残念。
とにかく狭いところにたくさん展示しているので、ロダンをはじめとする美術館所蔵の彫刻が、いつもは常設展の広いスペースにゆったりと置かれ、じっくりと見られるのに、今回は狭いところにまとめて置いてあるので、鑑賞条件としてはあまりよくなかった。会場をもっと広げることはできなかったのだろうか。
今回のもう1つの目玉は長年行方がわからなかったモネの「睡蓮 柳の反映」で、ルーヴル美術館で発見されて松方家に返還され、西洋美術館に寄贈されたもの。保存状態が悪くて絵の具が剥げ落ちてしまい、特に上半分はなくなっていたのを修復したのだけど、新たに描き加えることはしていないので、それだけ見るとどういう絵なのかわかりづらい。本来の全体像を紹介する映像がそばで流れていて、それで想像するのだけど、非常に大きな絵の下の方だけがなんとか残っているという状態。クロード・モネのサインはしっかり残っている。
いろいろな絵があって、非常に見応えはあったけれど、とにかく人が多かった。もっと早く行くべきだったのだが。
西洋美術館は松方コレクションを返してもらうために作ったのだそうで、設計があのル・コルビュジエ。ル・コルビュジエ設計の本館の方も使って2会場にして、ゆったりと見せてほしかったな、と思う。

2019年9月17日火曜日

「翔んで埼玉」最大箱復帰:大画面とクオリティの高い音響で!

MOVIXさいたまの「翔んで埼玉」が久々、最大箱復帰
ただし、土日は上映なしで、他の日も午前中開始ですが、

23日祝日は上映があります!
20日のMOVIXデーももちろん上映!

大画面で見るのは格別なのですが、さいたま新都心が遠い。
あそこの最大箱では4回くらい見ているので、見たいけど、遠い。。。

スクリーン・サイズは横が18.6メートルで、ここより大きいところで「埼玉」を見たのはTOHOシネマズ六本木だけです(あそこもなぜか4月に入って最大箱)。

行ける方、ぜひ。
というか、円盤発売したから、大きいスクリーンで見てもらおうって配慮か。
やるな、MOVIXさいたま。

追記します。
MOVIXさいたまは音響がよいことで有名な映画館です。
発売された円盤の音声は5.1ch。おせじにもクオリティが高いとは言えません。
が、しかし、ここで見ればほんとうに、ほんとうに、素晴らしい音響で見られますよ!
画面は大きくて質の高いテレビ(100万円以上するやつ)でもなんとかなるかもしれません。
でも、音響だけは、絶対、映画館じゃなければだめ!
しかもMOVIXは音響がよいことで有名なのです!

たとえ円盤で見ていても、20日と23日~26日はさいたま新都心へ!

2019年9月15日日曜日

ちょいと柏へ行ってみたのですが

土曜日はちょいと柏へ行ってみたのですが

柏駅(ポケモン・スタンプラリー当時。現在はこの展示はありません。)

行った理由はいくつかありましたが、1つは、「翔んで埼玉」の豪華埼玉版の段ボール箱をこの目で見てみたかったこと。
で、ビックカメラに行ったら、もう通常版以外は売り切れていた!
さらに新星堂は通常版DVD以外は売り切れていた!
新星堂の上がツタヤだったので、行って見ると、全部貸出中!(ここは埼玉県ではない。)

上の言葉がすごいというか怖いというか。。。ほとんどホラー?
ツタヤでレンタルすると、しらこばとのコースターがもらえるので、買った人もレンタルしているらしい。抽選でTシャツも当たる。

原作漫画とガイドブックを売っていたので(真ん中の台の上)、ガイドブックを買った。公開直後、書店で立ち読みしただけで買わなかったもの。

ドトールで昼食。

ミラノサンドBとガイドブック。ミラノサンドBはエビとアボカドとサーモンとカマンベールが入っていてとてもおいしい。ガイドブックはビニ本になっていたので、ここでは読まず。

埼玉県のレンタルショップはどこも貸出中で、東京まで借りに行った人もいたらしい。コースター欲しい人は必死だよね。
「ルドルフとイッパイアッテナ」も、「君の名は。」も、「空海」も、「ボヘミアン・ラプソディ」も、「名探偵ピカチュウ」も、なにかしらグッズを買ったりもらったりしているのに、「翔んで埼玉」だけはグッズを1つも手に入れていません。パンフレットとガイドブックを買っただけです。ブルーレイも特典いっさいなし。

あー、さっき、ガイドブック見ていたら、柏を「千葉の渋谷」と書いてあって、ん?と思ってしまった。
柏レイソルの試合があるときは若い人が多いけど、どこが渋谷? わからん。
品揃え豊富な大きな書店があったので、ジャック・ドゥミの本を立ち読みしていたら、「閉店です」と言われ、時計を見たらまだ午後8時。そういえば、柏の店は8時閉店が多くて、都心に長くいた私は9時閉店でも早いと思うのに、8時閉店、使えねえ、と思ってしまうのです。船堀と本八幡の書店は9時すぎても開いていたものなあ。

