日高屋はどこにでもあるので、よく前を通るのだけど、大宮担担麺というのが気になっている。
なんで大宮? 大宮のグルメ?
で、ググってみたら、日高屋の本社が大宮だからだと。
なにい? 日高屋って埼玉県だったのか。
ぎょうざの満洲が埼玉県だけど「翔んで埼玉」に出てないなあ、とは思っていたが、日高屋も埼玉とは。
ちなみにぎょうざの満洲は本社が川越、発祥が所沢。
日高屋は創業者が埼玉県日高市出身、本社が大宮。
ぎょうざの満洲は店舗がまだ100未満で、関東の一部でしか有名でないけれど、日高屋は300店舗もあるかなり広い地域で有名。
埼玉の有名企業でもスポンサーになってないところはたくさんあるのだと思うけど、満洲も日高屋もスポンサーになってたらなあと今頃思ってるかしらん?と思った。
日高屋が大宮担担麺なんてものを出してきたのも、大宮アピールだろうなと思う。
日高屋は大宮アルディージャのスポンサーになっているそうだけど、あの映画には浦和レッズは出てきたけどアルディージャは出てこない。レッズは浦和の映画館で選手と見る会までやった。
うーん、もしかして、
大宮支部長「うちは浦和さんとは組みたくない」
昔、川口市に住んでいた時期があったので、「与野はすっこんでろ」はすぐわかったのだけど、あのシーンで、川口支部長が、「商品券もらったから来ただけだから」と言ってたのは、川口市は商品券を配ることで有名だからなのだとか。
それは知らなかった。市民だったときにはもらったことはない。
2019年4月27日土曜日
10連休前夜にさいたま新都心へ行く(&試写2本)
4月27日からの10連休、みんながみんな休みなわけではなく、特に大学は授業のある日も多いようです。
さて、10連休の前夜、26日金曜日は昼間に試写で「誰もがそれを知っている」を見て、そのあと、東京駅から高崎線でさいたま新都心へ。
午後6時台の帰宅ラッシュ時間なので混むのは当然。東京駅から上野駅まで高崎線または宇都宮線でこの時間帯に行ったことは何度かあるので、混み具合もわかっていました。
その時点でかなり混んでいたのですが、殺人ラッシュになったのは赤羽駅から。ここでものすごい数の人が乗り込んできて、すし詰め状態。他の乗客と体がくっついた状態というか、くっつく以上に相当な圧力で押されます。こんなの、電車が遅れたとか何かあった場合しか乗ったことないけど、この電車は別に何かあったわけじゃない、これが平常運転らしい。
赤羽の次の浦和ですし詰めはとりあえず解消しますが、それでも人と人との間に空間がほとんどないような状態。浦和の次がさいたま新都心で、この時間帯にさいたま新都心に帰宅する人などいるはずもなく、降りるのは映画やコンサートに行く人だけでしょう。案の定、降りる人は少なく、前の人たちにいったん降りてもらってやっと降りられる状態。
埼玉県の人は大変だ、埼玉県の団地にしなくてよかった、とつくづく思ったのでした。
かれこれ4年近く前に都心から家賃の安い郊外の古いUR賃貸に引っ越すことを考え、いくつか候補を見つけたのですが、その1つが、「埼玉県のうた」を歌うはなわ氏が生まれた春日部市の武里団地。東武伊勢崎線の駅前。が、この東武伊勢崎線(スカイツリーライン)と乗り入れている地下鉄日比谷線の大混雑を何度も経験しているので、それがいやで却下したのだけど、埼玉方面の電車ってどれも混んでます。
帰りは京浜東北線で南浦和に行き、そこで武蔵野線に乗り換えたのだけど、上りの京浜東北線がすごいラッシュ。下りの方がよっぽどすいている。なんで? 途中の北浦和で乗ってきた若者たち、明らかに埼玉大学生だわ。ほかにも社会人のグループとかいて、あっちこっちからおしゃべりが聞こえる。もうとにかく上りなのにこんなに混むのかよってくらい混んでました。南浦和で武蔵野線に乗り換えるのに都合のいい車両だったからかもしれないけど。
そして、武蔵野線もいつもより混んでいた。10連休前の夜というのが関係してたのだろうか。
武蔵野線は南浦和から千葉県方面行きに乗ると、南越谷、越谷レイクタウン、吉川の3駅で埼玉県民がどっと降りて、あとはだいたい千葉県民。というか、いつもは吉川からガラガラなんだけど、この日はそうでもなかった。
この武蔵野線も、埼玉県の方はものすごく混んでいます。南越谷で東武伊勢崎線に乗り換える人が多いみたい。まあとにかく人が多いんだわ、埼玉。
で、なんでさいたま新都心へ行ったかというと、MOVIXさいたまの最大箱シアター12で「翔んで埼玉」を上映するからです。
この映画もそろそろ終わるところが多くなってきていますが、MOVIXさいたまは当分やると思うけど、大きいスクリーンではなかなかやらなくなっていました。
最大箱シアター12での上映は、26日の夜が最終かもしれない、と思うと見に行かないわけにはいかない。
先日の浦和の応援上映は楽しかったけれど、音響、映像はMOVIXさいたまに比べると劣っていたので、もう一度、さいたまの最大箱で見られるのはありがたかったです。
聖地さいたまもさすがにお客さんは少なく、500人のシアターに数十人でした。笑い声も特に聞こえず、終わったあとにはお客さんの楽しげな声があちこちから聞こえたけど、六本木の方が声が大きかったなあ。さいたまの方はリピーターも多かったのだろうけど。
話題のドルビーシネマがオープンし、さいたまの話題はそちらに行っているようです。
昼間見た「誰もがそれを知っている」は「別離」、「セールスマン」で2度のアカデミー賞外国語映画賞に輝いたイランのアスガー・ファルハディ監督の新作で、ペネロペ・クルス、ハビエル・バルデム主演の完全なスペイン映画になっています。
アルゼンチン人と結婚し、故郷を離れていた女性(クルス)が妹の結婚式のために2人の子供と里帰り。故郷には父や姉夫婦、元恋人(バルデム)とその妻などがいる。クルスとバルデムが元恋人なのは田舎町では誰でも知っている。
そして、結婚披露宴のさなかにクルスの娘が誘拐され、身代金を要求される。本国で求職活動中だったクルスの夫もやってきて、警察に知らせずにどうやって解決しようかということになるのだけれど、途中で、ある重要な秘密がわかり、それが事件の背景になっていることが判明する、という内容。
その秘密がネタバレになるのでこれ以上詳しく書けないけれど、秘密が出てくるまでが少し冗長で眠くなりました。「別離」や「セールスマン」に比べると脚本がイマイチかもしれない。
クルスとバルデムが主演なので、時々、ペドロ・アルモドバルの映画じゃないかという錯覚に襲われますが、映像がくっきりとした色合いの美しいもので、この辺もアルモドバルっぽい? ただ、アルモドバルの映画では母親が重要だけど、この映画では父親が重要。ここはすごくよかったけれど、ネタバレできないので書けない、残念。
ファルハディの作る話は、ある出来事や事件がきっかけで、家族や夫婦の関係に大きな変化が起こるというもので、それは「別離」や「セールスマン」と共通している。ただ、イランが舞台の2作と、スペインが舞台のこの映画では変化の現れ方はいくぶん異なっている気がします。クルスの夫を演じるアルゼンチン俳優、リカルド・ダリンもいい味を出していて、主役の3人の演技がみごと。
もう1本、別の日に見た「さらば愛しきアウトロー」。ロバート・レッドフォードが引退宣言した最後の出演作とのこと。
原題が、「The Old Man & the Gun」で、これは明らかにヘミングウェイの「老人と海」(The Old Man and the Sea)のもじりなわけです。
老いた漁師が漁に出て大きな魚と格闘し、ついに仕留めるが、帰る途中で鮫に食べられてしまうという、老人のハードボイルドな生き方を描いたヘミングウェイの小説に対し、この映画は強盗と脱獄が生きがいみたいな伝説の銀行強盗フォレスト・タッカーの懲りない人生を描きます。
タッカーは決して人を傷つけず、紳士的に銀行強盗をし続けた実在の人物とのことで、レッドフォードより少し年上のクリント・イーストウッドが監督・主演した「運び屋」と比べて見てしまう面もありますが、「運び屋」に比べるとこちらはずっと明るくて、タッカーから見たら、「運び屋」の老人は人生を楽しんでないということになりそう。「運び屋」のイーストウッドが刑務所で静かに花を育てているとき、レッドフォードのタッカーは脱獄こそが人生の楽しみみたいに思って実行している。
レッドフォードはやはり、ポール・ニューマンの系列の反逆児的側面もあったのだな、と思う。一方、イーストウッドの方は、反逆とは無縁なアウトローだったか(俺が法律だ、みたいな感じ?)。
レッドフォードもイーストウッドも監督としても成功したが、この2人の比較というのはどうなのだろう。イーストウッドは監督としては巨匠クラスになっているが、レッドフォードはサンダンス映画祭の活動が高く評価されている。俳優としては演技が際立つタイプでなく、どちらも主演男優賞には届かない。でも、2人とも一世を風靡したスターであることは確か。
「運び屋」が高齢のイーストウッドが監督しているのに対し、「さらば愛しきアウトロー」は若い監督なのも対照的です。
さて、10連休の前夜、26日金曜日は昼間に試写で「誰もがそれを知っている」を見て、そのあと、東京駅から高崎線でさいたま新都心へ。
午後6時台の帰宅ラッシュ時間なので混むのは当然。東京駅から上野駅まで高崎線または宇都宮線でこの時間帯に行ったことは何度かあるので、混み具合もわかっていました。
その時点でかなり混んでいたのですが、殺人ラッシュになったのは赤羽駅から。ここでものすごい数の人が乗り込んできて、すし詰め状態。他の乗客と体がくっついた状態というか、くっつく以上に相当な圧力で押されます。こんなの、電車が遅れたとか何かあった場合しか乗ったことないけど、この電車は別に何かあったわけじゃない、これが平常運転らしい。
赤羽の次の浦和ですし詰めはとりあえず解消しますが、それでも人と人との間に空間がほとんどないような状態。浦和の次がさいたま新都心で、この時間帯にさいたま新都心に帰宅する人などいるはずもなく、降りるのは映画やコンサートに行く人だけでしょう。案の定、降りる人は少なく、前の人たちにいったん降りてもらってやっと降りられる状態。
埼玉県の人は大変だ、埼玉県の団地にしなくてよかった、とつくづく思ったのでした。
