昨年10月に無事相続放棄が成立し、安心して新年を迎えていたら、担当した法律事務所が他の相続人に相続放棄を伝えていないことがわかった。
そこは新宿区の某司法オフィスというところで、ネットでさかんに相続放棄の宣伝をしている。私もそれで頼んだのだが、最初からおかしなことだらけで後悔したときもあったけれど、相続放棄はできたので結果オーライと思っていた。が、年が明けてこのトラブル。
あーあーあー、やっぱり最初にメールで問い合わせした**区の某法律事務所にすればよかった(追記)。そこはすぐにメールの返事がきて、こちらの質問に理路整然ときちんと答えてくれていた。
料金も某司法オフィスより1万円以上安かったが、他の相続人への連絡は自分でしないといけなかったのと、**は遠いな、と思ったので、ネットでさかんに宣伝している新宿区の方へ行ってしまったのだ。
追記 その**区の事務所、なんと、問い合わせしたときのメールアドレスに勝手にメルマガを送ってきた。これって個人情報保護法違反じゃないの? 停止したければ手続きを、と書いてあったけど、ドメインごと受信拒否にしてやったわ。あっちにすればよかったというのは取消し。
その某司法オフィスは最初に電話したときから変で、電話を受けたスタッフが相談に行く日を何度言っても間違う。その後、向こうから電話がかかってきて、「この日でしたね」と言うが、それも間違っている。「いや、何日です」と言うと、そのスタッフ、また間違える。もう一度念押しして電話を切り、予定の日に出かけたら間違いはなかったので、そこで安心してしまった。
実際、何度言っても間違うので、ここは大丈夫かと思い、とりあえず約束の日に行ってみて、不安だったら中野にしようと思っていたのだが、相談だけのつもりがそのまま依頼まで行ってしまったのだ。
確かにそのときの印象はよかったので、任せたのだが、その後、向こうが作成した相続放棄のための書類にミスが多く、日本語もおかしくて、ここでまた不安を覚えた。
もしも私がきちんと読んでミスに気づかなかったら、相続放棄できなかったかもしれない。そのくらいのミスがあった上、文章がやたらだらだらとしてとりとめがなく、日本語として変なところもあった。
それを指摘して作成しなおしてもらい、ようやく提出となったので、予想より時間がかかってしまった。
そのあとは無事に相続放棄ができたのだが、それを某司法オフィスが他の相続人に知らせてくれるということは文書にも書いてあったし、最初の相談でもその話が出ていたので、当然、知らせていると思い、これですべて終わったと思っていた。
ところが、他の相続人から、相続放棄はどうなったのか、という問い合わせがあり、初めて知らせていないことがわかった。そこで電話すると、相続人の住所氏名がわからないから、などと平然と言う。連絡することも料金の一部で、相続人の住所氏名がわからないならたずねるなり調べるなりするべきではないのか。少なくとも、知らせる作業をしようとしたら、そのことに気づくはずなのに、まったく無視ということは、最初からやる気がなかったということになる。
相続放棄は普通、3万~4万円のようだが、そこは経費なども加えて4万5千円ほどした。
そこは2万円上乗せすると、債権者への対応もすることになっているが、他の相続人への連絡もしないところが債権者への対応などするだろうかと思う。
ネットで大々的に宣伝しているようなところはダメ、というのはわかっていたのだが、これほどひどいとは思わなかった。この司法オフィスのスタッフは頭が悪いのか、さもなきゃブラック環境で頭が正常に回転していないかのどちらかだと思う。日付を何度も間違うとか、書類にミスが多く、日本語が変とか(日本語ネイティヴが書いている。念のため)、その時点でプロとしての仕事ができていないと思う。
その司法オフィスではホームページに、数人で何度も書類を確認すると書いているが、電話番号や住所の漢字を間違えているのにチェックできてないということは、実際は確認などしていないのだと思う。
こちらが苦情を言っても謝るどころか居直るのだから本当にひどいところを選んでしまった。
相続放棄なんてもうやらないだろうし、次はやり方もわかったので裁判所へ行って自分でできると思うが、こういうところを選んでしまう自分を改めないと次は本当にひどい目にあうかもしれない。