2026年2月13日金曜日

「ブゴニア」(ネタバレあり)

 ヨルゴス・ランティモスが「聖なる鹿殺し」に帰ったようなイヤミス全開の新作「ブゴニア」。

妄想にとりつかれた男たちが、女社長をアンドロメダ星人だと思い込み、誘拐し、拷問。社長は身を守るため、男たちの妄想を逆手にとるが、(ネタバレ)なぜか妄想が現実に、という内容。タイトルは牛の死骸からミツバチが生まれるという古代ギリシャ・ローマ時代の言い伝えということで、冒頭とラストがミツバチと花。ラストにはベトナム戦争時代のフォークソング「花はどこへ行った」が流れ、薬害や環境汚染への警鐘がテーマなのかな、という感じ。ラストの鳥のさえずりは「女王陛下のお気に入り」を想起させた。


が、実は、この映画、2003年の韓国映画「地球を守れ!」のリメイクだったのだ。


画像はツタヤのサイトからで、初回は無料で見られる?

そして、このサイトにかなり詳しいあらすじが書いてある。

シン・ハギュン主演❘韓国映画『地球を守れ!』あらすじ | 映画あらすじ堂

韓国映画の方はコメディに分類されているけど、このあらすじ読むと、「ブゴニア」はストーリーがほとんどこれと同じ。表現がランティモスなのでコメディではなく、おどろおどろしいホラーみたいになってるが、ストーリーレベルでこの映画を論じると、結局、それは「地球を守れ!」論になってしまうおそれがある。

なので、オリジナルを見てないとちょっと論じづらいと感じてしまう。

ただ、(ネタバレ)あくどい社長が最後に神のような存在になって、堕落した地球人を滅ぼす、というのは、似たようなモチーフの過去作「地球の静止する日」(キアヌ・リーヴス主演じゃない方ね)や「W3」のような、まっとうな宇宙人が戦争ばかりしている地球人をヤバイと思うというのとは根本的に違うわけで、この辺の不条理は考察してみたいが、これもオリジナルがもともとそうなので、やはりオリジナルを見ないと。

「ブゴニア」の方の社長を誘拐する男が子ども時代に、父親に虐待されていたり、面倒を見てくれた警官に性的虐待を受けていたようなこともちらっと描かれていたりして、最初は頭のおかしいワルに見えた男がしだいに被害者っぽく見えてくるあたりも、被害者と加害者、善と悪の転換みたいなところがあって面白い。この辺も結末に関係してくるか?

というわけで、今回は軽めの感想となりました。

流山おおたかの森ショッピングセンターのスケートリンク。舞台裏が丸見え。


映画に行く前に近所の公園で撮ったカワセミ。


60倍ズームで撮影し、トリミングなし。かなり近くにいました。

2026年2月11日水曜日

雪景色

 府中の競馬が中止になった2月8日の雪景色。出かけたのが午後3時頃だったので雪はやんでいて、道路や人が歩くところには雪はありませんでした。

人が入らないようなところには雪が積もっています。



公園も雪だるまがあったりしましたが、静かな風景。






翌日はよく晴れて、雪はどんどん溶けていきました。

2026年2月9日月曜日

もう洗脳されているのかもしれない

 首相になって以来、あの異常なまでの高市人気が信じられないでいるのだが、だんだん、もしかして、統一教会関連の政治家はすでに洗脳されていて、さらに、日本人の多くもすでに洗脳されているのではないかと思うようになった。

Xにこんなのがあったのだが、


激しく同意なのよね。

この瀧波ユカリという漫画家のXでの高市支持者の分析というか、今の日本人の分析も同意できるものなのだが、「日本は貧しくなることを受け入れている」というのは、あの古市という社会学者タレントを有名にした著書がすでにそういう内容だったんでは?

でもって、その頃からの日本の風潮として、

平社員のくせに社長の立場で語る。

バイトのくせに経営者の立場で語る。

非常勤講師のくせに教授や理事長の立場で語る。

というのがあって、最低賃金を1500円に、というと、企業が困るとか、平社員やバイトのくせに言うわけ。

弱者や貧乏人が強者や金持ちの立場で語るのだが、これも貧しさを受け入れているからなのだろう。貧しいとはいっても貧困というほどではないし、高額医療費の補助が必要なわけでもない人々なのだが、そのくらいのレベルの人は金持ちや強者の立場で考えることで救われちゃってるんだろうな。

一方、高市首相が語ることは、

海底からレアアースが取れます!

食糧自給率を100%に!

最低賃金を1500円に、にイチャモンをつける人がこっちには熱狂する。なぜなら、どちらも夢のような話どころか、完全に夢だから。

他方、首相や自民党候補者から出る次のような発言、

台湾有事!

憲法改正!

国民に血を流してもらいます!