かれこれ4年近く前に都心から家賃の安い郊外の古いUR賃貸に引っ越すことを考え、いくつか候補を見つけたのですが、その1つが、「埼玉県のうた」を歌うはなわ氏が生まれた春日部市の武里団地。東武伊勢崎線の駅前。が、この東武伊勢崎線(スカイツリーライン)と乗り入れている地下鉄日比谷線の大混雑を何度も経験しているので、それがいやで却下したのだけど、埼玉方面の電車ってどれも混んでます。
帰りは京浜東北線で南浦和に行き、そこで武蔵野線に乗り換えたのだけど、上りの京浜東北線がすごいラッシュ。下りの方がよっぽどすいている。なんで? 途中の北浦和で乗ってきた若者たち、明らかに埼玉大学生だわ。ほかにも社会人のグループとかいて、あっちこっちからおしゃべりが聞こえる。もうとにかく上りなのにこんなに混むのかよってくらい混んでました。南浦和で武蔵野線に乗り換えるのに都合のいい車両だったからかもしれないけど。
そして、武蔵野線もいつもより混んでいた。10連休前の夜というのが関係してたのだろうか。
武蔵野線は南浦和から千葉県方面行きに乗ると、南越谷、越谷レイクタウン、吉川の3駅で埼玉県民がどっと降りて、あとはだいたい千葉県民。というか、いつもは吉川からガラガラなんだけど、この日はそうでもなかった。
この武蔵野線も、埼玉県の方はものすごく混んでいます。南越谷で東武伊勢崎線に乗り換える人が多いみたい。まあとにかく人が多いんだわ、埼玉。
で、なんでさいたま新都心へ行ったかというと、MOVIXさいたまの最大箱シアター12で「翔んで埼玉」を上映するからです。
この映画もそろそろ終わるところが多くなってきていますが、MOVIXさいたまは当分やると思うけど、大きいスクリーンではなかなかやらなくなっていました。
最大箱シアター12での上映は、26日の夜が最終かもしれない、と思うと見に行かないわけにはいかない。
先日の浦和の応援上映は楽しかったけれど、音響、映像はMOVIXさいたまに比べると劣っていたので、もう一度、さいたまの最大箱で見られるのはありがたかったです。
聖地さいたまもさすがにお客さんは少なく、500人のシアターに数十人でした。笑い声も特に聞こえず、終わったあとにはお客さんの楽しげな声があちこちから聞こえたけど、六本木の方が声が大きかったなあ。さいたまの方はリピーターも多かったのだろうけど。
話題のドルビーシネマがオープンし、さいたまの話題はそちらに行っているようです。
昼間見た「誰もがそれを知っている」は「別離」、「セールスマン」で2度のアカデミー賞外国語映画賞に輝いたイランのアスガー・ファルハディ監督の新作で、ペネロペ・クルス、ハビエル・バルデム主演の完全なスペイン映画になっています。
アルゼンチン人と結婚し、故郷を離れていた女性(クルス)が妹の結婚式のために2人の子供と里帰り。故郷には父や姉夫婦、元恋人(バルデム)とその妻などがいる。クルスとバルデムが元恋人なのは田舎町では誰でも知っている。
そして、結婚披露宴のさなかにクルスの娘が誘拐され、身代金を要求される。本国で求職活動中だったクルスの夫もやってきて、警察に知らせずにどうやって解決しようかということになるのだけれど、途中で、ある重要な秘密がわかり、それが事件の背景になっていることが判明する、という内容。
その秘密がネタバレになるのでこれ以上詳しく書けないけれど、秘密が出てくるまでが少し冗長で眠くなりました。「別離」や「セールスマン」に比べると脚本がイマイチかもしれない。
クルスとバルデムが主演なので、時々、ペドロ・アルモドバルの映画じゃないかという錯覚に襲われますが、映像がくっきりとした色合いの美しいもので、この辺もアルモドバルっぽい? ただ、アルモドバルの映画では母親が重要だけど、この映画では父親が重要。ここはすごくよかったけれど、ネタバレできないので書けない、残念。
ファルハディの作る話は、ある出来事や事件がきっかけで、家族や夫婦の関係に大きな変化が起こるというもので、それは「別離」や「セールスマン」と共通している。ただ、イランが舞台の2作と、スペインが舞台のこの映画では変化の現れ方はいくぶん異なっている気がします。クルスの夫を演じるアルゼンチン俳優、リカルド・ダリンもいい味を出していて、主役の3人の演技がみごと。
もう1本、別の日に見た「さらば愛しきアウトロー」。ロバート・レッドフォードが引退宣言した最後の出演作とのこと。
原題が、「The Old Man & the Gun」で、これは明らかにヘミングウェイの「老人と海」(The Old Man and the Sea)のもじりなわけです。
老いた漁師が漁に出て大きな魚と格闘し、ついに仕留めるが、帰る途中で鮫に食べられてしまうという、老人のハードボイルドな生き方を描いたヘミングウェイの小説に対し、この映画は強盗と脱獄が生きがいみたいな伝説の銀行強盗フォレスト・タッカーの懲りない人生を描きます。
タッカーは決して人を傷つけず、紳士的に銀行強盗をし続けた実在の人物とのことで、レッドフォードより少し年上のクリント・イーストウッドが監督・主演した「運び屋」と比べて見てしまう面もありますが、「運び屋」に比べるとこちらはずっと明るくて、タッカーから見たら、「運び屋」の老人は人生を楽しんでないということになりそう。「運び屋」のイーストウッドが刑務所で静かに花を育てているとき、レッドフォードのタッカーは脱獄こそが人生の楽しみみたいに思って実行している。
レッドフォードはやはり、ポール・ニューマンの系列の反逆児的側面もあったのだな、と思う。一方、イーストウッドの方は、反逆とは無縁なアウトローだったか(俺が法律だ、みたいな感じ?)。
レッドフォードもイーストウッドも監督としても成功したが、この2人の比較というのはどうなのだろう。イーストウッドは監督としては巨匠クラスになっているが、レッドフォードはサンダンス映画祭の活動が高く評価されている。俳優としては演技が際立つタイプでなく、どちらも主演男優賞には届かない。でも、2人とも一世を風靡したスターであることは確か。
「運び屋」が高齢のイーストウッドが監督しているのに対し、「さらば愛しきアウトロー」は若い監督なのも対照的です。
2019年4月21日日曜日
「翔んで埼玉」応援上映@浦和
この土日はあちこちで「翔んで埼玉」の応援上映をやっていましたが、やっぱり行きたい、と思い、映画館を調べるも、一番近い亀有は予約がしょぼすぎる。盛り上がりそうなのはさいたま、浦和、池袋だけど、池袋は行くのが面倒。さいたまは日曜午前中なので無理。残るは日曜午後の浦和、ということで、35年以上ぶりに浦和駅へ。
浦和って、あまり行ったことないんで、どう変わったかもよくわからないのですが。
浦和レッズは昔はなかったな。
駅の西側。
ユナイテッドシネマは上の場所とは反対の駅の東側のパルコの中にあります。
パルコの中がわかりにくくてちょっと迷った。
IMAXの「ボヘミアン・ラプソディ」も大盛況のようでした。
「翔んで埼玉」応援上映もかなり入っていましたが、応援はわりと控えめ。前の方に座っていたので、ペンライトとか使っていた人がいたのかもわかりませんでしたが、一番後ろに応援慣れしている人たちが陣取っていたようで、的確なツッコミや拍手があり、よかったです。
ツイッターを見たら、さいたまや池袋はツッコミも多く、かなり盛り上がったみたいですが、浦和はわりと控えめな感じ。ツッコミもさほど多くなかった。私の周辺は初めての人が多いような気がしました。でも、それだけに、驚きながらの笑いが。
この前の「ボヘミアン・ラプソディ」の応援上映は、前の方に陣取った人が大声で時々叫んでいて、映画の音と自分の間にこの人の声が入るのがいやだったんですが、今回は一番後ろから声が来るので、前からは映画の音、後ろからは掛け声で、これなら気分よく見られます。
ツイッターで読んだことのあるツッコミだったんで、新宿にも参戦した人たちなのでしょう。午前中さいたま、午後浦和と、ハシゴだったのかもしれません。
最後の埼玉県のうたは小声で歌いました。
ツイッター見ると、うらやましいな、さいたま、と思いますが、このユナイテッドシネマ浦和、行ってよかったです。
映画館の上の階が映写室ミュージアムになっているのです。
35ミリフィルムと70ミリフィルム。
映写技師の服。
この階は実際に映写室になっていて、スクリーンの映写室の出口もあります。
さらに上の階は中央図書館とか。シネコンの下の階には書店があって、創元の「フランケンシュタイン」が置いてありました!(先週「ボヘミアン」で行った木場のヨーカドーの書店にもあったけど)
映写室ミュージアムの隣にカフェがあり、そこに映画で使われた通行手形と絵が置かれていました。
こちらはアマゾンに注文してあった「ボヘミアン・ラプソディ」ブルーレイ。昨夜、コンビニで無事ゲット。
浦和って、あまり行ったことないんで、どう変わったかもよくわからないのですが。
浦和レッズは昔はなかったな。
駅の西側。
ユナイテッドシネマは上の場所とは反対の駅の東側のパルコの中にあります。
パルコの中がわかりにくくてちょっと迷った。
IMAXの「ボヘミアン・ラプソディ」も大盛況のようでした。
「翔んで埼玉」応援上映もかなり入っていましたが、応援はわりと控えめ。前の方に座っていたので、ペンライトとか使っていた人がいたのかもわかりませんでしたが、一番後ろに応援慣れしている人たちが陣取っていたようで、的確なツッコミや拍手があり、よかったです。
ツイッターを見たら、さいたまや池袋はツッコミも多く、かなり盛り上がったみたいですが、浦和はわりと控えめな感じ。ツッコミもさほど多くなかった。私の周辺は初めての人が多いような気がしました。でも、それだけに、驚きながらの笑いが。
この前の「ボヘミアン・ラプソディ」の応援上映は、前の方に陣取った人が大声で時々叫んでいて、映画の音と自分の間にこの人の声が入るのがいやだったんですが、今回は一番後ろから声が来るので、前からは映画の音、後ろからは掛け声で、これなら気分よく見られます。
ツイッターで読んだことのあるツッコミだったんで、新宿にも参戦した人たちなのでしょう。午前中さいたま、午後浦和と、ハシゴだったのかもしれません。
最後の埼玉県のうたは小声で歌いました。
ツイッター見ると、うらやましいな、さいたま、と思いますが、このユナイテッドシネマ浦和、行ってよかったです。
映画館の上の階が映写室ミュージアムになっているのです。
