2020年10月17日土曜日

西洋美術館ダブルヘッダー昼の部

 10月19日から1年半の長期休館の間に、西洋美術館の前庭をル・コルビュジエが設計した当初の状態に戻すというので、じゃあ、今の状態を撮影しておこう、と思い、金曜に出かけた。

ロンドン展は残り3日間で、チケットはすべて完売。常設展は予約なしで入れるけれど、さすがに今までにない混雑。

前庭を撮影するとなると、昼間に行かないといけないのだが、雨予報が奇跡的に晴れた。ロンドン展看板のすぐ左にある、屋根の上の三角形に注目。


展示室以外はどこも無料で入れる。入って左の植栽のある庭。今までここで写真を撮ろうと思わなかったわけがわかった。設計者出てこい、なレベルの、美術館にふさわしくないダサイ庭。(元の前庭の写真は前記事にあります。)

庭の中にロダンの彫刻がある。

奥に見える建物は東京文化会館で、ル・コルビュジエの弟子が設計し、この建物との一体感を持たせるよう、西洋美術館の前庭は何もない空間だったのだそうだ。

ここは人がほとんど入ってこない。私も昔、一度入っただけだったから、やはり魅力のない空間なのだ。


植栽から地獄門の方を望む。

建物内部の自然光が入るところも撮りたかったので、常設展に入る。実は昼間は30分しか時間がなくて、65歳以上無料だから昼と夜のダブルヘッダーにした。常設展入ってすぐの吹き抜けの部屋。自然光の入る三角屋根(最初の写真参照)。

青空が見える。

絵をゆっくり見てる暇はないので、ル・コルビュジエ設計の本館をざっとまわり、新館に入ってすぐの吹き抜けの部分へ。

印象派の部屋とモネの部屋の先にあるロビーから。窓の外に出てみたいといつも思う。

ロビーの先が内藤コレクションの部屋。そこもざっとまわるだけで、1階の彫刻室へ。中庭の光と影。



現代美術は見ないで、外に出ると、ロダンの彫刻が紅葉とともに。この風景は前庭をもとに戻すともう見られないのだな。


横の閉じられた門から中を。

東京都美術館の裏。

夜の部に続く。