2019年5月6日月曜日

「名探偵ピカチュウ」(字幕版)2回目

5月3日の初日に見に行った「名探偵ピカチュウ」字幕版。
気になって、2日後の5日にもまた見に行ってしまった。

今年はやたらと映画をリピートしていて、去年からリピートしていた「ボヘミアン・ラプソディ」が去年からの合計30回、午前十時の映画祭の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」ディレクターズ・カットが4回(これは上映期間が長かったらもっと行っていた)、そして「女王陛下のお気に入り」と「ROMA」が2回ずつ、さらに「翔んで埼玉」が合計8回。
このうち、「女王陛下のお気に入り」と「ROMA」は見に行ってすぐまた見たくなって出かけた、という点で、今回の「名探偵ピカチュウ」と同じパターン。単に気に入っただけでなく、気になるところがあってまた出かけたというところも同じ。

前回と同じシネコンへ出かけたのだけど、グッズがだいぶ売り切れていた。前回買ったトートバッグも売り切れていて、買っといてよかった(でも、あれを持って外出する勇気はない)。
で、今回はパンフレットを購入。ポケモンカードがついている限定版ということだけど、表紙に限定盤と書いてあるので、相当数印刷しているのではないかと思う。

こちらがパンフレットの表紙。

これがカード。別にカードが欲しくて買ったのではない。

パンフレットはめったに買わないのだけど、やはりリピートした「君の名は。」と「空海」(妖猫傳)のパンフはなかなか読みごたえがあった。が、ブルーレイを買ったらついてきたブックレットと内容がかなりかぶっていた。「翔んで埼玉」もパンフレット買おうかと思ったのだけど、ブルーレイが出たらまた同じ内容のブックレットがついてくるかもしれないな、と思ったので買っていない。書店で売っていたムック本は面白そうだったけど。
一方、外国映画では「ボヘミアン・ラプソディ」のパンフを買ったけれど、こちらは値段のわりに中身が薄いと感じてしまった。
そんなわけで「名探偵ピカチュウ」のパンフも買う気はなかったんだけど、ピカチュウの写真がいろいろ出てたらいいな、と思って買ってみたが、やっぱり中身が薄くて写真も思ったほど多くない。でも、ポケモンが紹介されていたりして、初心者の私にとっては買って損ではないかな。

初日に見たあと、ネットで検索したら、ポケモン愛に満ちたブログなどが見つかり、それを読んで、なるほど、そうか、この映画は「アベンジャーズ/エンドゲーム」並みにポケモン歴長い人でないと理解できない作品なんだ、それにしてもこのポケモン愛、すごい、その気持ちわかる、と感じたので、少し紹介します。

まず、ネタバレなしで絵を使って紹介したツイッター。
https://twitter.com/mihori_t/status/1124860387067695104

こちらはネタバレ全開で、映画見たあとに読むと面白い。
http://pijyon.hatenablog.com/entry/2019/05/03/215318

前回、「ナントカの庭」と書いた、ポケモン初心者の私にはよくわからなかったものについての解説。確かに2回目見たら、これはクライマックスにつながるシーンだとわかりました。
https://fusetter.com/tw/pBaWK
このドダイトスのくだり、2回目見たら、本当によく考え抜かれた演出だと感心。
あと、このドダイトスの森の近くにあるポケモン遺伝子研究所みたいなところがある地域、道路を走る車が左側通行なんですね。このライムシティは英語の世界だけど、どの国かは不明で、せりふで「カントーからうんぬん」というのもあるんで、左側通行なのは日本へのオマージュなのか、あるいは、ライムシティを作った父子を演じるのがイギリス俳優なんで、同じく左側通行のイギリスと関連?(追記 スコットランドのグレンコーの風景に似ているという指摘があったが、そこでロケしたから左側通行なのか。)
まあ、この研究所と森のある地域は「翔んで埼玉」の秘境・群馬みたいな感じなんですけど。

こういった予習のおかげもあって、2回目は1回目よりずっとよくわかりました。
ピカチュウが出てくるまでが退屈、なんて書いたけど、伏線いろいろあるじゃないか、今回はまったく退屈せず。
まあ、とにかくピカチュウはかわいい。ライアン・レイノルズのせりふまわしがまた最高で、やっぱり吹替えはパスしてしまう。
今回も夜の字幕の回で、前回は子供はいなかったけど、今回は小さい子供が何人かいて、大丈夫かな、と思ったけど、終わったあとの感じでは楽しめたようだった。
前回も書いたけど、あの最後のところ、本当に好き。あと何回かは見に行ってしまいそう。映画館を出たあと、なんともいえない幸福感に包まれて、ああ、これは「ボヘミアン・ラプソディ」や「翔んで埼玉」を見たあとと似てるなあ、と思った。その幸福感を感じたくて、元気をもらいたくて、リピートしてしまう映画なのだ。エンドクレジットもすばらしい。