ギレルモ・デル・トロが映画化した小説「ナイトメア・アリー」の翻訳がもう去年に出ていることがわかり、読みたいと思って地元の図書館を検索したら、ない。
それなら長年利用した文京区の図書館で、と検索してみたら、あった。
やっぱり地元より23区の図書館の方が本が充実しているなあ。
23区なら隣の葛飾区も借りられるので、こちらでカード作ってもよかったのだけど、文京区はまだカード持ってたし、図書館がどこにあるか、中がどうなってるかもだいたいわかっている。
もっとも、都外に引っ越してからは一度も借りてないので、おそらくカードは失効していて、また登録しなおさなければならないだろうと思った(都心の図書館は日本全国どこに住んでいてもカードを作れる)。
文京区に30年住んで、その間、あちこちの図書館を利用していたけれど、借りたい本がある小石川図書館はあまり行ったことがなかった。なぜなら、住んでいた場所からの交通の便が非常に悪いからで、30分近く歩いて行くことになるからだ。
途中に小石川植物園があり、桜並木で有名な播磨坂が近い。
23区内の図書館は休館日が少なく、月曜もたいてい開いている。そこで、月曜の仕事の帰りに地下鉄で行くことにした。
最寄り駅は茗荷谷。いつも植物園の方から歩いて行っていたから、茗荷谷から行くのは初めて。地図でしっかり確認しておいたので、迷わず行けた。大通りから中に入ると、なつかしい風景。確かにここが小石川図書館。
カードはやはり失効していて、登録しなおし、無事に本は借りられた。
貸出票がかわいい。
そして、これを手に入れることができた。
そのあとはバスで上野広小路へ。途中、春日や本郷三丁目など、何度も歩いた場所を通る。夜なのであまりよく見えなかったが、それでもなつかしさが。
上野広小路といえば松坂屋。今、ハッピー・パンダ・ホリデーズという催しをやっている。
夜なので写真が撮れなかったから、松坂屋の公式サイトにある動画からスクショ。
垂れ幕の左右の文章は現在は違うものになっている。
松坂屋は閉店間際だったので、中に入らず。また今度。
本はとっても面白そうです。T・S・エリオットの「荒地」がモチーフみたいだから、久々に「荒地」も読みなおそうかな。
「パワー・オブ・ザ・ドッグ」の原作も予約してあって、もうすぐ借りられそう。こちらは地元の図書館にあった。しばらくは読書三昧。