ぼったくり男爵の発言についてメディアがわざと意訳している、と批判している記事。
東京五輪にみる翻訳記事の危うさ(鴻巣友季子) - 個人 - Yahoo!ニュース
バッハは首都圏で行われる五輪競技が無観客になるのは残念だと言ったと書かれ、「残念とはなにごとだ」という批判が出たというが、
しかし本人の発言の英文(原文)はこうだ。
"This was a really difficult one and we all regret the consequences for you the athletes but also for the spectators," Bach said from Tokyo in a video message to athletes.
いちおう訳文をつけておく。
「今回は非常に難しい状況下にあり、選手の皆さん、そして観客の方々のことを思うと私たちも遺憾ですが、このような結果(無観客)となりました」と、東京入りしたバッハ会長はビデオメッセージで選手たちにそう語りかけた。
「残念」の部分は、"we all regret the consequences for you the athletes but also for the spectators"。regretとは「遺憾に思う、悔やまれる」という意味だ。
「遺憾に思う」って「残念に思う」と意味がかぶると思うんだが。
このあと、
報道においても非常に重要なことの一つは、「誰が誰に向けて発した言葉か」を明記することだ。この場合は、五者会談の場から選手たちに向けたメッセージだから、「選手のみなさんには気の毒ですが」ということになる。
ネイティヴのお墨付きかあ。そう言われると黙っちゃう人多いよね。