2015年9月16日水曜日

「屍者の帝国」試写会

行ってきました、「屍者の帝国」アニメ映画の試写会。
公開が迫っているせいか、補助椅子を出すほどの盛況。
しかし、終わったあと、「わからない」という声が。
でしょうね。これ、原作読んだ人だけを対象にしている感じで、最後の部分なんか、原作知らない人にはさっぱりだと思います。
その一方で、原作もかなり変えていて、レット・バトラーなど、人物もかなり減らされてます(バトラーは出してほしくなかったので、出てこないのはよいのだが)。
ワトソンとフライデーのボーイズ・ラブ的アニメになってるのかな、と思いましたが、そこまではやってないので、消化不良だし。
死んだ親友フライデーをよみがえらせたい、というワトソンの欲望をメインにしているので(原作と違いすぎる)、結果、ケネス・ブラナーの「フランケンシュタイン」に近づいています。あの映画のクライマックス、死んだエリザベスをフランケンシュタインが女の怪物としてよみがえらせるシーン(原作にはもちろん、ない)。
ブラナーの「フランケンシュタイン」は最初から、死んだ愛する人をよみがえらせたいという感情が出ていて、この辺が原作と違ってましたが、こういう感情は観客に受けやすいので、映画ではよく使われます。でも、小説ではちょっと手垢がついてる感じがあるので、円城塔が完成させた「屍者の帝国」ではこうしたセンチメンタリズムは徹底的に排除されてます(そして、最後にだけ、ちょっと出てくるから効果的なんだが)。
というわけで、原作ファンのみを相手にしている映画ですが、原作ファンがこれで満足するとは到底思えないのです。

2015年9月15日火曜日

SEALDs奥田氏@戦争法案公聴会

フランク・キャプラの映画の一場面が日本の現実になるほどの民主主義の危機。
https://twitter.com/uvanaranja/status/643670049308344320

政治生命と国民の生命を比べないでほしい。
政治家が生きるために、国民の命を差し出さないでほしい。
彼らはこの法案が成立しないと、アメリカに殺されるとでもいうのか?

2015年9月10日木曜日

デレク・プラントのニュース続々

母校UMDのホッケー部のアシスタント・コーチをしていたときはそこのニュースしかなかったデレク・プラントですが、母校のチームをやめたあとは次々とニュースが。
先月書いた、シカゴ・ブラックホークスのディヴェロップメント・コーチ就任のニュースのあと、デレクはなんと、古巣バッファロー・セイバーズのOBのゴルフ・トーナメントに参加。元チームメイトのドナルド・オーデットと先輩のダニー・ゲアにはさまれた写真が出ていました。このトーナメントには実況アナのリック・ジャネレットも参加していました。
そして、今度は、バッファローで9月24日に行われる、NHLに来年ドラフトされる可能性のある有望なアメリカ人選手の試合で、ジェレミー・ローニックとともにヘッドコーチをつとめるのだそうです。
記事(英語)
http://www.allamericanprospectsgame.com/news_article/show/551617?referrer_id=641381
ローニックといえば、JRの愛称で親しまれた大人気選手でしたが、彼もシカゴにいたのだよね。
今はテレビの解説者をしているそうですが、セイバーズの掲示板でも、時々、ローニックがこういうことを言った、とか話題になっています。
そんなわけで、9月24日にはセイバーズの本拠地であるファースト・ナイアガラ・センターにデレクとローニックがやってくるというニュース。うらやましいなあ、バッファロー周辺の人たち。

2015年9月9日水曜日

「屍者の帝国」の試写

伊藤計劃原作の小説3作のアニメ化の話は知っていましたが、「虐殺器官」、「ハーモニー」、「屍者の帝国」の順で公開されると思っていたら、「屍者の帝国」の試写状がいきなり来たのでびっくり。
つか、この3作、どれも試写状来るとは思ってなかったので、なんで来たのか不明ですが、前の前の住所からまわりまわって来たようです。
10月2日公開とのことで、試写の回数も少なく、なんとか行ければ行きたいですが、果たしてどうなることか。
絵を見ると、ちょっと原作(伊藤計劃のアイデアを円城塔が完成させたもの)とイメージが違うような。
「フランケンシュタイン」の原作には言及してないので、原作小説とのタイアップはしないのね。それでよいと思いますが。つか、タイアップしだすとカラマーゾフとか風と共にとかいろいろあって、収拾がつかなくなりそう。

7月末に引越して以来、まず腰痛になり、それがなんとか治ったと思ったら、また腰痛になり、そしてついにぎっくり腰になってしまい、この夏は腰痛との戦いで、何もできませんでした。ぎっくり腰になると歯科の治療も中断、美容院にも行けなくて、髪はぼさぼさ。
しかも、今回の引越はいまだかつてないほどの大失敗だったので、すぐにも次を探したいのに、腰痛でそれも思うように行かず。それでもUR賃貸をネットで探して、見に行ったりもしていて、先日見てきたのに決めようかと思ってますが、ここも必ず大丈夫という自信はありません。ただ、今の部屋があまりにもひどいので、ここにいたら体調がどんどん悪くなるから、とりあえずの避難場所として住んでみようかな、と、そういう感じです。

試写も時々見させていただいてまして、非常によい作品、思いがけず気に入った作品もあるのですが、なかなかじっくり書く余裕がありません。いずれまとめて書きたいと思います。