2026年11月1日日曜日

「NAZA ナザ」&「もしもの愛」

イオンシネマの一部で上映中の「NAZA ナザ」と「もしもの愛」をハシゴ。
久々に、本当に久々に市川妙典のイオンシネマへ行ったが、1階が完全に変わっていたので驚いた。途中、アーケードの中のバーガーキングにいたら、「トリック・オア・トリート」と言ってソフトクリームをもらう女子高生が2人と母親に連れられた女の子がいた。ハロウィンなので、18歳以下の子どもがもらえるのだ。バーガーキングのソフトクリームはおいしそうだった。


「NAZA ナザ」は「ノー・アザー・ランド」のイスラエル側の監督2人が描く、イスラエルによるガザの民間人虐殺のドキュメンタリー。製作総指揮が「関心領域」の監督というのもなかなかに興味深い。夜のテルアビブ、ビルの暗い屋上で、イスラエル人監督たちがハマスによる襲撃後にイスラエル軍が行った民間人を巻き込む軍事作戦について、それに加わった兵士や情報部員から話を聞く。ハマスの構成員と思われる人物の自宅を爆撃して、家族も一緒に殺してしまう。家族しかいなかったり、人違いだったりもするが、民間人の犠牲は織り込み済で、ハマスに対する怒りから、当時の兵士たちはそうしたことに疑問を抱かなかった。
映画の後半、証言者の1人が、ナチスと自分たちはどこが違うのか、と言う。
高いビルが立ち並ぶテルアビブの夜景を見せたあと、最後に、映画はスマホで撮ったようなガザの瓦礫の山を映し出す。非常にショッキングな対比。
都心のミニシアターではイオンシネマより1週間早く上映されていたが、世間の関心は高く、郊外のイオンシネマでもけっこうお客さんが入っていた。大変見ごたえのある映画だった。


「もしもの愛」はイ・チャンドンのネットフリックス映画。韓国で起きたリストラをめぐる労働者のストライキが警察を使って弾圧された実話をヒントにしているとか。(以下、多少のネタバレがあります。)
労働者をテーマにしたドキュメンタリー映画を撮る監督がリストラされた男とその妻を取材する。監督の夫は裕福な実業家で、貧しい庶民の一家(幼い息子がいる)と裕福な夫婦の対比があるが、両家は親しくなる。リストラされた男はなんとか再就職するが、ストライキをめぐる過去のトラウマがあり、精神的に不安定で、過去を語りたがらない。その彼の過去がしだいにわかってくるのがこの映画の肝。
もしもの愛、というのは、リストラされた男の妻がスティーヴ・ジョブスにあこがれていて、監督の夫がジョブズのようなので淡い恋心のようなものを抱き、監督の夫も彼女に惹かれるように見える。その一方で、クライマックス、監督にストライキにまつわるつらい過去を激白した夫を見て、妻が怒りをあらわにするシーンには、自分には話してくれなかったことを監督には話したということへの嫉妬かもしれない。
靴ひもを結ぶシーンと水をまくシーンが2回ずつ出てくるが、その意味が最初と2回目で違っていて、2回目の方が未来への希望を感じさせる。監督夫婦と家族は訣別したように見えるが、監督のメールに妻は満月の写真を送ろうとしている。和解への希望がそこにある。
リストラされた男は会社の後輩たちを弟と呼んでいた。監督は自分より1歳年上の妻を姉さんと呼ぶ。親しい相手は兄弟姉妹ということなのか。リストラされた男はかわいがっていた後輩たちに裏切られるが、彼の妻と監督はそういう間柄にはならずにすみそうだ。
このリストラされた男の激白は、私にも多少経験のあることなので、彼の絶望感や怒りはよくわかる。それでも、最後は希望を感じさせるが、それは家族の絆や友人との信頼のようだ。
最初に、「人のものを欲しがるな」という、おそらく聖書ではないかと思う言葉が出てくる。監督夫婦の別荘にあった笛がその象徴のような気がする。監督の夫の事業の成功が実は、という予想もできる結末。
(画像はいずれも公式サイトから)

2026年10月27日火曜日

スーパー激戦区で撤退する店

 今住んでいる団地の周辺はスーパー激戦区と言われている。

もともと引越した時に、駅前にCGC系列のスーパーと巨大な西友があり、少し歩けばビッグエーと業務スーパー、団地の中にはアコレがあって、そこからさらに歩けばマルエツ、そして、両隣の駅にはヨーカドーがあるという立地。100均も充実していて、引越直後に必要なものがすべてそろった。

特に駅前のCGC系列のスーパー、トップは、2階に100円ショップがあって、団地の下見に行った日、自宅最寄り駅で傘を置き忘れ、すぐに戻ったが傘はなく、忘れ物にも届けられていなかった。まだ新しい傘で、猫の模様で気に入っていたので大ショックだったが、団地の最寄り駅の、そのスーパーの2階にあった100円ショップで傘が買えた。そのときの店員さんの感じがとてもよくて、ここに住みたいと思った理由の1つになった。

その後、100円ショップはなくなったが、下のスーパーは健在で、何度もお世話になった。野菜と肉類が新鮮でものがよかった。

実は、同じCGC系列のスーパーが、それまで住んでいた文京区の白山にもあって、そこは三徳という名前だったが、値段が高いスーパーだった。


オープン、と書いてありますが、実は2017年に改装新オープンしたらしい。店内の写真を見ると、私が行っていたときとはかなり違った印象。

この白山の三徳の隣に生協があった。どっちも高いので、文京区時代は台東区の方で買い物していたものだった。が、この団地の最寄り駅のトップは、同じCGC系なのに、安かった。