35ミリフィルムと70ミリフィルム。
映写技師の服。
この階は実際に映写室になっていて、スクリーンの映写室の出口もあります。
さらに上の階は中央図書館とか。シネコンの下の階には書店があって、創元の「フランケンシュタイン」が置いてありました!(先週「ボヘミアン」で行った木場のヨーカドーの書店にもあったけど)
映写室ミュージアムの隣にカフェがあり、そこに映画で使われた通行手形と絵が置かれていました。
こちらはアマゾンに注文してあった「ボヘミアン・ラプソディ」ブルーレイ。昨夜、コンビニで無事ゲット。
2019年4月14日日曜日
これが見納め?「ボヘミアン・ラプソディ」IMAX
1週間限定で木曜日まで109で「ボヘミアン・ラプソディ」IMAXを上映しているので、土日両方行ってきた。
これがおそらく見納めかな、と思う。
まだ細々と上映は続きそうだけど、条件のいい映画館での上映はなくなるかもしれない。
今月下旬にMOVIXさいたまでドルビーシネマでの上映があるのだけど、平日の昼間で無理。見たかったなあ、ドルビーシネマの「ボヘミアン」。
また、「翔んで埼玉」の応援上映が今週金曜日に新宿であるのだが、先週の「ボヘミアン・ラプソディ」応援上映で掛け声が多くて、ちょっと掛け声は苦手だな、と思ったので、これはパス。
こちらも平日の午後5時からなので、まだ席は余っている。
平日の5時からじゃ無理、とか、なんで埼玉じゃなくて新宿なの?とかいろいろツッコミが入っているが、新宿のバルト9が東映系なのと、ここでやってみて他でもできそうだったら広げるのかな、と思う。
「ボヘミアン」と違って、こちらは掛け声というよりディスリとか、下手するとお客さん同士でけんか?もあるんじゃないの?とちと心配。
「ボヘミアン・ラプソディ」は合計30回見た。
内、IMAXが日比谷2回、木場6回。あとはTOHOシネマズのアトモスやTCX、川崎チネチッタのLIVEZOUNDといった大きなスクリーンで音がいいところや、通常上映としては非常に音がいいMOVIX亀有の最大箱シアター10。この亀有のシアター10が一番多く見ていて、10回。あとは亀有の2番箱シアター9で2回、中箱で1回。この亀有の中箱が一番小さいスクリーンで、これ以外はすべて大きなスクリーンで見ている。
亀有のシアター10は音響がいいのだが、設備も担当者も非常にいいのではないかと思う。最近見たときも、かなり音量を上げているのに音が割れず、きれいなのだ。IMAXやアトモスで雑音が目立つのを経験しているので、亀有の音響調節のすごさを感じる。通常だけど重低音もしっかり響いている。だからここでやるたびに出かけていたが、何度も何度もここでやってくれた。最後の週まで。
そして、やっぱり最高なのは109木場のIMAX。IMAXは木場と日比谷しか知らないけど、日比谷はスクリーンが小さい。それで木場へ行ったら、もう木場のIMAXにはまってしまい、結局6回行った。最後に行った土日の2回は久々のIMAXだったけど、本当に没入感があって、それまで見づらかった部分がすごくよく見えて、そして重低音もすごくて、これを最後にできてよかったと思う。
あと好きだったのはTOHOららぽーと船橋のアトモスかな。
はじまりの場所、日本橋は、先週行ってなつかしかったけど、亀有、木場、船橋と比べると印象が薄くなってしまう。日本橋のスクリーン7の映像はきれいだったけど音が小さいのが難点。日比谷もわりと音が小さいのだよね。
「君の名は。」や「空海」(「妖猫傳」)はとにかく見られればいいという感じで、小さいスクリーンでも何回も見たけれど、「ボヘミアン」に関しては環境第一で、よい環境でなければ見なくていい、という感じ。それでも30回も見たのはよい環境でやってくれていたから。
さて、あとはブルーレイが届くのを待つばかりです。
リピーターばかりしていて新作を見ていない、わけではなく、「バイス」と「麻雀放浪記2020」を見ているのだけれど、「バイス」はネットに詳しい解説が出ていて、それ以外にあまり言うことがない。「麻雀放浪記2020」はアイデア倒れでちょっと残念な出来でした。
これがおそらく見納めかな、と思う。
まだ細々と上映は続きそうだけど、条件のいい映画館での上映はなくなるかもしれない。
今月下旬にMOVIXさいたまでドルビーシネマでの上映があるのだけど、平日の昼間で無理。見たかったなあ、ドルビーシネマの「ボヘミアン」。
また、「翔んで埼玉」の応援上映が今週金曜日に新宿であるのだが、先週の「ボヘミアン・ラプソディ」応援上映で掛け声が多くて、ちょっと掛け声は苦手だな、と思ったので、これはパス。
こちらも平日の午後5時からなので、まだ席は余っている。
平日の5時からじゃ無理、とか、なんで埼玉じゃなくて新宿なの?とかいろいろツッコミが入っているが、新宿のバルト9が東映系なのと、ここでやってみて他でもできそうだったら広げるのかな、と思う。
「ボヘミアン」と違って、こちらは掛け声というよりディスリとか、下手するとお客さん同士でけんか?もあるんじゃないの?とちと心配。
「ボヘミアン・ラプソディ」は合計30回見た。
内、IMAXが日比谷2回、木場6回。あとはTOHOシネマズのアトモスやTCX、川崎チネチッタのLIVEZOUNDといった大きなスクリーンで音がいいところや、通常上映としては非常に音がいいMOVIX亀有の最大箱シアター10。この亀有のシアター10が一番多く見ていて、10回。あとは亀有の2番箱シアター9で2回、中箱で1回。この亀有の中箱が一番小さいスクリーンで、これ以外はすべて大きなスクリーンで見ている。
亀有のシアター10は音響がいいのだが、設備も担当者も非常にいいのではないかと思う。最近見たときも、かなり音量を上げているのに音が割れず、きれいなのだ。IMAXやアトモスで雑音が目立つのを経験しているので、亀有の音響調節のすごさを感じる。通常だけど重低音もしっかり響いている。だからここでやるたびに出かけていたが、何度も何度もここでやってくれた。最後の週まで。
そして、やっぱり最高なのは109木場のIMAX。IMAXは木場と日比谷しか知らないけど、日比谷はスクリーンが小さい。それで木場へ行ったら、もう木場のIMAXにはまってしまい、結局6回行った。最後に行った土日の2回は久々のIMAXだったけど、本当に没入感があって、それまで見づらかった部分がすごくよく見えて、そして重低音もすごくて、これを最後にできてよかったと思う。
あと好きだったのはTOHOららぽーと船橋のアトモスかな。
はじまりの場所、日本橋は、先週行ってなつかしかったけど、亀有、木場、船橋と比べると印象が薄くなってしまう。日本橋のスクリーン7の映像はきれいだったけど音が小さいのが難点。日比谷もわりと音が小さいのだよね。
「君の名は。」や「空海」(「妖猫傳」)はとにかく見られればいいという感じで、小さいスクリーンでも何回も見たけれど、「ボヘミアン」に関しては環境第一で、よい環境でなければ見なくていい、という感じ。それでも30回も見たのはよい環境でやってくれていたから。
さて、あとはブルーレイが届くのを待つばかりです。
リピーターばかりしていて新作を見ていない、わけではなく、「バイス」と「麻雀放浪記2020」を見ているのだけれど、「バイス」はネットに詳しい解説が出ていて、それ以外にあまり言うことがない。「麻雀放浪記2020」はアイデア倒れでちょっと残念な出来でした。
2019年4月11日木曜日
はじまりの場所で「ボヘミアン・ラプソディ」応援上映
あちらこちらで上映が終了しつつある「ボヘミアン・ラプソディ」。TOHO日本橋も今は応援上映だけで、今週は水曜まで一番大きいTCXスクリーンの部屋(スクリーン7)で上映。木曜と金曜は狭い部屋になり、土日だけいつもはアトモスの2番目に大きい部屋、その後はまた狭い部屋で、来週木曜に終了と出ている。
この日本橋のスクリーン7は最初に「ボヘミアン・ラプソディ」を見たところ。その後、同じ日本橋のアトモスで見て、このときのアトモスが具合が悪かったので、それからは日比谷に行ったり、亀有で見たり、IMAXの大きなスクリーンを求めて木場へ行ったり、アトモスの音響のいい船橋へ行ったり、応援上映盛り上がりそうな川崎チネチッタへ行ったりと、あちらこちらの映画館を旅してまわっていた。
中でも亀有は何度も最大箱のシアター10で上映してくれ、そのたびに出かけたが、春分の日からほとんどシアター10で上映。こちらは11日で終わりなので、先週、2回出かけている。結局、亀有が一番回数が多い。
そしていよいよ日本橋も終わりに近づき、最初に見たスクリーン7のTCXで上映とあれば、行かないわけにはいかない。
とりあえず、今週の日曜に行ってみたら、応援上映なのに静かなもので、最後に拍手が起こった程度。うーん、やっぱり日本橋は実質応援じゃないのか。でも、TCXの映像はなかなか美しかったし、音響は音量を上げている亀有には劣るが、映像はIMAXの次くらいにはいい。最初にここで見て感動し、リピーターになったのだと思うと感無量。
そんなわけで、このスクリーン7での最後の上映になる水曜日にまた出かけた。
行ってみると、ロビーにはコスプレの一団が。中に入ると、なんか、応援上映の常連さんがたくさん集まっているような雰囲気。映画が始まるとすぐに拍手拍手、歌が始まると光りもの、ひんぱんに起こる拍手と、時々起こるかけ声。拍手はいいんだが、このかけ声がドキッとしてしまう。
私自身も拍手したり歌ったりして、楽しかったんだけど、これまでの応援上映は、わりと盛り上がったと思った場合でも映画をじっくり鑑賞できたのに、今回は拍手やかけ声やライトで映画そのものに集中できなかった。映画を見たというよりは、応援する人たちを見物したような感じ(それはそれで面白いのだけど)。
映画が終わると、ライブエイドのフレディのコスプレした人が通路に立ち、エーオとかやりだすとまわりの人もエーオと答え、「ウィー・アー・ザ・チャンピオンズ」を周囲の人と歌いだした。どうもこの人の周辺の人たち、みんななじみの常連さん? まあ、私も一緒にエーオしたり歌ったりしたんで、楽しかったんだけど。
