2020年10月31日土曜日

あかりパーク2020

 金曜日の夜、上野公園を通ったら、こんなイベントが。


毎年、今の時期にやっているもの。



建物の壁に映像を映している。去年と同じ映像かな。


光のオブジェがいろいろ。


奥の博物館もライトアップ。

近所の公園のコキアが真っ赤に。




ダイサギ。

アオサギ。


カフェ・ベローチェの言い訳

10月27日、カフェ・ベローチェの某店で、ベーコンとキノコのパスタを注文したら、ベーコンがまったく入っていなかった。

上にたっぷりかつおぶしが載っているので、すぐにはわからず、ある程度食べてから、あれ、キノコしかない、と気づいた。しかし、今言うと、ベーコンだけ食べて文句言ってると思われるかもしれないので、苦情を言いに行きにくかったのだが、そのうち、足元にでっかいゴキブリがいるのに気づいたので、もういやになってさっさと出てしまった。

しかしベーコンとキノコのパスタなのにベーコンが全然入ってないなんてひどい、と思ったので、ネットで苦情を出すことにした。

いつもは苦情を出しても返事はいらないということで、こちらの氏名やメルアドは書かなかったのだけど、今回はパスタの値段が640円もすることだし、と思い、わざわざ氏名とメルアドを書いて、送った。

そして、来た返事がこれ。


平素はカフェ・ベローチェ****店をご利用いただき、誠にありがとうございます。
私はお客様問合せ窓口を務めさせていただいております**と申します。
この度は、燻しベーコンときのこの和風パスタにベーコンが入っていなかったとのこと、また、店内にゴキブリがいたとのこと、誠に申し訳ございませんでした。

お問い合わせいただきました件につきまして、店舗に確認させていただきました。
燻しベーコンときのこの和風パスタにつきまして、お客様のご注文をいただいてから調理をし、提供をさせていただいておりますが、ベーコンが入っていなかったとのことですので、担当者が入れ忘れたものと思われます。
調理担当者には改めて商品の調理から、提供するまで、目視確認を徹底するよう指導させていただきました。大変申し訳ございませんでした。

また、八柱駅第2ビル店におきまして、10月22日に専門業者により害虫駆除を実施しており、店内での害虫の生息は確認できませんでしたが、外部(近隣の建物)より侵入した可能性がございます。
重ね重ね深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。

**様におかれましては、何卒ご容赦いただき、今後ともカフェ・ベローチェ****店をご愛顧賜りますれば、幸甚でございます。

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〒170-6045
東京都豊島区東池袋3-1-1
 サンシャイン60ビル **階
株式会社シャノアール
総務部
お客様問い合わせ窓口
TEL 03-5928-****


これだけ?

これだけのために、個人情報を教えてしまったのか。

ゴキブリよそから侵入したからうちは関係ないって、そういう問題かね。つか、このベローチェのすぐそばにプロントと吉野家があるんだけど、この2つに濡れ衣を着せてるのか。

ベーコン忘れたのも次から注意しますって、まあ、たぶん、今回が初めてじゃないだろうね。

当分、ベローチェは行かない。

追記 実はこのベローチェは駅ビルの3階にあり、同じフロアのすぐそばにプロントがあって、両方の店は入り口が向き合っている。吉野家など他の飲食店は距離が離れていて、それ以外の店はないから、本部の人間が言う、近隣からゴキブリが侵入した、というのは、すぐそばのプロントからゴキブリが侵入したと言ってるのと同じなのだ。他の建物と書いているから、駅ビルの同じフロアですぐそばにプロントがあって、他の店から侵入したとするとそこしかないと、本部の人はわかってないのだろうが、プロントへの名誉棄損を平気でするのだなと思ったら余計腹が立った。それで、プロントに教えてやろうと思い、プロントの問い合わせフォームを見てびっくり。ベローチェの問い合わせフォームに比べ、なんという出来のよさ。おまけに問い合わせに返事が欲しい人は氏名とメルアドだけ書けばいいのだ。しかし、ベローチェは氏名、メルアド、性別、年齢まで書かないとだめ。そこまで個人情報出させて、返事があれとは。問題のベローチェの店がプロントのせいにしたとは思いたくないし、やっぱり本部がひどいんだろうと思う。