というわけで、いろいろ利用させていただいたお気に入りのスーパーだったのですが、最近、駅の反対側にクリエイトおっかさんやOKができ、お客さんが減ったのか、夜11時閉店が9時閉店になり、そして、ついに、完全閉店が決まったようです。


1970年代から営業していたらしいので、半世紀の歴史に幕、ということだけど、この店、お惣菜やお弁当がおいしくて、野菜や肉が質がよくて、しかも安売りもしてたのでよく利用したけど、考えてみたら、安いものや値引きのものばかり買っていたなあ。だから閉店なんだよ、と思うとつらい。

このスーパーのある駅の東口はマックとミスドが撤退、マックは数年後に別の場所に戻ったが今度は日高屋が撤退、そして、マックのあったところにできた食堂も数年で撤退と、飲食店が軒並み撤退している。繁盛してるのはサイゼリヤくらいか。でも、そのサイゼリヤも、入店に並ぶほどは混んでない。両隣の駅は飲食店がたくさんあるのに、この現状。

2026年10月21日水曜日

西洋美術館:劇場をめぐるイメージ

 予定通り、4時半に西洋美術館に。閉館5時半なのでジャスト1時間の鑑賞。

ターナー展は土曜日からなので、20日は企画展はなく常設展のみ。おかげですいていてよかった。なお、金曜は休館です。


ル・コルビュジエ設計の本館。常設展は展示が入れ替わっていて、初めて見る絵やお久しぶりの絵があったので、素通りできず。



西洋美術館は松方コレクションをはじめとする個人のコレクションの寄贈が多い。この中世の写本やエマーユ、ジュエリーも個人の寄贈。




新館へ抜ける通路。


初めて見る絵。三銃士みたいだな、と思ったら、チェスをする銃士たちの絵だった。




じっくり見ていたかったけど、時間がない。このあとのモネや印象派の絵も完全に素通りして「劇場をめぐるイメージ」展へ。



シェイクスピアやゲーテの劇の版画やドガの踊り子、サラ・ベルナールの絵など、以前に開催された小企画展や常設展で見た絵がかなりあった。今回初めて見たものの中からピックアップ。





ムーランルージュと縁の深かったロートレックの絵。


若い踊り子を囲おうとしているパトロンの絵。


ジャポニズム。「蝶々夫人」の衣装も。







ワーグナーやブラームスの作品をモチーフにした版画。ワーグナーの「ローエングリン」。


ブラームス幻想と名付けられた、ブラームスの歌曲に基づく版画。






銃士の絵とか、もう一回見に行こうと思っていたけれど、もう時間がなかった。「劇場をめぐるモチーフ」も作品数はそれほど多くないのだが(見たことのある絵も多かったので)、いろいろ見入ってしまう。人が少なくてじっくり見れたのに、時間がなくて残念。

動物の移動が予定されている上野動物園へ

 来月にホッキョクグマのオスと双子のトラのメスが他の動物園に移動予定。そして、4羽いるハシビロコウのうち2羽が繁殖のために非公開になるというので、なんとか今月中に見ようと、10月20日、上野動物園へ。

西洋美術館の常設展の中で小企画展「劇場をめぐるイメージ」がこの日から始まったので、動物園のあと、1時間くらい見る予定。



アルンがおしっこしている。


ホッキョクグマはメスの方が展示。近くにいた人が、オスは午後はケージに入る練習があるので午前中しか見られないと言っていた。


シロテテナガザル。



ゴリラのおやつ時間に遭遇。いろいろな場所から見えるので面白い。






トラは双子は展示されていなかった。やっぱり午前中じゃないとだめなのか。広い方の庭のトラ。




狭い方の庭のトラ。最後の1枚は夕方にまた来て撮ったもの。このトラ、生まれたときから先天性の病気か何かを持つメスのアサらしい。アサは子どもの頃にたくさん写真を撮った。




西園へ。パンダのもりの中にあるシャオシャオとレイレイのパネル。この2頭、中国で最近公開された。シャンシャンのすぐそばらしい。


レッサーパンダ。1頭は部屋の中、もう1頭は庭。





ハシビロコウ、1羽しか見られなかった。もっとも、非公開になる2羽を見分けられないのだけど。


マヌルネコも1階は2頭のうち1頭しか見られず。地下の1頭は餌を食べている間に飼育員が体の検査。



シャトルバスで東園に戻るとホッキョクグマのすぐそばに着く。前に見たメスとは明らかに違う。移動する予定のオスだろう。体が汚れてるのはケージに入る練習で? ガラス窓のすぐ前まで何度も来て、動画をいくつも撮った。




最後にうれしそうな顔をして向こうへいったので、餌の時間なのだろう。


そろそろ4時近く。お昼を食べてなかったので、外へ出てコンビニでパンでも買って食べ、西洋美術館に移動の予定だったが、外で食べるのが面倒になり、またしてもさるやまキッチンで高い丼を食べてしまう。今回は焼き鳥丼。


もう一度、ホッキョクグマのところへ。鼻のあたりがさっきのオスと同じに見えるのだけど、体が全然汚れてない。どっちかな? 水に入ってまた出てきた。




トラをまたちょっと見た。トラ舎の近くにイルミネーションが。



4時半に西洋美術館に入る予定なので、この辺で退園。