2012年3月26日月曜日

ファイナル@苫小牧

もうすでに結果はわかってしまって、シーズン終了しているのですが、一応、写真を。
 とはいっても、今回はあまり熱心に写真を撮っていません。もともと練習中とフェイス・オフくらいしか撮らないのですが、今回はそれもあまり撮らず。でも、場内の雰囲気くらいはお伝えできるかも。
 まず3月17日(土)の第1戦。午前中の飛行機で北海道入りしたのですが、飛行機が遅れて試合開始に間に合わず。つか、南千歳で各駅に乗ればぎりぎり間に合う予定だったのが飛行機の遅れで各駅に間に合わず。それで次の13時45分の特急に乗ろうと思ったら、なぜか、12時48分の特急が来るという。なんでも列車から燃料が漏れているのが発見され、それで約1時間遅れたのだそうです。とにかくそれで苫小牧へ。
 着くとすでにバックスが1点取っていました。セミファイナルで負傷した福藤は欠場、かわりにレギュラー最終戦で初勝利を飾ったバックアップの小野がマスクをかぶっています。この試合はとにかく王子がメタメタで、春名も調子悪く、打てば入る状態。バックスのベンチ裏にはかなりの数のファンが来ていて、アウェー状態ではまったくありません。
 で、これが1ピリ終了時のリンク。フェンスの上にライトがつくようになっています。ザンボの運転手は王子のジャージを着ている。

 2ピリ開始前の春名。鷲の絵が描かれたマスク。

 んが、しかし、2ピリも打てば入る状態で次々とゴールされてしまい、バックアップの成澤に交替。

 3ピリは王子がふだんの王子らしくなり、2点差にまで追い上げられましたが、バックス勝利。終了のブザーと共に乱闘が。

 このファイナル、裏MVPとも言える小野ゴーリー。勝利は第1戦だけでしたが、ものすごい数のシュートを受けてよく守っていました。

 バックスはこのボンク選手のラインがすごい。

 ゴール裏に陣取るバックス応援団。試合終了後。

 3月18日(日)の第2戦。練習開始。まだスタンドはガラガラですが、試合開始頃にはかなり埋まりました。

 試合開始前の王子応援団。クレインズのパクリみたいだが。

 これは2ピリのフェイス・オフ。第2戦は王子が圧倒的に強く、バックスは弱いバックスに逆戻り。春名は第1戦の雪辱の完封勝利。

 3月20日(祝)の第3戦。練習開始前なのでガラガラですが、第2戦と第3戦はどちらも入場者数2000人以上です。この写真は本部席側から撮ったもの。

 フェイス・オフ。

 バックスはとにかく先制しないと勝てないのが今季のプレーオフのパターン。そして、この試合はバックス先制の絶好のチャンスがあったにもかかわらず、そのチャンスを逃し、そして王子が先制。これでまた王子のペースになってしまうのですが、しかし、その王子も攻め疲れか、しだいにバックスの方が元気になっていく。そして、1点差まで追いすがるのですが、6人攻撃も成功せず、王子が勝って、王手。舞台は日光に移ります。
 苫小牧ではこの試合が今季最後ということで、最後に王子のセレモニーがありました。苫小牧市長が来て、あいさつをしています。「苫小牧と日光は姉妹都市なので、日光には絶対に負けたくない」と言ってました。

 このあと、アリーナでは王子の選手のサイン会が行われたようです。

 このあと、私は釧路地方へ出かけてしまい、24日の日光の第4戦のときには飛行機で羽田に向かっていたので、結果はあとで見ました。第3戦、3ピリはバックス、かなりがんばったので、あるいは流れを引き寄せるか、と思いましたが、やはり王子は強かったようで、第4戦もバックスは先制できず、王子は3ピリ入って3対0とリード。しかし、このあと、怒涛の3ゴールでバックスが同点に追いつき、超満員の霧降アリーナは大興奮。が、OTでは王子が圧倒して勝ち、優勝、となったようです。とにかく第3戦と第4戦は王子のシュート数がハンパじゃない。小野は4失点でもセーヴ率90パーセント以上なんで。それに対し、バックスは16とか17とか、そんなシュート数で3点とってる(どちらの試合も)。今季のバックスは、たくさん打たれながら少ないシュートで効率よく点とって勝ったりしていたので、最後に来て、やっぱりレギュラーシーズンの強い王子と綱渡りのバックスの持ち味だったのかな、と。
 今季のアジアリーグは、絶対的に強いと思えたのは王子だけで、ハルラ、バックス、クレインズは強いんだか弱いんだかわからないチームでしたが、このファイナルでは、バックスよくやった、と思います。第3戦のあと、近くの王子ファンが「バックス、よくがんばった」と言って拍手していました。
 それと、5年前、王子はプレーオフ、ファーストラウンドでバックスに敗れて敗退しているのですね。クレインズがアジアリーグのプレーオフで初優勝した年です。だから、このファイナルは、王子のリベンジでもあったのだなあ、と。できれば5戦まで行ってほしかったけど、OTで優勝が決まるというのは一番ファイナルらしいと思います。5年前のクレインズの優勝もOTで決まりました。そして、2年前のハルラの優勝も。
 バックスにとっては、福藤負傷でもここまでやれたというのはすごいし、若い小野ゴーリーには大チャンスで、ほんとに裏MVPと言っていい活躍でした。
 というところで、アジアリーグはシーズン終了。NHLもプレーオフ進出を決めたチームが出てきて、レギュラーシーズンはいよいよ終盤。また、デレク・プラントがコーチをつとめるミネソタ大学ダルース校のブルドッグスは全米チャンピオンを決めるフローズン・フォーの出場が決まったようです、と書いてしまいましたが、実はあと1勝で出場だったのが、最後に負けてしまって出場ならずでした。残念
 というところで、ブルドッグスのサイトで久々にデレクの写真を見たら、髪の毛が薄くなっているような…。選手とコーチ陣がベンチに集まっているのを上から写した写真があるのだ。