今後は「ボヘミアン・ラプソディ」は応援上映だけが残っていくことになりそうなのだけど、じっくり映画を鑑賞はもうできなくなるかもしれないと思った。まだしばらくは通常上映もありそうなので、あと1回、通常上映で映画を鑑賞して締めにしたい。最後、「タイム・フォー・グッバイ、ウィー・ラヴ・ユー」のあとはしんみりとしたいのだけど、あの応援上映では無理だから。
この日本橋のスクリーン7は最初に「ボヘミアン・ラプソディ」を見たところ。その後、同じ日本橋のアトモスで見て、このときのアトモスが具合が悪かったので、それからは日比谷に行ったり、亀有で見たり、IMAXの大きなスクリーンを求めて木場へ行ったり、アトモスの音響のいい船橋へ行ったり、応援上映盛り上がりそうな川崎チネチッタへ行ったりと、あちらこちらの映画館を旅してまわっていた。
中でも亀有は何度も最大箱のシアター10で上映してくれ、そのたびに出かけたが、春分の日からほとんどシアター10で上映。こちらは11日で終わりなので、先週、2回出かけている。結局、亀有が一番回数が多い。
そしていよいよ日本橋も終わりに近づき、最初に見たスクリーン7のTCXで上映とあれば、行かないわけにはいかない。
とりあえず、今週の日曜に行ってみたら、応援上映なのに静かなもので、最後に拍手が起こった程度。うーん、やっぱり日本橋は実質応援じゃないのか。でも、TCXの映像はなかなか美しかったし、音響は音量を上げている亀有には劣るが、映像はIMAXの次くらいにはいい。最初にここで見て感動し、リピーターになったのだと思うと感無量。
そんなわけで、このスクリーン7での最後の上映になる水曜日にまた出かけた。
行ってみると、ロビーにはコスプレの一団が。中に入ると、なんか、応援上映の常連さんがたくさん集まっているような雰囲気。映画が始まるとすぐに拍手拍手、歌が始まると光りもの、ひんぱんに起こる拍手と、時々起こるかけ声。拍手はいいんだが、このかけ声がドキッとしてしまう。
私自身も拍手したり歌ったりして、楽しかったんだけど、これまでの応援上映は、わりと盛り上がったと思った場合でも映画をじっくり鑑賞できたのに、今回は拍手やかけ声やライトで映画そのものに集中できなかった。映画を見たというよりは、応援する人たちを見物したような感じ(それはそれで面白いのだけど)。
映画が終わると、ライブエイドのフレディのコスプレした人が通路に立ち、エーオとかやりだすとまわりの人もエーオと答え、「ウィー・アー・ザ・チャンピオンズ」を周囲の人と歌いだした。どうもこの人の周辺の人たち、みんななじみの常連さん? まあ、私も一緒にエーオしたり歌ったりしたんで、楽しかったんだけど。
今後は「ボヘミアン・ラプソディ」は応援上映だけが残っていくことになりそうなのだけど、じっくり映画を鑑賞はもうできなくなるかもしれないと思った。まだしばらくは通常上映もありそうなので、あと1回、通常上映で映画を鑑賞して締めにしたい。最後、「タイム・フォー・グッバイ、ウィー・ラヴ・ユー」のあとはしんみりとしたいのだけど、あの応援上映では無理だから。
2019年4月10日水曜日
ある優秀な研究者の悲劇(追記あり)
この記事はある人物のプライバシーについて触れているため、一度非公開にしたあと、実名やリンクを消し、表現を一部改めて再掲します。
今日、朝日新聞に、3年前に自死したある優秀な女性研究者についての記事が出た。
ネットでも話題になり、いろいろなツイートがされているが、彼女の著書を出版した人が今年の2月に書いたブログ記事を読むと、詳しいことがわかる。
それにょると、この研究者は日本思想史、特に仏教史を専攻していて、論文をまとめた本がアカデミズムの世界で2つの大きな賞を取るほど高く評価されたが、大学での専任の職に就くことができず、ついに40歳を迎えてしまった。
20以上の大学に応募したが、すべて落選、書類を見たあとさえないものも多かったという。
アカデミズムの世界でこれほど高く評価されていながら、研究職を得られないまま40代を迎えてしまった彼女は、結婚して夫に養ってもらいながら研究を続けることを考え、医師である男性と結婚するが、男性は実は統合失調症だった。結婚後、症状を抑える薬をやめてしまい、医師の職も失い、結婚生活も破綻、しかし夫はなかなか離婚に同意してくれず、彼女は心を病んでいく。そして、離婚届を出した直後に自殺したとのこと。
ツイッターを見ると、日本の大学の現状についての批判がいろいろ書かれていたり、仏教系の研究の世界は住職の子弟じゃないとだめとかいう実態について触れている人もいるが、それはそのとおりなのだけど、正直、私が感じたのは、結婚に逃げたのが最悪、ということだった。
彼女ほど優秀な人が研究職を得られない背景として、研究職の少なさ、住職の子弟じゃないとだめみたいな縁故の世界、女性差別などがあるけれど、最悪なのは、彼女が結婚したことだと思う。
私の時代には、女性は最終的には結婚すればいいから、と言われ、それで女性を採用しないとか普通にあったが、私より20歳近くも年下の彼女の世代まで、女性は結婚して夫に養ってもらって研究、というところに逃げようとするとは、もう驚くやらショックを受けるやら。
もしも夫の金で研究したいなら、相手を周到に選ばないといけないのに、親にもろくに相談せずに決めてしまったらしい。しかもインターネットで知り合ったとか。やばい。
相手が統合失調症だということは、本人もその親も隠していて、結婚後にわかったというが、相手の男性のメールによる求婚がひんぱんにあり、親まで頼みに来るとか、これは最初から怪しい。
つまり、女性は夫に養ってもらって研究しようと思って結婚。
相手の男性と親は、統合失調症の自分/息子を引き受けてくれる女性を探していた。
いかんだろ、これは!
文系は博士課程に進むと破滅、というのは昨年、九州大学放火自殺事件のときに書いたが(右サイドの2018年9月をクリックすると記事が複数出てくる)、今回の話もそれは同じ。
ただ、この女性研究者は両親の家に住んでいたので、すぐに経済的に困るという状況ではなかった。
アカデミズムの賞を2つも受賞するほど優秀な人なので、30代のうちは、必ず就職できると思っていたが、40代に入って、これは無理だと思うようになったのだろう。
くだんのブログ記事の中に、「自分の業績は就職にプラスになるどころかマイナスにしかならない」という彼女の言葉が引用されているが、アカデミズムの世界は派閥があったり縁故社会だったりして、業績が就職に結びつかないことは非常に多い。業績なしで就職できる人がいまだにかなりいるというツイートもあった。
九州大放火自殺の人もそうだが、30代のうちは必ず就職できるという希望を抱いて研究にまい進し、40代になって現実を知る、というのはものすごく危険。
特に、40歳になって、もう就職は無理だから結婚して研究、ていうのは、もう、絶句してしまう。やばい、やばすぎる。研究者としては優秀でも世間を知らなさすぎる。
九州大事件のときに、研究者として終わるのが一番の絶望、ということを書いた。
九州大の男性研究者の場合、講師職を失い、研究室にも出入りできなくなるので放火自殺したのだが、研究しかない人にとって、研究者として終わるのは死に等しいのだ。九州大の人は、研究をあきらめればほかに仕事はあったと思う。
この女性研究者も、研究以外で仕事を得ることはできたと思うが、あまりにすばらしい業績があり、周囲からも認められていたので、研究以外の道は考えられなかっただろう。仮に結婚に逃げることを考えなくても、これだけの業績がありながら研究者としては終わるということに耐えられなかったかもしれない。そう思うと、結婚があってもなくても結果は同じだったのか? でも、結婚で研究ができなくなるということは考えた方がよかった。世の中DV男もいるわけだし。
2人の研究者の自死の背後にあるアカデミズムの世界の問題はとても大きく、こうすればよかったと言っても始まらないのだが、こういう自死の話が出ないと注目されないというのも、そして、一時的に注目されても何の改善もない、というのも、絶句するしかないが、うまいこと就職できた人たちが改革しようとしてないし、就職できなかった人は生きるか死ぬかだし、またしても絶句。
追記(4月15日)
九州大放火自殺事件に続いて、またまたみわよしこ氏がこの女性研究者の自死についても書いているのだが、本当にこの人は研究の世界のことを知らないというか、その記事自体が非常に歯切れが悪く、中途半端な記事なのだけど、この女性研究者が親元から独立して生活保護を受けていれば、とか、まったく的外れなことを書いているのには驚いた。
この女性研究者は衣食住は親に依存して、非常勤講師などの稼ぎをすべて研究費に充てていたのだそうだ。
だから、親から独立して生活保護を受けたら、研究費が出せないから、研究なんかできなくなる。
非常勤講師などで稼いだ分は生活費に充てることになり、それで足りない分を生活保護となるが、非常勤講師などで月に13万円以上収入があったら生活保護の対象にはならない。
非常勤講師で月に13万円以上の収入ならわりと普通にある。もっとある人もいるけど、講師をたくさんやるとその分研究の時間が減るし、収入が少ないと研究費を出せない。
で、みわよしこ氏はこの研究者は親から独立して生活保護を受けて研究を続ければよかったと言うのだけど、生活保護は必要最低限の生活費しか出さないから、研究のお金なんか出してくれない。生活保護の人はスマホも持てない、パソコン買ってもいけないんだけど、みわ氏はこの辺専門家だからわかってるはずなのに。
みわ氏は研究というのは図書館から本を借りて読むことだと思っているのかもしれない。
研究者としてやっていくには複数の学会に所属し、1つの学会につき1万円近い年会費を払うとか、学会に行く旅費とかが必要とかわかってないんだろう。ここにお金かけないと論文発表できないので、研究者としては死ぬ。
もちろん、論文書くには本をたくさん読んだり、リサーチに出かけたりする必要がある。図書館から借りられる本なんてたかが知れてるんだが。
基本的にはよい活動をしている人なのであまり批判はしたくないんだが、みわ氏のような認識が世間一般の研究に対する認識なんだろうな、と思ってため息つくしかない。
今日、朝日新聞に、3年前に自死したある優秀な女性研究者についての記事が出た。
ネットでも話題になり、いろいろなツイートがされているが、彼女の著書を出版した人が今年の2月に書いたブログ記事を読むと、詳しいことがわかる。
