2015年11月30日月曜日

TSUTAYAで初トラブル

日曜日はお気に入りの公園で写真撮影を楽しんでいたら、突然、「写真を撮っているところ、申し訳ありませんが、この新聞を読んでください」といきなり男に話しかけられた。男が手に広げて持っている新聞が、見るからに気持ち悪い見出しの新聞で、一目で新興宗教の勧誘だとわかったので、「いいです」と言ってさっさと立ち去ったが、この公園でこういう活動をするのはもちろん禁止のはず。他の人のためにも管理者に報告すべきかどうか迷っている(警察の不審者情報に報告するって手もあるんだけど)。(追記参照)
で、そのあと、ツタヤにDVDを返しに行ったら、見習い中の店員が、「あと2枚借りていますね」というので、「いや、これしか借りてない」というと、店員はタイトルを2つ言った。1つは名前は知っているが見たことのない映画、もう1つは全然聞いたこともない映画(つか、店員の発音がよく聞き取れなかった)。「1枚しか借りてない。ただ、私のカードが機械を通らず、番号を手で打っていたので、そのせいで間違いが起こったのではないか」と、カードを見せた。
そこへ先輩の店員が来てカードと袋に入っていた貸出票を見て、「この貸出票では1枚しか借りてないから、こちらが正しいのでしょう」といい、「他のお客様の分と一緒になってしまったのでしょう」ともいった。
んなわけで、事なきを得たのであるが、長年ツタヤを利用していてこういうことは初めてだったので、この店はやめた方がいいのか、いや、ツタヤ利用自体をやめた方がいいのか、と思い、ネットで少し調べてみた。
すると、返却ボックスやかごの中に返却したのに、返却されていないと連絡が来るトラブルがかなり多いことがわかった。私がこれまで利用していた都内の店数店では、いずれも開店時でも返却はレジの横のかごにいれることになっていて、大丈夫かなあ、といつも思っていた。しかし、これまでそういうトラブルにあったことはなかった。
カードに関していえば、しばらく前からドトールやジョナサン、ファミマなど、Tカードが使える店でカードが機械を通らなくなり、いちいち手で数字を売っているのを見て、めんどくさくなり、ツタヤ以外ではカードを使わなくなった。一方、カードの発行店というか、発行店が閉店してしまったので、その後、近隣の店がかわりに発行店になっているのだけど、その店ではカードは通る。別の大きな店でも通ったと思う。なのでツタヤ以外では通らなくなったのかと思ったが、今回、引越した先の町のツタヤで初めてカードが通らなかったのだ。
それはともかく、ネットで調べたところ、他人がレンタルした分まで自分がレンタルしたことになってしまうというのは、店員が次の人のカードを通しそこなった場合なのだそうだ。
今回、もう1つ疑問だったのは、1週間後の返却日は12月1日なのに、返却日が12月3日になっていたらしいのだ。以前は貸出票を必ずコピーして保存していたのに、最近はその辺がいいかげんになり、貸出票を見もしなくなっていたので、返却日が何日になっていたのかも記憶にない。ちょっと注意力低下している自分なのであった。
その店は返却は必ず店員がチェックするので(レジ横に返却のかごがない)、返却トラブルが多いのかもしれない。とりあえず、ツタヤのレンタルはもうあまりしたくないし、どうしてもするときはこれまでよく行っていた店でしようと思う。

追記
その新興宗教団体はコレ。
http://matome.naver.jp/odai/2137886990537251501
かなりヤバそう。やっぱり報告した方がよさそう。