追記
「千葉の渋谷」で検索してみましたが、この言葉はほとんど流行ってないようです。
誰かがちょっと言ってみた程度かな、という感じでした。

さらに追記
こんなのがあったのか。公開直後の時期。
MOVIX川口だそうです。私が行った頃にはもうなかった。

こうのすシネマだそうです。

公開当初に行ったのはMOVIX亀有とさいたまだったけど、こんなのはなかった。

2019年9月14日土曜日

上田市で応援上映!

なんと、11月17日(日)に、長野県上田市で「翔んで埼玉」応援上映!

ツイッターにあがっていた写真ですが、なぜに上田市で?
11月14日が埼玉県民の日なので、このあたりからまた応援上映解禁ということなのでしょうか?
長野県でやって埼玉県でやらないってことはありえないよね?

さて、12日木曜日、船堀シネパルの「翔んで埼玉」最終日最終回に行ってきました。
ブルーレイをオーディオ・コメンタリー、バリアフリー字幕、バリアフリー音声と3回見たら、これはやっぱり映画館で見なければ、という気持ちがますます高まり、船堀の最終回に出かけました。
MOVIXさいたまでもまだまだ上映中ですが、こちらは今週は平日3回、しかも朝イチ。もうちょっと待たないとよい時間には上映してくれなさそう。

船堀シネパルは先週金曜日にも行きましたが、そのときは開映5分前に入って、チケットの整理番号は11番。木曜はさいたまんぞうの歌をきちんと聞きたかったのでなんとか10分前に入りましたが、整理番号はすでに20番で、終わって後ろを見たら30人くらいは入っていたようでした。
木曜は江戸川区民1000円ですが、最終回は6時以降レイトの扱いで誰でも1000円。やっぱり映画館で見たいと思う人たちが集まったのか、けっこうよい雰囲気。
あとで知ったのだけど、ポイントカードがあって、木曜はポイント2倍でした。チケット買う時にポイントカードをもらうかどうか聞かれますが、私は次がいつになるかわからないので、もらっていませんでした。
考えてみたら、船堀では3週間上映されたので、最初の週と次の週の木曜に行って、さらにあと2回行けば、5回目がタダになったのだよ。リピーターすべきだった。
開映前のさいたまんぞうの歌は先週とは違う曲が入っていて、もしかしてこれ、毎日、あるいは数日おきに曲を入れ替えてるの? 船堀スタッフ、おそるべし。

「翔んで埼玉」のポスターは映画が終わったら金曜からの映画にかわっていて、写真が撮れませんでした。かわりに、前回、近くで撮らなかった「天気の子」の展示。


こんな企画も。隣の浦安市がラグビーW杯の会場になるのですね。

映画が終わってふと見たら、展望台が9時半までだったので、まだ十分時間があるので上ってみました。ここは室内がガラスに反射してしまうのだけど、スカイツリー。携帯なのでぼやぼや。

突然、花火が。ディズニーランドです。時刻は午後9時近く。右側の写っていないところに葛西臨海公園の観覧車が。さらにずっと右を見ると、東京タワー。

上ったのが午後8時半すぎで、館内は閑散としていたので、展望台は誰もいないかと思ったら、少人数だけどひっきりなしに人が来ます。
ビルの1階にある書店は午後10時まで営業。よいなあ、船堀、と思いましたが(でも、駅に標高マイナス0.9mとあったので、ギョッ)、都営新宿線の終点の本八幡に出て、例のめんどくさい乗り換えトラップ(今回はそれほどめんどうに感じなかったので慣れたよう)の途中にあるショッピングセンターの書店もまだ開いていて、品揃えはこっちの方がよかったので、やっぱり本八幡の方が都会。
江戸川区は映画館は船堀シネパルしかなく、スクリーンも2つなので上映作品の数が非常に少ないので、江戸川区民は映画は千葉県で見る、のだそうです。本八幡のTOHO市川コルトンプラザや東西線の妙典のイオンシネマ市川妙典で、市川妙典で西葛西のギャグが大受け、というのは、江戸川区民が見に来ていたからなのか。

帰りは市川市、船橋市を通って帰りましたが、このあたりは台風の西側だったので被害がほとんどなく(船橋市は一部あったよう)、その差の大きさにがくぜん。
今回の台風被害は送電設備が壊滅したから、とのことだけど、その原因に、原発事故のあと、送電設備のメンテナンスにお金をかけられなくなったからというのがあるそうで、原発事故の影響はいろいろなところに出てくるのだろうと思います。