それにょると、この研究者は日本思想史、特に仏教史を専攻していて、論文をまとめた本がアカデミズムの世界で2つの大きな賞を取るほど高く評価されたが、大学での専任の職に就くことができず、ついに40歳を迎えてしまった。
20以上の大学に応募したが、すべて落選、書類を見たあとさえないものも多かったという。
アカデミズムの世界でこれほど高く評価されていながら、研究職を得られないまま40代を迎えてしまった彼女は、結婚して夫に養ってもらいながら研究を続けることを考え、医師である男性と結婚するが、男性は実は統合失調症だった。結婚後、症状を抑える薬をやめてしまい、医師の職も失い、結婚生活も破綻、しかし夫はなかなか離婚に同意してくれず、彼女は心を病んでいく。そして、離婚届を出した直後に自殺したとのこと。
ツイッターを見ると、日本の大学の現状についての批判がいろいろ書かれていたり、仏教系の研究の世界は住職の子弟じゃないとだめとかいう実態について触れている人もいるが、それはそのとおりなのだけど、正直、私が感じたのは、結婚に逃げたのが最悪、ということだった。
彼女ほど優秀な人が研究職を得られない背景として、研究職の少なさ、住職の子弟じゃないとだめみたいな縁故の世界、女性差別などがあるけれど、最悪なのは、彼女が結婚したことだと思う。
私の時代には、女性は最終的には結婚すればいいから、と言われ、それで女性を採用しないとか普通にあったが、私より20歳近くも年下の彼女の世代まで、女性は結婚して夫に養ってもらって研究、というところに逃げようとするとは、もう驚くやらショックを受けるやら。
もしも夫の金で研究したいなら、相手を周到に選ばないといけないのに、親にもろくに相談せずに決めてしまったらしい。しかもインターネットで知り合ったとか。やばい。
相手が統合失調症だということは、本人もその親も隠していて、結婚後にわかったというが、相手の男性のメールによる求婚がひんぱんにあり、親まで頼みに来るとか、これは最初から怪しい。
つまり、女性は夫に養ってもらって研究しようと思って結婚。
相手の男性と親は、統合失調症の自分/息子を引き受けてくれる女性を探していた。
いかんだろ、これは!
文系は博士課程に進むと破滅、というのは昨年、九州大学放火自殺事件のときに書いたが(右サイドの2018年9月をクリックすると記事が複数出てくる)、今回の話もそれは同じ。
ただ、この女性研究者は両親の家に住んでいたので、すぐに経済的に困るという状況ではなかった。
アカデミズムの賞を2つも受賞するほど優秀な人なので、30代のうちは、必ず就職できると思っていたが、40代に入って、これは無理だと思うようになったのだろう。
くだんのブログ記事の中に、「自分の業績は就職にプラスになるどころかマイナスにしかならない」という彼女の言葉が引用されているが、アカデミズムの世界は派閥があったり縁故社会だったりして、業績が就職に結びつかないことは非常に多い。業績なしで就職できる人がいまだにかなりいるというツイートもあった。
九州大放火自殺の人もそうだが、30代のうちは必ず就職できるという希望を抱いて研究にまい進し、40代になって現実を知る、というのはものすごく危険。
特に、40歳になって、もう就職は無理だから結婚して研究、ていうのは、もう、絶句してしまう。やばい、やばすぎる。研究者としては優秀でも世間を知らなさすぎる。
九州大事件のときに、研究者として終わるのが一番の絶望、ということを書いた。
九州大の男性研究者の場合、講師職を失い、研究室にも出入りできなくなるので放火自殺したのだが、研究しかない人にとって、研究者として終わるのは死に等しいのだ。九州大の人は、研究をあきらめればほかに仕事はあったと思う。
この女性研究者も、研究以外で仕事を得ることはできたと思うが、あまりにすばらしい業績があり、周囲からも認められていたので、研究以外の道は考えられなかっただろう。仮に結婚に逃げることを考えなくても、これだけの業績がありながら研究者としては終わるということに耐えられなかったかもしれない。そう思うと、結婚があってもなくても結果は同じだったのか? でも、結婚で研究ができなくなるということは考えた方がよかった。世の中DV男もいるわけだし。
2人の研究者の自死の背後にあるアカデミズムの世界の問題はとても大きく、こうすればよかったと言っても始まらないのだが、こういう自死の話が出ないと注目されないというのも、そして、一時的に注目されても何の改善もない、というのも、絶句するしかないが、うまいこと就職できた人たちが改革しようとしてないし、就職できなかった人は生きるか死ぬかだし、またしても絶句。
追記(4月15日)
九州大放火自殺事件に続いて、またまたみわよしこ氏がこの女性研究者の自死についても書いているのだが、本当にこの人は研究の世界のことを知らないというか、その記事自体が非常に歯切れが悪く、中途半端な記事なのだけど、この女性研究者が親元から独立して生活保護を受けていれば、とか、まったく的外れなことを書いているのには驚いた。
この女性研究者は衣食住は親に依存して、非常勤講師などの稼ぎをすべて研究費に充てていたのだそうだ。
だから、親から独立して生活保護を受けたら、研究費が出せないから、研究なんかできなくなる。
非常勤講師などで稼いだ分は生活費に充てることになり、それで足りない分を生活保護となるが、非常勤講師などで月に13万円以上収入があったら生活保護の対象にはならない。
非常勤講師で月に13万円以上の収入ならわりと普通にある。もっとある人もいるけど、講師をたくさんやるとその分研究の時間が減るし、収入が少ないと研究費を出せない。
で、みわよしこ氏はこの研究者は親から独立して生活保護を受けて研究を続ければよかったと言うのだけど、生活保護は必要最低限の生活費しか出さないから、研究のお金なんか出してくれない。生活保護の人はスマホも持てない、パソコン買ってもいけないんだけど、みわ氏はこの辺専門家だからわかってるはずなのに。
みわ氏は研究というのは図書館から本を借りて読むことだと思っているのかもしれない。
研究者としてやっていくには複数の学会に所属し、1つの学会につき1万円近い年会費を払うとか、学会に行く旅費とかが必要とかわかってないんだろう。ここにお金かけないと論文発表できないので、研究者としては死ぬ。
もちろん、論文書くには本をたくさん読んだり、リサーチに出かけたりする必要がある。図書館から借りられる本なんてたかが知れてるんだが。
基本的にはよい活動をしている人なのであまり批判はしたくないんだが、みわ氏のような認識が世間一般の研究に対する認識なんだろうな、と思ってため息つくしかない。
2019年4月9日火曜日
港区六本木で「翔んで埼玉」の贅沢な時間
月曜は仕事帰りにTOHOシネマズ六本木で「翔んで埼玉」を見る。
都心のTOHOは当初、「埼玉」をかなり冷遇していて、六本木や上野、錦糸町は小箱を当てて予約は瞬殺。日比谷、新宿、渋谷は東映系の映画館が近くにあるので遠慮して上映せず。その上、埼玉県にはTOHOシネマズが1軒しかないという、TOHO蚊帳の外の「埼玉」大ヒットだったのですが、上野と錦糸町はすぐさま大き目の箱に替えたものの、六本木だけはかたくなに小箱で上映。さすが都会指数のヒエラルキー最上位の港区のシネコンだわ~と感心?したものでした。
その六本木もその後は大き目の箱を当てるようになり、そして、ドラえもんの春休みが終わって、期待の「ダンボ」は思ったほど入らず、「名探偵コナン」までどうしよう、と思ったのか、ここに来て、上野と六本木が最大箱で「埼玉」をやりだしたのです。
特に六本木の最大箱は都内第2位の大きさを誇るTCXのスクリーン。聖地MOVIXさいたまの最大箱より横が1.5メートルくらい長い。しかもさいたまのスクリーンはシネスコ用なので、「埼玉」を上映すると左右に少し黒い部分があるのだけれど、六本木のTCXはちょうど「埼玉」の画面サイズに合っていて、黒い部分がないのです。
しかも、ツイッターで、ここで「埼玉」を見た人が音がいいと書いていた。
うーん、これは一度行かねば。
と思って前日の夜、予約しようとアクセスしましたが、どの席がいいのかわからず悩む。
TOHO六本木は何度か行ったことありますが、大部分は試写会で、このTCXの部屋も入った記憶はあるけれど、まだTCXじゃない時代だったような気がします。それに、試写会だと座席を選べないので、私みたいなペーペーはうんと前の方とか一番端とかの席にされるので、入ったことがあってもどこがいいのかよくわからない。
で、以前から一度座ってみたいと思っていたのが、プレミアムボックスシート。入場料+1000円で、座席のわきに荷物を置くスペースがあり、座席と座席の間についたてがあって隣を意識しないですむ席です。
これまでさいたまとか亀有とかで「埼玉」を見てきたけれど、都会指数最上位の港区六本木で「埼玉」を見るんだからぜいたくしてもいいんじゃないかと思って予約。
ぜいたくついでに、シネマイレージを使ってドリンクとポップコーンをもらったらどうだろう、と思いました。シネマイレージ、実はあと500マイルくらいで1か月フリーパスが作れるのですが、最近はフリーパスの座席数に制限が設けられ、平日に行っても席が取れないケースがあるようです。予約できないので行っても見れるかどうかわからないし、第一、うちはMOVIXの方が近いのに、フリーパスあるから遠いTOHOへ行くのも面倒だし、と思ったら、フリーパスはやめてドリンクやポップコーンをもらった方がいいかなと。
というわけで、1000円高いプレミアムボックスシートと、無料のドリンクとポップコーンでぜいたくするぞ、と出かけました。
仕事は渋谷というか、例の児童相談所問題で悪い意味で話題になった港区南青山の近くの渋谷区内だったので、南青山まで出てそこから六本木まで歩くことにしました。六本木ヒルズは渋谷区内からも見えているのでそこをめざして歩きます。
が、途中で雨が降ってきた。
六本木に着いたら映画が始まるまで1時間半近くあったので、雨宿りも兼ねてヒルズのマックへ。1階がマックカフェ、2階が普通のマックのようでしたが、気がつかず、マックカフェで高い(といっても230円)コーヒーを買ってしまう。買ってから、上のマックなら100円コーヒーだった?と気づいたけど、六本木まで来てけちるなよ、自分、と思い、マックカフェでゆったりしました。