2020年10月28日水曜日

「朝が来る」&「鬼滅の刃」

 興味はあるけどそんなに見る気はしていなかった「朝が来る」と、漫画原作でテレビアニメの映画化で、全体の途中の部分でしかないらしいからまったく見る気がなかった「鬼滅の刃」を、急に思い立ってTOHO船橋でハシゴ。お気に入りのスクリーンのお気に入りの席が空いていたというだけの理由で。



1階外のピカチュウ。

実は「朝が来る」と「スパイの妻」と「空に住む」は試写状をいただいていて、どれも見たかったけれど、2月以降、試写に行かないでいるので、見るなら映画館、という気持ちだった。で、「スパイの妻」は非常に見たかったのだが、あと2本はどうかな、という感じ。
「空に住む」はタワマンに住む若い女性の話、と聞いて、うーん、それはパス、と思い、「朝が来る」は内容的に興味があり、どっちかに行くなら「朝が来る」だった。
が、「朝が来る」も湾岸のタワマンの上層階に住む裕福な夫婦が主人公だった。おいおい。
私は河瀬直美の映画がどうも苦手なのだが、この映画でも特別養子縁組についての解説のようなシーンがひたすら苦手で、回想シーンを入れていく手際もどうも違和感がある。しかも、養子をもらえるのは裕福で、夫婦の片方が仕事をやめて育児に専念できる、恵まれた人たちなんだということが描かれ、まあ、子どものことを考えたら当然なんだろうけど、やっぱり養子を育てるなんていうのは上級国民のぜいたくなのか、と思ってしまい、げんなりした。
ところが、後半、子どもを養子に出した側の女性の話になると、養子に出す側の女性たちは貧しかったり、家族に恵まれなかったり、風俗で働くしかなかったりと、裕福な夫婦とは正反対の女性たちであることが描かれる。結局、裕福な人たちは欲しいもの(養子)が手に入る、みたいなせりふもあり、養子を出す方ともらう方の2つの世界の大きな格差をドラマチックに描くこの後半部分は非常に見ごたえがあった。役者の演技もいい。

とんでもないメガヒットになっている「鬼滅の刃 無限列車編」。映画が始まってすぐ、ああ、これは新海誠や京都アニメーションとはまったく違う世界だな、とわかった。この手のアニメはまずもって見ない人間なのだ。なんつうか、静止画が目についたり、口が動いているだけだったり、ギャグシーンのキャラの顔の変化とか。でも、これはそういう世界のアニメなので、別に文句はない。それに、予備知識とかほとんどなかったのに、かなり面白かった。話がよくできているし、登場人物のせりふが泣かせるし、教育的にもいいことを言っているので、これなら親が子どもを連れていくのもわかる。最後、カラスが泣きながら飛んでいくのは、煉獄さんのカラスだからなのね、とエンドロールで初めてわかったりするような初心者だけど、あまり問題なく楽しめた。
主人公たちが強すぎて、鬼が全然怖くないのと、主人公たちはよい家族に恵まれていて、それで教育的にすばらしい考えの持ち主に育ったようなので、「朝が来る」の家族に恵まれなかった少女のような人はこの世界では鬼に利用されちゃうだけなのかな、と思ったのが欠点といえば欠点かな。よい家族や仲間に恵まれ、強さと才能を持ち、それを弱い者のために使うべき、と信じる立派な主人公たちなんだよね。鬼はそういう主人公たちを揺さぶって悪の側に来させようとしているのだけど、それに抵抗する主人公たちのせりふが実にまっとうで正しくて教育的に非常によろしいのです(ほめてます)。
まあ、私が子どもの頃に見ていたアニメ(「鉄腕アトム」とか「鉄人28号」とか)の主人公も基本的にはそういう感じだったからね。


2020年10月23日金曜日

「スパイの妻」

 ベネチア映画祭銀獅子賞受賞。



「鬼滅の刃」で大混雑だろうから当分映画館は行かない、と思っていたが、某映画館の座席市松模様は木曜が最後とわかり、行ってきた。「鬼滅」の群衆にまぎれることを恐れていたけれど、映画館は特に混んでいなかった。

