6月下旬は「峠」と「ベイビー・ブローカー」を見ようと思っていたが、「峠」の評判がどうもよくないので、とりあえず「ベイビー・ブローカー」を見に行った。
が、面白くない。
たぶん脚本がだめ。
結末がきれいごとすぎる。
「真実」もアレだったし、なんだかなあの是枝監督作。
映画館にあった「トップガン マーヴェリック」の展示。
そして、キネカ大森では1週間限定で「ボブという名の猫」2本立て。
キネカ大森はできたときから知っていたけれど、行くのは初めて。この2本立て上映は自由席定員制で、番組によっては早々と満席になってるみたいなので、入りたい回のチケット売り出し時刻頃に行った(実際はお客さん、あまりいなかったが)。
実はこれがよかったのだが、乗っていた電車が目的地に着いた頃にその路線が運転見合わせになったのだ。しかも、乗り換えの路線も車両点検とかで少し遅れていた。
無事にチケットが買えて、そのあと遅いお昼を食べて、「ボブ猫」を2本見て、終わったのが午後8時。
が、大森に着くと、今度は東海道線で人身事故とかで京浜東北線がすごいことに。
品川で乗り換えようと、とまっていた始発電車に乗ったが、なんと、その電車は運転再開の見通しがたっていない、というアナウンスが何度も何度も流れる。
東海道線に加えて高崎線と宇都宮線の通る浦和でも人身事故だと。ダブルで人身事故。
運転再開の見通しがたっていないから上野まで行ってください、というんだけど、この状態じゃ上野もカオスだろうと思っていたら、そのうち、私鉄に振り替え輸送とか言い出したので、こりゃほんとにカオスだ、こうなったら運転再開まで車内で待った方がいいと思い、そのまま待つこと40分。突然再開が決まり、出発。その電車、実は90分遅れの出発だったとわかる。
その頃には東海道線も常磐線もお客さんが駅にあまりいなくなっていた上、電車が次々に来るので、電車も駅もガラガラな感じでスムーズに進んだ。
そんなわけで、まあ運がよかった感じ。
キネカ大森はロビーや掲示がとてもおしゃれ。
でも、2本立て以外はインターネット予約があるので、スタッフがあまりロビーにいなくて、チケットがすぐ買えなかったり、その辺がちょっとスムーズでなかった。
「ボブ猫」は1も2も松竹系の映画館、新宿ピカデリーとMOVIXで見ているので、キネカ大森だとやはり音響がよくないのがわかる。でも、2は音が大きめで、ボブのゴロゴロがよく聞こえた。
2本続けて見て気づいたのだが、1はボブのかわいい声が何度も聞こえるけれど、それ以外の声がないのに対し、2はシャーとかギャーとかゴロゴロとか、かわいい声でないリアルな猫の声がいろいろ聞こえてきた。この辺、動物映画が得意なチャールズ・マーティン・スミスならではなのかもしれない。
大森まで行くのはちょっと面倒だったけれど、「ボブ猫」2本立てなんてこれを逃したらおそらく見られないので、行ってよかった。よくぞやってくれました。感謝。