(今回が映画館での鑑賞、記念すべき40回目だった。)
「すずめの戸締り」公開に向けて新海誠の3作品がIMAXで再公開。
「天気の子」と「秒速5センチメートル」は別にIMAXで見なくても、と思うのですが、「君の名は。」はIMAXで見たかった。公開された年にIMAXもやっていたのだが、そのときはまだリピーターになっていなかったので、見ていなかったのだ。「君の名は。」は1回目は公開直後に見たけれど、そのあとまた見たいと思いつつ、再見したら思ったほどよくなかった、となるのが怖くて半年以上、リピートしていなかった。その間にIMAXが公開されていたのだけど、2回目を見たのが翌年の3月だったので、その後、IMAXを見る機会がなかったのだ。
さすがIMAXで、音も映像もすばらしかった。そしてなにより、この映画はほんとに奇跡的に生まれた名作だと思った。
その前に「すずめの戸締り」の予告編をやっていたけれど、正直、これは期待できない、と思ってしまった。映像が新海誠らしくない、美しくない、よくある魔界もののアニメの予告編みたいな安っぽさ。その上、ヒロインの声が全然よくない。こりゃ「天気の子」よりだめだな、と思ってしまった。
まあ、見てみないとわからないわけですが、その予告編のあとに「君の名は。」を見たものだから、これは奇跡的に生まれた名作で、もう二度とできないかもしれないと感じてしまったのだ。
しかし、「君の名は。」はリピーター中心になってからはみんな物音ひとつ立てずに真剣に見ている感じの映画館が多くて、たまにその中にカジュアルな客がいて、がさがさごそごそ音を立ててずっと飲食し続けているという人がいる、という回があったのだけど、今回はそのたまにの回で、近くの客がずっと音を立てていた。
それでも久しぶりの「君の名は。」は感動的で、口だけ動かして声は出さずに歌ってしまっていた。2年前の緊急事態宣言のとき、上映していた守谷まで2回見に行って、2回ともおひとり様だったので歌ってしまったけど、それを思い出しながら。
IMAXは料金高いけど、しばらく上映するのならまた行きたい。
あと、上映中に地震があった。
三葉が派手に転んでバッタが飛んだあと、突然、ぐらっと来たのだ。それも下から突き上げるような直下型の感じの地震。うわ、これで上映中止になって避難なんてことになったらしゃれにならん、と思っていたら、揺れはたいしたことなく、手のひらの「すきだ」が出てくる前に収まった。
映画で隕石落ちてくるときに映画館は地震って、ほんとしゃれにならない。
そして、グッズを買ってしまう。クリアファイル2種類とチラシ。
「すずめの戸締り」のIMAX先行上映の抽選に応募できるカードを配っているのですが、ポストカードとかいってるけど、宛名も何も書けないのでポストカードではないのだ。先行上映も特に応募したいとは思わないし。てか、あの予告編ではIMAXで見る気がしない。