2025年4月7日月曜日

週末は花見に

 うちの近辺は街中の桜は満開だけど、広い公園などはまだまだな感じ。この年になると、桜を見られるのはあと何回だろうと思うので、見られるうちにたくさん見ておきたいと思う。

というわけで、金曜は八柱霊園。ここはまだ五分咲きにもなっていない木がけっこうあって、今週いっぱいはお花見ができそう。この正門のあたりはかなり咲いている。



正門から西側のエリアをあちこち見ながら、南の桜並木の方へ。外の通りの桜並木と霊園の並木で3重の桜並木になるところだけれど、まだちょっと満開ではない。







南側をずっと歩いて東の端まで行ったあたりの外の並木。


このあと東側の桜並木を見ながら途中、中の方を見たりして、また正門に戻りますが、やっぱり満開には程遠いのでよい写真が撮れない。正門入ったところに八柱霊園90周年のオブジェみたいなものが。谷中霊園は150周年だったっけ。


翌土曜日は中山競馬場。なんか人少なくて、去年はもらえなかった先着順プレゼントの牛乳をもらえた。


競馬場のまわりにも桜がいっぱい。


ダービー卿チャレンジトロフィーがあるので、イギリスの国旗が。


8レース。


どうも最近、パドックでオーラを感じる馬がいない。ちょっと気になる程度では当たらない。それで9レースはパスしてウマジョスポットに。無料のグレープジュースを飲む。例のトマト酢、まだ配っていて、常連さんはもうもらわないみたいだったけど、私は3本目をもらってしまう(写真は撮ってません)。実は味が薄いので、ドバドバかけてしまい、減るのが速い。


10レース。出走を待つ馬たちの向こうに桜と武蔵野線。




メインレースのパドックへ。この日はこれに出るキープカルムと、阪神のメインレースに出るランスオブカオスを応援するのが目的。で、この前は中山のパドックにいたせいでマコトヴェリーキーの馬券を買い損ねたので、ランスオブカオスは絶対買いたいから早めに買っておいた。パドックを見ている間にレースは終わってしまったけれど、中に入ったらちょうど勝ったランスオブカオスが映っていた。やったね!

中山のメインはキープカルムに加えて、少し応援していたロジリオンも複勝買うことにした。思えばロジリオンのせいでキープカルムが京都金杯に出れなかったんだが、ロジリオンも馬券になってくれた馬なので、今回は両方応援。というか、ロジリオンの方が3着以内に来そうな気がしていて、ただ、パドックではかなり気が荒い感じだったのでどうかな、という気もしたけど、人気順位は3位になっていたよう。



が、レース直前、2番人気のエコロブルーム(3番)が枠から飛び出してしまい、出走取消に。これでロジリオン人気2位に浮上。


が、しかし、ロジリオン、他の馬に邪魔されたせいもあってか、全然ダメ。そしてキープカルムが写真判定で3着。やったね!



ランスオブカオスとキープカルムのおかげで馬券代は回収、牛乳とグレープジュースをもらい、トマト酢までもらって帰ったのでした。

日曜日は雨。が、2時半頃から晴れてきた。近所の公園の桜をまだ見ていないので、3時すぎに出かける。ここも八柱霊園ほどではないが、ソメイヨシノはまだまだ満開ではない。これは3色の花が咲く木。


ソメイヨシノじゃない桜。


ソメイヨシノのある場所は地形の影響で、陽がどんどんかげっていく。









都心でも湾岸に近い清澄庭園は今週末が満開らしい。都内の庭園や霊園の桜、なつかしいけど、交通費考えるとなかなかそれだけのためには行けない。

2025年4月3日木曜日

訃報が続く:クライヴ・レヴィルのこと

 クライヴ・レヴィル、リチャード・チェンバレン、そしてヴァル・キルマーと、若い頃によく見たハリウッドのスターたちの訃報が続き、驚いている。キルマー以外は90代なので、天寿をまっとうしたと言えるのかもしれないけれど。

「将軍」のチェンバレン、「トップガン」のキルマーは人気スターだったので、ニュースも多かったが、通好みの渋い演技派レヴィルについてはニュースは1つだけだったかな。

レヴィルとチェンバレンはイギリス人だとばかり思っていたけど、レヴィルはニュージーランド出身、チェンバレンはアメリカ人だった。でも、2人ともイギリス貴族とか似合っていたよね。

チェンバレンとキルマーについては記事がたくさんあるので、ここではレヴィルの話を。

レヴィルと言えば、やはり70年代のビリー・ワイルダー監督の「シャーロック・ホームズの冒険」と「お熱い夜をあなたに」、そしてロベール・アンリコ監督の「ラムの大通り」。3本ともDVD持ってます。

「ホームズの冒険」では出番が少なかったレヴィルだが、続く「お熱い夜をあなたに」では準主役。というか、かなり重要な役。インターネットムービーデータベースにあった写真です。

右からビリー・ワイルダー監督とジャック・レモン、レヴィル。


「お熱い夜をあなたに」の一場面。左がレヴィル。


このワイルダー2本の間に「ラムの大通り」があって、こちらも重要な役で、しかもかっこよかった。個人的にはこの映画のレヴィルが一番好き。

このほか「刑事コロンボ」での犯人役が有名。「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」でパルパティーンの声をやったのに、その後の作品で演じた俳優の声に置き換えられてしまった、という話がなんか一番話題になってたなあ。そこじゃない、と思うんだが。

というわけで、亡くなった3人の映画を思い出していたのですが、先週金曜に見た「エミリア・ペレス」について書かないといけないのだが、その後、いろいろあって、先延ばしになっている。見た直後に勢いで書くべきだったなあ。ちょっと時間がたって、その勢いがなくなってしまい。

ひとことでいうと「エミリア・ペレス」はマッチョな世界における女性の生きづらさを描く映画。これと「教皇選挙」と「アノーラ」が今年見た中では私のベスト3なのだけど、「教皇選挙」が女性を拒否する男社会の話、「アノーラ」が貧しい身の上から玉の輿をねらう女性の苦難、そして「エミリア・ペレス」がマッチョ世界での女性の生きづらさ、と、3本ともジェンダー的な視点で見られる映画なのだ。その辺は今度、あたらめて書きます。

さて、閉館が決まった丸の内東映で開かれている昭和100年映画祭。

魅力的なラインナップで、日本映画はあまり見ていない私にはそそる作品ばかりなのだけど、銀座が遠くなってしまったので通うのは無理。

で、上映作品を紹介するパンフレットに「遥かなる山の呼び声」を書いています。これは山田洋次作品の中でも5本の指に入る好きな映画。

が、パンフレットを読んでいたら、他の執筆者はみんなすごい業界人、プロ、っていう文章なのに、私のだけ素人の感想文みたいに見えるのだ。

依頼されたときは、映画を見ていない人にもわかるように内容にも触れてほしい、という条件があっただけなので、設定やストーリーのことを入れて、あとは私の書きたいことを書かせてもらった。ていうか、この文章、私にしてはかなり推敲した文章なんですよ。言葉の選び方とかいちいち考えて書いてます(って、こういう執筆の舞台裏を書くのは好きでないのだけど、今回はほんとに推敲をよくしたので)。

でも、他の人たちのプロっぽい文章に比べると、非常に異質な感じがして、とまどっています。まあ、日本映画は得意でないので、そういう観客代表ってことでいいですかね?