2015年11月29日日曜日

ふちねこを作っている会社

このところカフェ・ベローチェに通い詰めてふちねこを集めています。
ベローチェはバイトを4年で雇い止めのところなので、同じ非正規労働者としては通うのは忸怩たる思いがあるのですが、ベローチェはもともと一番好きなコーヒーショップだったし、ふちねこ欲しいし。うーむ、軟弱な自分。
で、そのベローチェのふちねこ、シャノアール=黒猫にちなんで5種類の小さな猫のフィギュアがあるのですが、それを作っているのはこの会社。今野産業。
https://www.techno-city.sumida.tokyo.jp/company/index.php?company_cd=7218
有名なスカイツリーのそばにある会社のようです。
従業員は正社員37名にパート3名、典型的な中小企業。つか、零細企業か?
ガチャポンのパイオニア的存在だそうですが、ふちねこももともとはガチャポンでやっていて、猫の種類もいろいろだったのを、今回、シャノアールの依頼で黒猫バージョンを作ったようです。
よいなあ、こういう会社。取材にお伺いしたいくらいです。そばまで行ってみようか(迷惑?)。
ベローチェのふちねこは10月1日から始まり、すでに2か月近くが経過。在庫が終了したお店もぼつぼつ出ています。在庫確認はこちら。
http://fuchineko.chatnoir-company.com/zaiko.html
なんか、余ってるところは余ってるんですね。なに、この違い、と思ってしまいます。(注)
私はすでに5種類全部プラスアルファ持っているのですが、1匹以外はすべて同じお店でもらいました。というのも、そのお店は選ばせてくれる、つまり、「***をください」というと、それを出してくれていたのです。他の店は箱から取るのだけど、1匹もらった店は箱の中を見たら2種類しか入ってなかった。在庫が少なくなった今ならともかく、キャンペーンが始まってまだ1週間以内だったのに。
それで、レシートはあちこちで集め、選ばせてくれる店でもらうようにしてたのですが、さすがに在庫が減って、箱から取るタイプに変更になってしまいました。その店も終了間近になってます。

注(追記) 昨日まで在庫500だった店が、なぜか今日は終了に。どうやら在庫の多い店は実際の在庫の報告をしていない可能性が高いようです。

2015年11月24日火曜日

真っ白な2か月間が終わり

そしてまた生活のにおいのする毎日が始まった。

9月下旬の連休初日、旅行鞄に必要なものと小型扇風機を入れて団地の管理事務所に向かい、そこで鍵を受け取って契約した部屋に入ってから2か月間。その間はまったく生活臭のない暮らしだった。
部屋に入るとまずガスの開栓。前日に宅急便で送っておいた段ボール箱2つを受け取り、買ったばかりのエアベッドと寝袋を取り出して、それからカーテンとシーツを買い、トイレットペーパーとティッシュペーパーを買い、100円ショップでこまごまとしたものを買いそろえて、団地生活が始まった。
9月下旬はまだ暑かったので、寝具はエアベッドと寝袋で十分だったが、だんだん涼しくなるにつれて毛布を買ったり、冬用パジャマを買ったりして、とにかく部屋も新しいし、物も新しい、そんな生活臭のない暮らしはまさにリゾート気分。
団地は建ってからすでに半世紀以上がすぎた古いものだが、室内はきれいにされていて、特に畳と風呂が新品だったのが気に入って借りたのだ。2DKを借りたのだけど、その前に見た1DK2部屋はどれも畳や風呂が新品でなかったので、ほとんどこれで契約してしまったようなもの。
これまではきれいにリフォームされたところに引っ越しても、自分の荷物を運びこむとそこはもう新品の部屋ではなくなってしまったし、それが当たり前だと思っていたけれど、ほとんどすべてが新品で、生活のにおいがしない真っ白な生活(壁や天井がきれいに塗られて真っ白)は初体験だった。
最初は団地と都心のアパートの二重生活を続けるつもりだったので、冷蔵庫や布団も新しい物を買おうと思っていたのだが、団地に住み始めてすぐに都心のアパートに帰るのが苦痛になってしまった。羽毛布団を買おうと思っていたのに、突然思い立って、アパートにあった古い羽毛布団を布団用バッグに詰め込み、それをかついで団地に帰ったときに、都心のアパートを引き払う決心がついた。
都心のアパートで悪臭がするようになったのは10月に入ってからだったが、1か月かそれ以上の間、悪臭のある部屋に荷物を置いていたので、荷物に悪臭がついてくるのではと心配した。引越の翌日はどこへ行っても悪臭が鼻から離れず、前のアパートで使っていた、一級遮光の真新しいカーテンを思い切って捨てた。洋服のカバーなども捨てた。実際は悪臭はそれほど移っておらず、自分の長年の生活臭の方が強いのだが、あのアパートの悪臭が悪夢のようにまとわりついていたのだ。今も時々、その悪臭が鼻についてくるときがある。(悪臭は大家の居室の方から臭っていたので、大家の飼い犬の排泄物ではないかと思うのだが、まさか隣に死体が、なんてことはないよね?)。