さて、「スパイの妻」ですが、確かに演出のうまさを感じるシーンは随所にある。役者の演技もいい。でも、映画としては不満が多い。
黒沢清監督の映画はほとんど見ていないので、彼の作風や過去作から判断して見ることができないのだけれど、普通にひとつの作品として見た場合、いろいろ突っ込みどころが満載。
特に前半はヒロインの聡子が3人の男たちにマウントとられてばかりの無知な主婦として描かれ、まさにマンスプレイニングなので、女性差別だろ、とイライラ。
途中で聡子が目覚め、突然、夫に対して主導権を握る行動に出るのだが、そこで立場が逆転、なんてことはなく、最後は結局、夫の術中にはまっていたのだとわかる。
「スパイの妻」のタイトルの通り、この映画は聡子の視点で描きとおさなければならないはずなのだが、彼女と夫が対等のキャラになっているシーンが目につく。そのため、正義感が強く、賢く社会を見ている夫と、無知な妻、という構図になってしまい、聡子が真相を知って正義感に目覚めるのも唐突というか、結局は夫を愛するから夫の正義感に同調したみたいな、やっぱり女は、という女性差別的な印象を与える。
この映画は、聡子に惚れている憲兵が絶対に彼女に危害を加えないという前提に頼っていて、この憲兵が立場を利用して聡子をものにしようなどとは考えない、本質的にピュアな善人なので成り立っている。この前提が崩れたらこの話は成立しない、いや、もっとリアルな話になったはずなのに、このご都合主義が要所要所で使われる。
テレビドラマを再編集した劇場版とのことで、もとの長尺のテレビドラマならまた違うのかもしれないが、映画では時々唐突な展開とご都合主義と差別的な女性観がいらいらする。「おみごと」って、まあ、ミステリーのどんでん返しとしては「おみごと」ですけど、うーん。

2020年10月22日木曜日

旧館を知る@東京都美術館

 宴のあとの西洋美術館。


外からズームで。



上野動物園は9月に比べてかなり混んでいそう。サンキュー・シャンシャンのグッズ販売も始まったらしい。

東京都美術館。旧館を知る、というのをやってるというので。

入ってすぐのところのミラーボール。近くで撮ると自分がばっちり写るので遠方からズーム。

エスカレーターで降りて、階段を上がらねばならない。

ロビーだったところに展示してある。入場無料。

写真を撮っていいのはこの2つの模型のみ。展示は少ない。上が新館、下が旧館。



初めて行ったときがすでに新館だったので、旧館は記憶にない。奥の建物の1階で展示している。

近所の公園、色づくコキア。


2020年10月19日月曜日

最終日@西洋美術館

19日から 1年半の休館になる西洋美術館、18日はロンドン展の最終日でもあり、チケットはすでに完売で、予約なしで入れる常設展に人が流れている。前記事で、常設展なら混んでいても1枚の絵の前に人が何人もいることはない、と書きましたが、この日は行列ができてる絵もありました。


常設展入ってすぐの場所にこんなに人がいるのは初めて見ましたが、曇りでも三角屋根からは自然光が。

昔は印象派や現代美術の方が好きでしたが、最近はそれ以前の絵の方が興味深く、そちらを展示している本館をよく見ています。建築的にも興味あるし。

本館をじっくり見た後、新館に移り、モネの部屋を出たところの休憩室から窓越しにカフェすいれんを撮影。窓の前にブラインドがあって撮影はむずかしかった。

そのあとの部屋の内藤コレクション。ここは人が多くても熱心に見る人は少ないので、こういう瞬間がある。

新館1階の彫刻室から見たすいれん。中央少し下にロンドン展のポスター。

ズームですいれんの中のモネのポスター。すいれんは値段が高いからまだ一度も入ったことがない。

出口手前の階段を上がると本館と新館の通路のところに出るので、また本館へ戻る。常設展入口の向こうの行列はロンドン展グッズ売り場。売り場に入るための行列です。

本館のシェードが降りた窓の下が少しあいていたので、外を撮る。夕暮れの東京文化会館が見える。

本館のお気に入りの絵を何度も見て、また新館の彫刻室からすいれんを。すでに閉店。

ロンドン展の企画展示室入口。企画展示室の天井の補修工事のための休館とのこと。

常設展グッズ売り場にあった内藤コレクション展のチラシ。上から第3弾、第2弾、第1弾の順に壁に貼ってあった。この第1弾だけ見に行かず、チラシも手元にない。

結局、何も買わずに外へ。

ヘラクレスと地獄の門。

地獄の門をズームで撮ると細部がわかる。考える人。



両側にあるアダムとイヴ。

偶然、スカイツリーが写った。

植栽部分にあるカレーの市民。

植栽の中の考える人。

上の考える人の前に立って真後ろを見ると、地獄の門。2つの考える人が向き合っている、んだが、植栽が邪魔では?

閉館時間をすぎても大勢の人がいた。