も、完全に夢物語だと思うから、勇ましい、かっけえ、とか思うのでは?(実際は夢物語ではないかもしれないのだが)

高市が首相になったとき、最初に感じたのは、スタップ細胞の小保方晴子臭だったが、「海底からレアアースが取れます!」はまさに「スタップ細胞はあります!」

小保方は科学の世界の人間だったので、すぐに捏造がばれてバッシングにさらされたが、彼女のような嘘つきが科学以外ではけっこう受けちゃうっていうのは、わりとよく見る光景。その上、見かけのよい女性ってところも受ける理由。そして、いじめられてかわいそう、みたいなところも受ける。男性政治家はもとより、土井たか子や田中真紀子みたいな女性政治家だと、いじめられてかわいそうはないな(あ、男でもどっかの知事とかはそうか?)。

ネットやリアルで、ああ、この人はどれか選べと言われたら高市自民党を選ぶだろうな、と思ったことが何度もあったが、その中で、これはすごい、と思った人が1人いた。

その人は60代後半と思われる年金生活の男性で、過去に2つの新興宗教に所属していた時期があったが、今はどちらも脱会している。信者とは交流がまだある。ブログの文章を見ると、いわゆるスピリチュアル系の人で、そういう話が多い。

その人は、「選挙で選ぶ基準を神様に聞いたら、国を愛しているかどうかが重要だという答えがあった、それ以外のことはどうでもいい」と書いていた。

そして、国を愛しているのは高市首相であり、その証拠としてあげていたのが、雑誌「WILL」。

「WILL」をもとに国を愛していると言われても困るんだが、その人によれば、高市首相は国を愛しているから、統一教会も裏金議員もどうでもいい、ということらしい。

ここまで来るともう完全にスピっていて、さすが新興宗教を2つも渡り歩いてきた人だ、脱会したといっても洗脳は解けてないんだな、と思うしかなかった。いや、ほんとは3つ目の新興宗教に入ってるのかもしれない。

この人はまだスピってるのがわかるからいいが、ごくごく普通の人が実は洗脳されてるってことが、意外にあるのかもしれない。

最初の、貧しさを受け入れているというのも、強者の立場で語るというのも、洗脳の結果かもしれない。洗脳するのが新興宗教みたいなはっきりしたものではないのが怖いところだが。

2026年2月8日日曜日

20年前のトリノ五輪の頃

 イタリアのミラノなどで冬季五輪が始まりましたが、開会式のマライヤ・キャリーの歌が口パク疑惑、というニュースを見て、20年前のトリノ五輪のパバロッティのことを思い出しました。

開会式で「トゥーランドット」の有名なアリアを歌ったパバロッティも実は口パクでしたが、高齢で体調がよくなかったとかで、問題にはならなかったように記憶しています。北京五輪の少女は、歌っている人と口パクの人が別人だったから問題になったような気が。でも、こういうイベントでは本人の歌声での口パクは時々あるらしい。

20年前のトリノ五輪の開会式のときは長野にいました。日本とドイツとデンマークが参加した長野カップというアイスホッケーの大会を見に。元セイバーズのジェームズ・パトリックがドイツ代表で出るので、2月10日から2泊3日で出かけたのです。サインももらえました。

2月11日、ホテルでテレビをつけると、トリノ五輪の開会式の録画を放送していて、そこでパバロッティの歌の場面も見ました。そのあと、長野カップ2日目を見に行く前に、有名な善光寺へ行ったのです。その写真。








時間がなかったので建物の中は見ず、外だけでしたが、結婚式を終えた新郎新婦がいて、写真を撮るのは遠慮したけど、よい雰囲気の場面でした。

長野カップの会場は、長野五輪でアイスホッケーが行われた場所。ホッケーの写真はどれもボケボケだったので、日本とドイツの試合終了後の場内の写真を。お客さんみんな帰ってしまったあとなので客席はガラガラ。


初めて長野新幹線(今は別の名前だけど)に乗ったのですが、帰りが大混雑で、始発の長野では余裕で座れたけど、そのあと通路までぎっしりになって、上野で降りるのが大変だった。そんなことも思い出したのでした。

長野カップの記事はライブドアの初代さーべる倶楽部に書きましたが、当時は写真の容量に制限があって、容量一杯になると別のブログを開設というのを繰り返し、このさーべる倶楽部は4代目。ここでようやくブログの写真の容量制限がなくなったのです。

ライブドアのブログはテンプレートが提供終了になってしまい、テンプレートの変更をしてないのでアクセスできてもトップページ以外が見られないようになってしまっています。もうパスワードも忘れちゃってるし、登録したメールアドレスが今月25日で廃止になるgooメールなので、復活は無理かな。

追記

マライヤ・キャリーの口パク疑惑、どうも本気で歌ってるように見えなかったというのが背景にあるらしい。

そこで思い出したのは、グレン・クローズがオペラ歌手を演じた映画(ちょっと、タイトル忘れちまった)。この映画、クローズの記者会見に行ったのですが、そこで彼女が言ったのは、「歌はオペラ歌手が歌っているけれど、自分が歌っているように見えないといけないから、オペラの発声を習って本当に歌っているように見える演技をした」ということです。

追記2

ライブドアの初代ブログ、うろ覚えのパスワードが正しくてログインできた。そして、メルアドはgooじゃなかった! しかし、今さらテンプレいじるのも怖い。記事は600もあって、ログインすれば記事一覧で読めそうだけど。そして、エキサイトブログの2代目もログインできた。が、エキサイトブログは登録のメルアドがない? そういえば、当時はエキサイトはメールもやってたので、エキサイトのメールがあればよかったからなのか? いやもう、15年から20年前のことなので、何もかもがわからなくなってしまってる。もう昔のことはどうでもいいことにした方がいいのか?

2026年2月6日金曜日

キネマ旬報ベストテン号と「PRIZE」

 昨日発売のキネマ旬報ベストテン号。外国映画ベストテンに参加しています。今回はコメントにものすごく力を入れました。これが公に出る私の最後の文章になっても悔いはない(って、おい!)。


そして、かなり前に図書館に予約していた村山由佳の「PRIZE」がやっと借りられた。キネ旬ベストテン各賞もPRIZEってことで、PRIZEつながりでついでに感想を。

しかし、これ、感想書いたらネタバレになっちゃうので、差し支えない方のみ、どうぞ。