ハロウィーンが終わると、翌日から町はクリスマス商品があふれる。早速100円ショップでミニツリーとLEDライトを買ってキッチンに飾ったが、2DKだからクリスマスツリーを飾ろうと思い、近所のスーパーで高さ1メートルほどのツリーのセットを買う。まだ店頭に出たばかりで、誰も買ってなかったが、先日売場へ行ったらもう2つしか残ってなかったので、早く買ってよかった(たぶん一番乗り)。
まだ生活臭のない真っ白な部屋で電球をチカチカさせていたツリーは、今は運び込んだ荷物と同居している。レンタルスペースを借りて、そこに荷物を運びこめばよかった、と少し後悔(それはまたそれで不便なのだが)。
ステレオをセットしたので、音楽が聞けるようになったが、音楽がまた、その曲をよく聞いたときに住んでいた部屋を思い出させる(幸い、前のアパートではステレオを出していなかった)。そこでまた過去の生活臭がよみがえってしまう。
それと、荷物の中をいくら探しても見つからないコートがあるのだ。そのコートは北千住のイトーヨーカ堂(ご存じ、ヨーカ堂1号店)で1900円で買った安物で、見栄えは悪いが着やすいのでさんざん着たおして、もうヨレヨレになっていたのだけど、それでも二重生活をしていたときに団地に持って帰りたいと何度も思ったコートだった。11月くらいにはちょうどいい厚さのコートなのだ。
が、それがどうしても見つからない。今一番欲しい物が見つからない。もしかして段ボール箱が1つ行方不明なのだろうか、と思ったが、そのコート以外で見つからない物は今のところない。
今はない池袋のキンカ堂で買ったジャケットを捨てる時、このコートは残してジャケットを捨てよう(捨てるというかリサイクルに出す)と思ったことは覚えているが、コートを捨てたことは記憶にない(服はリサイクルに持っていくので、記憶に残るのだ)。
それで荷造りの記憶をたどっていくうちに、だんだん、コートを段ボール箱に入れたのかどうかもわからなくなってきた。今年の春に、このコートはもう限界だよね、と思ったことも思い出した。でも、捨てたという記憶もない。二重生活の時に、持って帰りたいと思っていたが、実際にコートを出してみたりはしなかった気がする。
まあ、あの引越し屋がいい加減で、段ボール箱1個行方不明、なんてことにだけはなってほしくない。生活のにおいがいやと言いながら、なぜ、あのヨレヨレのコートに執着していたのか不思議だ。

追記
コート、見つかりました。衣装箱の一番下にあった。
100円ショップで売っている洋服カバーに入れてハンガーラックにつるしてあったのを、ポリ袋に入れて衣装箱の一番下に入れたのだが、ポリ袋を開けたとたん、アパートの悪臭が。
大部分の衣類は物入れに入れてあったけど、ハンガーラックにつるしておいた服は1か月以上、アパートの悪臭にさらされていたのだ。幸い、すべて洋服カバーに入れてあったけれど。
ポリ袋と洋服カバーは即、ごみ袋へ。悪臭というのは引越してもついてくるので、悪臭のする部屋に長居をしてはいけないとわかった。

2015年11月18日水曜日

教訓

「常識的に見て、異常に安くていいものというのは、どこかで必ず誰かが泣いているから、買わない」と言った友人がいた。
確かに、100円ショップで売っているものを作っているアジアの人たちはいったいどのくらいの賃金で働いているのだろうと思う。
最近、このコーヒーはフェアトレードで作られました、と書いてあるのを見るが、これは、ちゃんとした報酬を払っている農園で作られたコーヒーだという意味。逆に言うと、労働者を搾取して作ったものがけっこうあるということだ。
ブラック企業とか、本当にひどい労働条件は日本にもあふれているわけで、引越業界なんかもけっこうブラックじゃないの?と思う。
で、例の不動産屋が、契約した一部の客のために直々に引越業者に電話し、それで業者は安い料金でよいサービスを提供し、それで評判がいいということになっているが、私が不動産屋から薦められて自分で電話したら、高くてひどい対応、というのは、結局、「安くていいものは必ずどこかで誰かが泣いている」という、まさに、その「泣いている誰か」が自分になったのだということに気づいた。
自分さえ安くてよいものが手に入れば、他人はいくら泣いてもいい、と思う人は多分少ない。たいていの人は、自分がいい思いをする陰で泣いている人がいるということに気づかないのだ。私自身、今回の経験をするまでは、漠然と、アジアの安い賃金でものを作る人のことしか頭に浮かばなかった。