マックカフェだと瀬戸物のコーヒーカップに入って出てきます。味も100円のよりよい。
そしてまた雨の中を歩いてシネコンに行きましたが、濡れた傘があるし、仕事帰りなので荷物も多いし、急に寒くなって冬のジャケットを着ていたので、荷物置き場のあるボックスシートはとてもありがたかったです。普通の座席で隣の人がドリンクとポップコーンを座席のところに置いていると気になるたちなのだけど、ボックスシートなら隣に気がねせず飲食できます。
ポップコーンは大きな音を立てて食べている人が近くにいると嫌な思いをしていたので、予告のうちにさっさと食べましたが、噛むと音がけっこうする。シネマイレージでもらえるのはドリンクもポップコーンもSなのだけど、どちらもSでも量が多いです。なんでみんなMとか食べられるのだろう。
とりあえず、シネコンのポップコーン初体験でした(ポップコーンなんてお金を出して食べるものだとは思っていない)。
ボックスシートはスクリーンに対する位置も非常によくて、私としては理想の距離でした。ただ、前の人の座高が高いとスクリーンにかぶってしまいそう。スクリーンが床まであるので。
「翔んで埼玉」はTCXで大画面になったからといって、それまで見たときより映像の質が向上しているわけではないです。映像の質は同じで、画面が大きくなっている感じ。ただ、音響はよかった。さいたまや亀有で見たときは聞き取りづらかったせりふが非常にクリアーによく聞こえます。音質もいい感じ。最後の方の放送局のシーンで、子供の笑う声がするのですが、これまでは左やや前の方から聞こえていたのに、ここでは左後方から聞こえました。座席の位置のせいではなく、サラウンド感がある感じ。それ以外でも細かい音とか、今までよりよいなあという感じを非常に受けて、映像音響ともに満足。
ただ、お客さんの笑いが全然聞こえない。さいたまみたいに笑いっぱなしはないにしても、亀有程度には笑うと思ったら、全然笑わない。六本木はノリが悪い、という意見がツイッターにあったけど、やはりそうなのか、と思いながら見ていたら、映画が終わって静かになった瞬間、場内から大きな笑い声と楽しげな声が。見ている間はみんな、声を出すのを我慢していたのかな。終わったときのお客さんたちの雰囲気はとてもいい感じでした(さいたまの方は地元ネタとか話してるけど)。
あるいは、私のようなリピーターが多かったのかもしれない。
六本木は「翔んで埼玉」のご当地でもあり、最初の方に登場する女性ダンサーが踊っている場所は六本木だそうだし、映画の中では港区の青山や赤坂がヒエラルキー上位になっているし、その港区の六本木の映画館の最大スクリーンを「埼玉」が支配した、というのはこれはこれですごいことなのかもしれません。最後、あの巨大画面全体に、「大好き埼玉」の文字が出るのも感慨深い。
外に出ると雨はやんでいて、六本木駅から乗った日比谷線は東武動物公園行き。乗ってる人たちは埼玉に帰るのか、と思うとまた味わい深いものがありました。
ていうか、日比谷線が東武線と乗り入れているので、六本木には毎日埼玉の空気が来ているのです。
都心のTOHOは当初、「埼玉」をかなり冷遇していて、六本木や上野、錦糸町は小箱を当てて予約は瞬殺。日比谷、新宿、渋谷は東映系の映画館が近くにあるので遠慮して上映せず。その上、埼玉県にはTOHOシネマズが1軒しかないという、TOHO蚊帳の外の「埼玉」大ヒットだったのですが、上野と錦糸町はすぐさま大き目の箱に替えたものの、六本木だけはかたくなに小箱で上映。さすが都会指数のヒエラルキー最上位の港区のシネコンだわ~と感心?したものでした。
その六本木もその後は大き目の箱を当てるようになり、そして、ドラえもんの春休みが終わって、期待の「ダンボ」は思ったほど入らず、「名探偵コナン」までどうしよう、と思ったのか、ここに来て、上野と六本木が最大箱で「埼玉」をやりだしたのです。
特に六本木の最大箱は都内第2位の大きさを誇るTCXのスクリーン。聖地MOVIXさいたまの最大箱より横が1.5メートルくらい長い。しかもさいたまのスクリーンはシネスコ用なので、「埼玉」を上映すると左右に少し黒い部分があるのだけれど、六本木のTCXはちょうど「埼玉」の画面サイズに合っていて、黒い部分がないのです。
しかも、ツイッターで、ここで「埼玉」を見た人が音がいいと書いていた。
うーん、これは一度行かねば。
と思って前日の夜、予約しようとアクセスしましたが、どの席がいいのかわからず悩む。
TOHO六本木は何度か行ったことありますが、大部分は試写会で、このTCXの部屋も入った記憶はあるけれど、まだTCXじゃない時代だったような気がします。それに、試写会だと座席を選べないので、私みたいなペーペーはうんと前の方とか一番端とかの席にされるので、入ったことがあってもどこがいいのかよくわからない。
で、以前から一度座ってみたいと思っていたのが、プレミアムボックスシート。入場料+1000円で、座席のわきに荷物を置くスペースがあり、座席と座席の間についたてがあって隣を意識しないですむ席です。
これまでさいたまとか亀有とかで「埼玉」を見てきたけれど、都会指数最上位の港区六本木で「埼玉」を見るんだからぜいたくしてもいいんじゃないかと思って予約。
ぜいたくついでに、シネマイレージを使ってドリンクとポップコーンをもらったらどうだろう、と思いました。シネマイレージ、実はあと500マイルくらいで1か月フリーパスが作れるのですが、最近はフリーパスの座席数に制限が設けられ、平日に行っても席が取れないケースがあるようです。予約できないので行っても見れるかどうかわからないし、第一、うちはMOVIXの方が近いのに、フリーパスあるから遠いTOHOへ行くのも面倒だし、と思ったら、フリーパスはやめてドリンクやポップコーンをもらった方がいいかなと。
というわけで、1000円高いプレミアムボックスシートと、無料のドリンクとポップコーンでぜいたくするぞ、と出かけました。
仕事は渋谷というか、例の児童相談所問題で悪い意味で話題になった港区南青山の近くの渋谷区内だったので、南青山まで出てそこから六本木まで歩くことにしました。六本木ヒルズは渋谷区内からも見えているのでそこをめざして歩きます。
が、途中で雨が降ってきた。
六本木に着いたら映画が始まるまで1時間半近くあったので、雨宿りも兼ねてヒルズのマックへ。1階がマックカフェ、2階が普通のマックのようでしたが、気がつかず、マックカフェで高い(といっても230円)コーヒーを買ってしまう。買ってから、上のマックなら100円コーヒーだった?と気づいたけど、六本木まで来てけちるなよ、自分、と思い、マックカフェでゆったりしました。
マックカフェだと瀬戸物のコーヒーカップに入って出てきます。味も100円のよりよい。
そしてまた雨の中を歩いてシネコンに行きましたが、濡れた傘があるし、仕事帰りなので荷物も多いし、急に寒くなって冬のジャケットを着ていたので、荷物置き場のあるボックスシートはとてもありがたかったです。普通の座席で隣の人がドリンクとポップコーンを座席のところに置いていると気になるたちなのだけど、ボックスシートなら隣に気がねせず飲食できます。
ポップコーンは大きな音を立てて食べている人が近くにいると嫌な思いをしていたので、予告のうちにさっさと食べましたが、噛むと音がけっこうする。シネマイレージでもらえるのはドリンクもポップコーンもSなのだけど、どちらもSでも量が多いです。なんでみんなMとか食べられるのだろう。
とりあえず、シネコンのポップコーン初体験でした(ポップコーンなんてお金を出して食べるものだとは思っていない)。
ボックスシートはスクリーンに対する位置も非常によくて、私としては理想の距離でした。ただ、前の人の座高が高いとスクリーンにかぶってしまいそう。スクリーンが床まであるので。
「翔んで埼玉」はTCXで大画面になったからといって、それまで見たときより映像の質が向上しているわけではないです。映像の質は同じで、画面が大きくなっている感じ。ただ、音響はよかった。さいたまや亀有で見たときは聞き取りづらかったせりふが非常にクリアーによく聞こえます。音質もいい感じ。最後の方の放送局のシーンで、子供の笑う声がするのですが、これまでは左やや前の方から聞こえていたのに、ここでは左後方から聞こえました。座席の位置のせいではなく、サラウンド感がある感じ。それ以外でも細かい音とか、今までよりよいなあという感じを非常に受けて、映像音響ともに満足。
ただ、お客さんの笑いが全然聞こえない。さいたまみたいに笑いっぱなしはないにしても、亀有程度には笑うと思ったら、全然笑わない。六本木はノリが悪い、という意見がツイッターにあったけど、やはりそうなのか、と思いながら見ていたら、映画が終わって静かになった瞬間、場内から大きな笑い声と楽しげな声が。見ている間はみんな、声を出すのを我慢していたのかな。終わったときのお客さんたちの雰囲気はとてもいい感じでした(さいたまの方は地元ネタとか話してるけど)。
あるいは、私のようなリピーターが多かったのかもしれない。
六本木は「翔んで埼玉」のご当地でもあり、最初の方に登場する女性ダンサーが踊っている場所は六本木だそうだし、映画の中では港区の青山や赤坂がヒエラルキー上位になっているし、その港区の六本木の映画館の最大スクリーンを「埼玉」が支配した、というのはこれはこれですごいことなのかもしれません。最後、あの巨大画面全体に、「大好き埼玉」の文字が出るのも感慨深い。
外に出ると雨はやんでいて、六本木駅から乗った日比谷線は東武動物公園行き。乗ってる人たちは埼玉に帰るのか、と思うとまた味わい深いものがありました。
ていうか、日比谷線が東武線と乗り入れているので、六本木には毎日埼玉の空気が来ているのです。
2019年4月7日日曜日
コレクターズ・アイテム
アマゾンで一番人気だった「ボヘミアン・ラプソディ」の特典つきブルーレイ。画像はアマゾンのサイトから。
Tシャツと紫色の特典ディスクと右上のスチールブックがアマゾン独自の特典。
右中央のポストカード3枚は特典なしの通常版にもついてくるようです(DVDのみは除く)。
で、昨日の今頃アマゾンを見たときは、このセットは6600円くらいでしたが、さっき見たら18500円くらいになっていた!
