2020年11月21日土曜日

シャンシャン撮影列に並ぶ(&「マンク」)

 金曜日は曇りで風が強く、好天とはいえない日。そのせいか、上野動物園、最初に撮影不可のシャンシャン前列を通り、外へ出たら、撮影可の後列の行列がいつもより短い。最近は110分待ちで並ぶのをあきらめていたけれど、今日は大丈夫かも、と思いながら、リーリーとシンシンのいるパンダのもりへ。

豪快に食べるシンシン。



リーリー。

シンシンの部屋に入ったリーリー。

においをかいだり、マーキングのようなことをしている。


発情期以外は別居中だけど、こうやって存在を思い出させているのかな。

さあ、おうちに帰ろう。

このあと、シンシンもリーリーも自室に入るようで、リーリーのにおいのある部屋に入ったシンシンの反応も見たかったが、今回はシャンシャン撮影列に並ぶと決めていたので、東園に戻る。
行ってみると、待ち時間70分。これまでで最短。が、並んだ直後に80分に変った。
でも、並んでからパンダ舎を出るまで60分弱でした。

シャンシャンは寝ていた。というか、撮影列に並ぶのはあきらめていたので、撮影不可の前列のときに起きているところを見ようと、そういう時間に入っていたので、そのあと並ぶと寝てるとき、でも、寝てれば列はスムーズに進むだろうし、撮影もしやすいだろうと思った。

歩きながらの撮影なので、シャンシャンがしだいに見えてくる。横顔からだんだん正面の顔が見えてくるという、絶好の寝姿。





おやすみ、シャンシャン。

これは別の日の写真。

水浴びリーリー。
シンシン。


金曜日、シンシンの部屋に入ったリーリーを必死で撮影(すごい密)。そのあと、1時間、シャンシャン撮影列に並び、そして、夜はキネマ旬報シアターで「Mank/マンク」を見た。

「市民ケーン」の脚本家、マンクことハーマン・J・マンキーウィッツを描くデイヴィッド・フィンチャーのネットフリックス映画の話題作だが、「市民ケーン」製作についての映画ではなく、ケーンのモデル、新聞王ハーストとその愛人マリオン・デイヴィスと親しかったマンクの1930年代の話が中心で、MGMでのルイス・B・メイヤーやアーヴィング・タルバーグなどの映画人が登場し、知事選に立候補したアプトン・シンクレアを落選させるためにメイヤーが工作した話とかが出てくる。このあたりの展開が背景に詳しくないのでわかりづらい上、せりふの内容がすんなり頭に入ってこない(あちらの観客評を見ると、字幕のせいではなく、もともとせりふがわかりづらいらしい)。

マンクを演じるゲイリー・オールドマンが「ウィンストン・チャーチル」の延長みたいなのも物足りない。クライマックスで彼が、ハーストはドン・キホーテで、マリオンがドルシネアだったと語るけれど、そういうハーストの複雑さがこの映画ではまったくわからない。チャールズ・ダンスの存在感はよいのだけれど。

フィンチャーに人間描写求めるのが無理なのかもしれないけれど、マンクもハーストも他の人物も人間としての深い描写がない。モノクロの映像も、今の技術のモノクロでなく、1930年代のモノクロを再現しているのだが、これもどうも見づらい。

それでも、白い布を落とすシーンが何度かあって、その意味がピンと来なかったりと、こちらに予備知識がなさすぎるのかもしれないので、もっと勉強してからもう一度見てもいいかと思っている(というわけで、評価は保留)。