その不動産屋はその地域では老舗で、評判もよさそうだったし、私が契約したときには親切だった。しかし、今回、こんなことになったのはそこが紹介したからなのに、そのことについて責任をまったく感じていなかった。2か月しか住まず、その後の2か月は倉庫と化していたアパートについても無関心だった。
ある人のブログで、この不動産屋が非常にほめられていて、自分の周囲の人はみな、ここはよいと言う、と書いていた。その一方で、近くの別の不動産屋については、自分の周囲では悪い評判ばかりだと書いていた。どっちも知っているのでなんとなくわかるのだが、どうもこの地域はお客をお得意さんと一見さんに分ける傾向があるような気がする。自分の周囲の人たちには、こっちが評判がよくてあっちが悪い、というのは、この人の周辺の人たちがこちらではお得意さん、あちらでは一見さんなのではないか、と思った。この地域は私は30年間知っていたのだけど、最近は裕福な人でないと部屋が借りづらい、暮らしにくい、という感じがしていたので、そのせいもあるかもしれない。
この地域、と書いたけれど、そこはごく狭い地域で、他の地域はまったく違う。大学の近くで学生が多いところは大手のチェーン店と老舗の不動産屋が混在していて、まったく違う雰囲気。こっちはこっちでまたちょっと別の問題があるのですが。

いろいろな業界でも、一見さん歓迎のところと、一見さんは入りにくいところがある。
文芸翻訳なんかはわりと社交界的で、誰でも入れる業界ではなく、正直、うまいから仕事が来るわけではない感じが強い。翻訳家と作品で相性が悪いのに、その出版社でコンスタントに仕事してきたから作品あげちゃってるようなのもある。編集者がつきっきりの新人の頃はよかったけど、中堅になって編集者があまり口出ししなくなったら読めない翻訳ばかりになった人とか。
20年くらい前に、知り合いの知り合いくらいの人で、ジュヴナイル小説家になった人がいたが、編集者がきびしい人で、いじめられていじめられて泣きながら書いていた。でも、その編集者は優秀なので、指導のおかげで人気作家になった。が、優秀な編集者は栄転して去り、かわりの編集者が仕事できない人で、一気に本が売れなくなったと聞いた。
私も映画評論ではけっこういろいろ仕事させてもらえ、いい思い、楽しい思いをさせてもらえたけど、それを自分の実力だと思ったことはない。仕事を依頼できる立場の人たちに気に入ってもらえたということなのだ(感謝)。

2015年11月17日火曜日

近況報告(追記あり)

全然更新してませんでしたが、先日、31年住んだ東京都から某県某市に転居し、もう都民ではなくなりました。
31年のうち30年間は文京区民でしたが、文京区は22年住んだA地区が最も愛着があり、続いて最近4年間住んだ高級住宅地のB地区が思い出深いです。一方、その前4年間住んだC地区は住み心地はあまりよくなかったなあ。そして、一番最近住んでいたD地区は最悪でした。(アルファベットは頭文字ではない。)
D地区は、その地区自体が悪いわけじゃないし、こちらもなかなかの高級住宅地なのですが、住んだアパートが最悪だった。
1 近くにエネファームがあって、1日24時間低周波音を出す。
2 窓の下の路地で近所の情緒不安定な子供がしょっちゅう大声で叫んでいる。
3 アパートの部屋の収納が高いところにしかないため、ふとんや重い段ボール箱を入れることができず、6畳の部屋の半分が常にふとんと段ボール箱に占領されていて、まるで倉庫に住んでいるようだった。おまけにアパートの造りが悪いのか、引っ越してから腰痛が絶えなかった。
4 アパートの部屋と、その隣の大家宅の一室の間の壁が薄く、どんな小さな音も聞こえる、逆に言うとこっちの音も丸聞こえと思ったら、音をたてられなくなった。これまでも木造アパートにはいくつも住んだが、これほど筒抜けの部屋は初めて。
5 10月に入ったら、部屋にものすごい悪臭がたちこめるようになった。この頃には郊外の公団住宅を借りて二重生活に入っていたので、このアパートに泊まることはなくなり、完全に倉庫となっていた。
とにかく1から4が耐え難かったので、9月の下旬に某県某市の古い公団住宅を借り、そちらで生活するようになったのですが、その頃から腰痛も治り、精神状態もかなりよくなってきました。その団地の周辺は緑が多く、歩いていける距離のところに広大な自然公園があり、また、某市の人々は柔和で親切、子供ものびのびと遊んでいて、自然公園で子供が遊ぶのを見るのが楽しいと感じるほど。以来、都心へ行くと強いストレスを感じるようになり、ついに完全な転居を決意したのでした。
それでも都心と郊外に2つ部屋を持つというのはなかなかに魅力的で、また、長年住んだ文京区のA地区の銭湯に通っていたので、銭湯のおかみさんや、それに、銭湯の帰りに必ず会う猫に会えなくなるのがさびしいとか、しばらく悩んだのですが、そのD地区のアパートからは早く出たかったので、ついに決断。特に10月からの悪臭はきつかった。
このD地区では、2万円も払った仮の入れ歯が全然使い物にならないとか、不用品回収業者から3個の品物を回収するのに3万円要求されたとか、ぼったくりされまくりでした。不用品回収業者は断ったけど、なんか、世間の人って、財布に常に2万とか3万とか入っているんでしょうか? 私は財布に1万円未満しか入ってないのが普通で、おかげで不用品業者のぼったくりには乗らなかったのですが。
で、いよいよ引越、ということになって、今度は引越業者にやられました。
この業者はその悪臭のするアパートを仲介した不動産屋の紹介でしたが、今まで頼んだ引越し屋の中で最悪でした。料金もけっこう高くて、これだったらあと1万数千円足して日通に頼めばよかったと激しく後悔しています。つか、ヤマトのボックスの引越の方が安かったけど、ヤマトは搬出と搬入で2日かかるので、二の足を踏んだのだよね。
その前はいわゆる安売り3大大手の1社に頼んだのだけど、還暦すぎた女の私が持ち上げられる段ボール箱を若い男がまったく持ち上げられないのにショックを受け、不動産屋に相談したのが運のつき。段ボール持ち上げられなくても引越は無事完了したんだから、こっちの方がマシでした。
考えてみたら、最悪の部屋を仲介した不動産屋の紹介の引越業者は最悪で当然、なのでしょうね。その不動産屋も退去の連絡とかスムーズでなくて、ここがそもそも失敗だったかなあ。
文京区を離れるので、思い出の場所を散歩してまわったとき、22年間住んだアパートのそばに来たので、大家さんの家に寄ってみたら、高齢の大家さんは健在でした。8年前に引っ越したときは大家さんは病気でかなり具合が悪かったので、心配していたのだけど、回復してすっかり元気になっていました。しかも、私が住んでいた部屋がもう2か月も空いているそうな。
それにしても、9月下旬からの2か月間、生活のにおいのする荷物は文京区のアパートに置き、必要なものだけ持ってきて団地の部屋で生活していたときは毎日がリゾートのようでしたが、荷物がすべてこっちに移ってくると、ここはもうリゾート地ではなくなってしまうのが残念です。近くに1坪7000円のレンタルスペースがあるからそこに荷物を置けば、などと考える今日この頃。とにかく家賃は安いです。