正規の分の予約が終了して、業者の出品するものだけになったので、値段がバカ高くなったようです。コレクターズ・アイテム恐るべし。
ブルーレイとDVDのセットにTシャツと特典ディスクがついたもの、ブルーレイと4KディスクにTシャツと特典ディスクがついたものはまだ正規の料金のものがあるようです。
普通だったら特典なしの通常版をオムニ7で買うのですが、このアマゾンの特典ディスクが気になるのでアマゾンで予約しました。通常版より2000円くらい高くて、たぶんTシャツの値段なんだろうと思うけど。夏にこのTシャツを着て応援上映に行くのか? まだやってる?
2019年4月4日木曜日
「翔んで埼玉」に登場するユニモはまさかの千葉県!
「翔んで埼玉」のロケ地について書かれたサイトはいくつかありましたが、結末近くの埼玉県を紹介するシークエンスに登場するショッピングセンター、ユニモがまさかの千葉県市原市だということがわかりました!
ユニモってどこなんだろう、USシネマがあるみたいだけど、と思って検索してみたら、次のようなサイトが。
http://unimo-chiharadai.com/sp/eventnews/detail/?id=696
https://www.watchtown.jp/blog/4367
最初、1番目のリンク先を見たときは、場所がすぐにはわかりませんでしたが、よく見ると「ちはら台」の文字が。
ちはら台って、千葉じゃん。
USシネマちはら台があるようです。
てことは、屋上の「さ」の文字はあとから作ったのね。
2番目のリンク先には外観の写真も出てます。
まあ、ららぽーとやイオンでなく、あまり知られてないのを出してきたというのはわかる気もするが、まさかの千葉県だったとは。(いまんとこ埼玉県民から文句出てないというか、あまり気づかれてない?)
埼玉県の風景は実際は群馬県で多く撮影されたようだし、千葉の海も実際は茨城県の海らしいし、流山の決戦は神奈川県らしい。一致してるのは東京都庁くらい? 金塊の隠し場所は前に行ったことのある栃木県の大谷石採掘場跡なのは気づいていたが、最後の池袋の地下のアジトが春日部だったとは! まさに怒涛の春日部!
池袋のシーンや群馬の空をプテラノドンが飛んでいるシーンは実際の風景をコラージュしたりCG処理したりして作られたらしい。
で、実は水曜日にまたまたさいたま新都心まで見に行ってしまったのだが(高須コラボは3月で終わりのはず)、帰りになんとなく蕨に寄ってみたくなった。
最初にさいたま新都心にこの映画を見に行ったとき、シャノアールの猫ファイル目当てで蕨に立ち寄り、餃子の満洲で餃子定食を食べて、そのあとシャノアールでコーヒー飲んでファイルをもらったのだけど、餃子の満洲のやみつき丼をこの前食べなかったのが心残りだったのだ。
都心に住んでいたとき、埼玉県の某私大に非常勤講師で行っていて、帰りに蕨に寄って餃子の満洲で夕食を食べることが多かったのだが、その後都心から郊外に引っ越したので、蕨に寄れなくなってしまった。またその私大もやめてしまったので、本当に行く機会がなくなっていた。
もともと20代の頃に7年間だけ埼玉県に住んでいたことがあって、そのときの最寄駅が蕨だった。蕨の駅から少し東に行くとそこはもう川口市で、住所は川口市だったのだけど、乗り降りする駅は蕨だった。
その頃はもちろん、餃子の満洲はなかったと思う。
それから長い年月がすぎて、たまたま埼玉県の私大に講師に行くようになって、また蕨に立ち寄り、食事するだけでなく、住んでいたときからあったヨーカドーや駅前の書店にも立ち寄っていた。
このまえ蕨に来たときは、ヨーカドーや書店の方へは行かなかったのだけれど、今回行ってみて驚いた。
ヨーカドーはライフというスーパーに、書店はサイゼリヤになっていたのだ!
ヨーカドーのビルは取り壊され、ライフは平屋のスーパーで、空が広い。こんな駅のそばの一等地で平屋の建物って、ぜいたくなのかなんなのか?
そして、書店の建物はかつては1階と2階が書店だったんだけど、1階はなにか別の施設、2階がサイゼリヤだった。
書店は須原屋だったかな。浦和に本店があって、川口市に住んでいた当時は浦和店も蕨店も品ぞろえのいい書店だったんだけど、長いブランクの末に行ったときはもう、蕨店は漫画と雑誌の書店になっていた。浦和は全然行ってないのでわからない。
それにしても、蕨のあたり、数年前に立ち寄っていたときとはかなり雰囲気が違って見えた。ヨーカドーがなくなったせいだろうか。
この前も思ったのだけれど、蕨のあたりへ行くと、埼玉っていいよね、と思うのである。若い頃の(20代の7年間の)思い出の場所だからだろうか。大学院に合格したのも、修士論文を書いたのも、「フランケンシュタイン」の解説を書いたのも、キネ旬に登場し、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の採録などをしたのも、みんな、この蕨の近くの川口市にいたときなのだよ。「ワンス・アポン~」の次の年に都内に引っ越してしまったけど。
ユニモってどこなんだろう、USシネマがあるみたいだけど、と思って検索してみたら、次のようなサイトが。
http://unimo-chiharadai.com/sp/eventnews/detail/?id=696
https://www.watchtown.jp/blog/4367
最初、1番目のリンク先を見たときは、場所がすぐにはわかりませんでしたが、よく見ると「ちはら台」の文字が。
ちはら台って、千葉じゃん。
USシネマちはら台があるようです。
てことは、屋上の「さ」の文字はあとから作ったのね。
2番目のリンク先には外観の写真も出てます。
まあ、ららぽーとやイオンでなく、あまり知られてないのを出してきたというのはわかる気もするが、まさかの千葉県だったとは。(いまんとこ埼玉県民から文句出てないというか、あまり気づかれてない?)
埼玉県の風景は実際は群馬県で多く撮影されたようだし、千葉の海も実際は茨城県の海らしいし、流山の決戦は神奈川県らしい。一致してるのは東京都庁くらい? 金塊の隠し場所は前に行ったことのある栃木県の大谷石採掘場跡なのは気づいていたが、最後の池袋の地下のアジトが春日部だったとは! まさに怒涛の春日部!
池袋のシーンや群馬の空をプテラノドンが飛んでいるシーンは実際の風景をコラージュしたりCG処理したりして作られたらしい。
で、実は水曜日にまたまたさいたま新都心まで見に行ってしまったのだが(高須コラボは3月で終わりのはず)、帰りになんとなく蕨に寄ってみたくなった。
最初にさいたま新都心にこの映画を見に行ったとき、シャノアールの猫ファイル目当てで蕨に立ち寄り、餃子の満洲で餃子定食を食べて、そのあとシャノアールでコーヒー飲んでファイルをもらったのだけど、餃子の満洲のやみつき丼をこの前食べなかったのが心残りだったのだ。
都心に住んでいたとき、埼玉県の某私大に非常勤講師で行っていて、帰りに蕨に寄って餃子の満洲で夕食を食べることが多かったのだが、その後都心から郊外に引っ越したので、蕨に寄れなくなってしまった。またその私大もやめてしまったので、本当に行く機会がなくなっていた。
もともと20代の頃に7年間だけ埼玉県に住んでいたことがあって、そのときの最寄駅が蕨だった。蕨の駅から少し東に行くとそこはもう川口市で、住所は川口市だったのだけど、乗り降りする駅は蕨だった。
その頃はもちろん、餃子の満洲はなかったと思う。
それから長い年月がすぎて、たまたま埼玉県の私大に講師に行くようになって、また蕨に立ち寄り、食事するだけでなく、住んでいたときからあったヨーカドーや駅前の書店にも立ち寄っていた。
このまえ蕨に来たときは、ヨーカドーや書店の方へは行かなかったのだけれど、今回行ってみて驚いた。
ヨーカドーはライフというスーパーに、書店はサイゼリヤになっていたのだ!
ヨーカドーのビルは取り壊され、ライフは平屋のスーパーで、空が広い。こんな駅のそばの一等地で平屋の建物って、ぜいたくなのかなんなのか?
