5日にしてようやく初詣に。さすがに5日の夕方では人もほとんどいませんでした。
その後、上野に出て、なんとなく松坂屋をうろうろしていたら、こんなものを見つけました。
エコ土鍋、だそうです。別にエコだから買ったのではありません。これでご飯が炊ける、というので買いました。
私は長年、アルミのミルクパンのふたの上に峠の釜飯のお釜を載せてご飯を炊いていました(重いもので押さえないとふきこぼれる)。ガスなので、すぐ炊けて、わりとうまい。それが5年前、引越したときに峠の釜飯のお釜を捨ててしまったので、ご飯がガスで炊けなくなりました。しかも、引越に失敗して、現在のところに引っ越すまでの間、ずっと引越のことを考えていたので、荷物はダンボールのまま、自宅では料理をせず、外食ばかりだったので、電気炊飯器を買うとか、そういう発想もありませんでした。
しかし、昨年、ついに引越を果たし、ここならなんとか落ち着けそうだから、いよいよ電気炊飯器を買おう、と思ったのですが……ん? 電気炊飯器だと炊くのに30分もかかるの? おまけに安いマイコンのはおいしく炊けないとか、IHの炊飯器だと1万円以上だとか。
鍋で炊くなら圧力鍋がよいのですが、これもまともなものは1万円以上。電子レンジでご飯が炊けて、ガスでも使えるというお釜が安く売っていたけれど、中国製だし、なんとなく使いづらそう。
というわけで、去年の6月に引越して以来、ずっと迷い続けていたのですが、この土鍋は値段も2310円だし、普通の土鍋より軽いし、万一、ご飯がうまく炊けなかったとしても土鍋として使えるので損はなかろう、と思い、買いました。普通の土鍋より速く火が通るのでエコなんだそうです。
ところで、峠の釜飯というのは、昔、長野新幹線ができる前、信越本線の群馬県から長野県に入るところで、列車が峠を越えるために駅で少し長めに停まるのですが、そのときにこの釜飯を買って食べるのです。スイッチバックとかいう方式で峠を越えて、その先は軽井沢だったのですが、長野新幹線ができたら信越本線のその部分は廃線になってしまいました。その後、峠の釜飯は道路の方で売られるようになったと聞いていますが、今はどうなっているのかな。私は信越本線で軽井沢へ行ったときに1度だけ食べたことがあります。ご飯を炊くときに使っていたお釜は知り合いからもらったものでしたが。などと書いていたら、食べたくなってきたなあ、峠の釜飯。
追記 峠の釜飯、今も横川駅で売っているようです。それ以外にもあちこちで買えるようですね。
http://okwave.jp/qa/q4155164.html
やっぱり横川駅へ行って食べるのが一番いいような気がする。駅弁大会とか、東京駅や大宮駅で見つけて買うとか、風情がない…。