追記
翌日、その最悪引越業者への怒りが収まらない状態で、その最悪業者を紹介した不動産屋へアパートの鍵を返しに行き、そのことを報告すると、意外な事実が。
実はその不動産屋は自分のところで契約したお客さんのために、不動産屋が直々にその引越業者に電話して引越の依頼をしていたとのこと。不動産屋からの電話なので、業者は異常に安い値段で最高のサービスを提供。なので、お客さんはみな、この業者のことをよく言う。それで不動産屋はこの業者は安くて評判がいいと思い込んでいる、ということがわかったのです。
私の場合は不動産屋は引越業者を紹介してくれなかったので、一部のお客さんだけへのサービスなのでしょうが、引越業者からすれば、この不動産屋から来る依頼は儲からない、損するだけ、なのに違いありません。そこへ、業者を推薦された私が電話してきて、この不動産屋の紹介であると言った、しかも、転居先が不動産屋の管轄外なので、出ていくのだということがわかる。そこで、業者は高い値段をふっかけ、最悪のサービスを行ったというわけです。
この業者は客のクレームをかわすことを日常的に行っているという感じがしたので、不動産屋の直々の依頼以外ではかなりひどいことをしているのではないかと思います。
この不動産屋によると、引越業者についてのクレームは作業員の言動が乱暴ということばかりだそうですが、私はこれまでかなりの回数の引越をしているけれど、作業員の言動が乱暴だと思ったことは一度もありませんでしたし、今回も問題は、会社が高い料金をふっかけた上、嘘を言って依頼させ、当日もするべき連絡を何もせず、何時間もこちらを待たせ、こちらが電話してものらりくらりとごまかす。というか、当日の朝に電話すると言っていたのに電話をよこさないとか、とにかくひどい。こんなひどいところは初めてでした。電話の応対にも本当に誠意がなく、客をなめきっているのがわかるものでした。
不動産屋の方は特に悪いわけではないですが、今から思うと契約のときからどこか変でした。ここに行かなければ、最悪のアパートに入ることもなく、近くの歯医者で使えない入れ歯に2万も取られることもなかったのですが、なにか悪いものに魅入られて、そこに行ってしまうみたいなことが人生には何度もあるような気がします。