そして、書店の建物はかつては1階と2階が書店だったんだけど、1階はなにか別の施設、2階がサイゼリヤだった。
書店は須原屋だったかな。浦和に本店があって、川口市に住んでいた当時は浦和店も蕨店も品ぞろえのいい書店だったんだけど、長いブランクの末に行ったときはもう、蕨店は漫画と雑誌の書店になっていた。浦和は全然行ってないのでわからない。
それにしても、蕨のあたり、数年前に立ち寄っていたときとはかなり雰囲気が違って見えた。ヨーカドーがなくなったせいだろうか。
この前も思ったのだけれど、蕨のあたりへ行くと、埼玉っていいよね、と思うのである。若い頃の(20代の7年間の)思い出の場所だからだろうか。大学院に合格したのも、修士論文を書いたのも、「フランケンシュタイン」の解説を書いたのも、キネ旬に登場し、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の採録などをしたのも、みんな、この蕨の近くの川口市にいたときなのだよ。「ワンス・アポン~」の次の年に都内に引っ越してしまったけど。
2019年4月2日火曜日
ステッカー目当てで「ボヘミアン・ラプソディ」24回目
昨年11月に公開されてから5か月近く上映が続いている「ボヘミアン・ラプソディ」も、ついに終了予定の劇場が増えてきました。
そんな中、先週土曜日におそらく最後となる特典の配布が。
キラキラステッカー。
公式サイトから画像をお借りしました。
表が小さな星がキラキラするステッカー。裏の紙をはがして貼るのだけど、はがせませんね。
「ショー・マスト・ゴー・オン」は映画のエンドロールの最後に流れた曲。
「ボヘミアン・ラプソディ」は何度も特典を配っていましたが、始まったばかりの頃は朝から上映しているので、夕方行ったらもうもらえないんじゃないかという感じで、特典の日には見に行っていませんでした。その後、年末になかなかよい絵柄のカードを配るというので、これはぜひ欲しいと思い、午後から上映の始まる木場のIMAXに出かけてゲット。
その後は特典はなかったみたいで、今回のステッカーは久々の特典?
もう今は1日1回のところが多いので、土曜に配ってもまだまだ余っているところもありそうです。
MOVIX亀有は春分の日からまたシアター10での上映になり、3月下旬に行きましたが、土曜日にステッカー配って、そのあとサイト見たらまだ在庫あり。日曜は上映がないので、月曜に行けば必ずもらえると思い、24回目の鑑賞に出かけました。
お客さん、あまり多くなかったので、まだまだ在庫あるようです。レディースデーまでもつかもしれない。MOVIXさいたまもまだ在庫ありですね。
シアター10で上映されるたびに行っているので、結局、一番多い回数を見た亀有。ここも来週木曜で終了のようです。「ボヘミアン・ラプソディ」をとっても優遇してくれた映画館だったので、感謝。
そんな中、先週土曜日におそらく最後となる特典の配布が。
キラキラステッカー。
公式サイトから画像をお借りしました。
表が小さな星がキラキラするステッカー。裏の紙をはがして貼るのだけど、はがせませんね。
「ショー・マスト・ゴー・オン」は映画のエンドロールの最後に流れた曲。
「ボヘミアン・ラプソディ」は何度も特典を配っていましたが、始まったばかりの頃は朝から上映しているので、夕方行ったらもうもらえないんじゃないかという感じで、特典の日には見に行っていませんでした。その後、年末になかなかよい絵柄のカードを配るというので、これはぜひ欲しいと思い、午後から上映の始まる木場のIMAXに出かけてゲット。
その後は特典はなかったみたいで、今回のステッカーは久々の特典?
もう今は1日1回のところが多いので、土曜に配ってもまだまだ余っているところもありそうです。
MOVIX亀有は春分の日からまたシアター10での上映になり、3月下旬に行きましたが、土曜日にステッカー配って、そのあとサイト見たらまだ在庫あり。日曜は上映がないので、月曜に行けば必ずもらえると思い、24回目の鑑賞に出かけました。
お客さん、あまり多くなかったので、まだまだ在庫あるようです。レディースデーまでもつかもしれない。MOVIXさいたまもまだ在庫ありですね。
シアター10で上映されるたびに行っているので、結局、一番多い回数を見た亀有。ここも来週木曜で終了のようです。「ボヘミアン・ラプソディ」をとっても優遇してくれた映画館だったので、感謝。
2019年4月1日月曜日
春の花いろいろ
日曜日は近所を散歩。いろいろな花が見られた。
ソメイヨシノは今が見ごろ。
公園の入口の外。
公園の中。
一足早く咲いていた桜。
野菜の花。桜島大根。
カリフラワー。
ブロッコリー。
蜂が飛んでいる。カリフラワーやブロッコリーは花が咲く前のところを食べているのだ。
池に映る桜。一時的に雲が出てきて日が陰った。
アオサギ。
ザリガニを捕まえたコサギ。
桃の花。同じ木に白とピンクの花が咲いている。
ソメイヨシノは今が見ごろ。
公園の入口の外。
公園の中。
一足早く咲いていた桜。
野菜の花。桜島大根。
カリフラワー。
ブロッコリー。
蜂が飛んでいる。カリフラワーやブロッコリーは花が咲く前のところを食べているのだ。
池に映る桜。一時的に雲が出てきて日が陰った。
アオサギ。
ザリガニを捕まえたコサギ。
桃の花。同じ木に白とピンクの花が咲いている。
「ダンボ」に関する追記(&訂正)
わざわざ別記事にするほどのことではないのだけれど、ティム・バートンの「ダンボ」について気になる指摘があったので、追記。
「ダンボ」のドリームランドがディズニーランドみたいなテーマパークで、それが悪いイメージで描かれている、ということは最初から気になってたし、ディズニーよくやるなと思っていた。だが、見ているうちに、どうもこれはディズニーランドじゃない、ディズニーランドが善のテーマパークで、こちらは悪のテーマパークになっている、と思うようになった。
実際、この映画のドリームランドはディズニーランドのパロディではなく、ティム・バートン・ワールドのパロディなのだ。特にナイトメアの方が。
そのドリームランドの経営者をマイケル・キートンが演じるということは、これはゴッサム・シティのパロディでもあるわけで、象が好きで象をいじめる役がつらかったというキートンがそれでも出演したのは、やはりティム・バートンの世界の悪夢的テーマパークの主には彼以外考えられないからだ(「バットマン」より前の「ビートルジュース」もキートンの主演)。
この映画にはダジャレがけっこうあって、ドリームランドも最後にDがとれてリームランド(懲らしめランド)に変わってしまう。ダンボの名前も、母親のジャンボのJが落ちて、上からDが落ちてきてダンボになる。考えたのは監督ではなく脚本家かもしれないが。
そんなふうにしてティム・バートン・ワールドのパロディであるドリーム(夢)ランドならぬナイトメア(悪夢)ランドが否定され、ダニー・デヴィートのサーカス団長が動物を檻に入れないサーカスを披露し(現代では動物に芸をさせるサーカスに対する批判が大きい)、ダンボ母子が象の群れの元に帰り、最後にシンデレラ城のディズニーのマークが出るとき、ティム・バートンの世界はディズニーランドじゃない、善の世界のディズニーランドへようこそ、みたいな感じで収まるのだ。(注)
だから、この映画ではバートンはまったくディズニーの世界に寄っていない。が、バートンのナイトメアランドとしてはあまり面白くない。そういう映画なのだ。ディズニーなのでナイトメアを徹底してない、というのはあるかもしれない。
追記&訂正
キートン演じるヴァンデヴァーの名前をフランス系だと思い、ディズニーの先祖がフランスのノルマンディー地方出身らしいからディズニーがモデルか、というようなことを書いてしまったが、ヴァンデヴァーはオランダ系の名前だったので、その部分を削除しました。
(注) バットマンはDCコミックスなんで、ディズニーのマーベルのライバルだから、バットマン的バートンのドリームランドは悪、ディズニーランドは善というのも筋が通る。
「ダンボ」のドリームランドがディズニーランドみたいなテーマパークで、それが悪いイメージで描かれている、ということは最初から気になってたし、ディズニーよくやるなと思っていた。だが、見ているうちに、どうもこれはディズニーランドじゃない、ディズニーランドが善のテーマパークで、こちらは悪のテーマパークになっている、と思うようになった。
実際、この映画のドリームランドはディズニーランドのパロディではなく、ティム・バートン・ワールドのパロディなのだ。特にナイトメアの方が。
そのドリームランドの経営者をマイケル・キートンが演じるということは、これはゴッサム・シティのパロディでもあるわけで、象が好きで象をいじめる役がつらかったというキートンがそれでも出演したのは、やはりティム・バートンの世界の悪夢的テーマパークの主には彼以外考えられないからだ(「バットマン」より前の「ビートルジュース」もキートンの主演)。
この映画にはダジャレがけっこうあって、ドリームランドも最後にDがとれてリームランド(懲らしめランド)に変わってしまう。ダンボの名前も、母親のジャンボのJが落ちて、上からDが落ちてきてダンボになる。考えたのは監督ではなく脚本家かもしれないが。
そんなふうにしてティム・バートン・ワールドのパロディであるドリーム(夢)ランドならぬナイトメア(悪夢)ランドが否定され、ダニー・デヴィートのサーカス団長が動物を檻に入れないサーカスを披露し(現代では動物に芸をさせるサーカスに対する批判が大きい)、ダンボ母子が象の群れの元に帰り、最後にシンデレラ城のディズニーのマークが出るとき、ティム・バートンの世界はディズニーランドじゃない、善の世界のディズニーランドへようこそ、みたいな感じで収まるのだ。(注)
だから、この映画ではバートンはまったくディズニーの世界に寄っていない。が、バートンのナイトメアランドとしてはあまり面白くない。そういう映画なのだ。ディズニーなのでナイトメアを徹底してない、というのはあるかもしれない。
追記&訂正
キートン演じるヴァンデヴァーの名前をフランス系だと思い、ディズニーの先祖がフランスのノルマンディー地方出身らしいからディズニーがモデルか、というようなことを書いてしまったが、ヴァンデヴァーはオランダ系の名前だったので、その部分を削除しました。
(注) バットマンはDCコミックスなんで、ディズニーのマーベルのライバルだから、バットマン的バートンのドリームランドは悪、ディズニーランドは善というのも筋が通る。
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