先日の矢切の渡しの記事で近所の公園の東屋が工事中の写真を載せましたが、その後。
13日、公園へ行くと、池の前が工事中。
東屋完全になくなってます。ベンチは残っている。
14日、東屋、早くも骨組みが完成。
カワセミ。
15日、今日は東屋は工事なし。屋根に青いビニールシート。
池の前は絶賛工事中(東屋の池の向かい側、右側奥)。それだけでなく、公園への道も木の枝の伐採中で、もうあっちこっちで工事。春休み前にやらなくちゃって感じで、観光地は2月は工事が多いです。鳥も少なくなってしまった。
借りてきた本。「ねこはるすばん」の画家が別の人のお話に絵をつけた「なまえのないねこ」、買ったけどついでに借りてしまった「ねこはるすばん」、そして、創元SF文庫総解説。
「なまえのないねこ」は大変評価の高い絵本ですが、私にはあまり面白くなかった。絵も「ねこはるすばん」に比べておとなしく、この画家の個性が出てない感じ。話も、教育的にはよろしいのでしょうが、野良猫がなぜ自分には名前がないのか悩み、そして、というお話。
まあ、わりとよくある話のような気がするし、今年度後期、大学の授業で宮沢賢治の「よだかの星」を英語で読んでいたこともあって、名前を変えろと迫られるよだかの物語に比べてなんか毒にも薬にもならない話に見えてしかたないのです。「よだかの星」も必ずしも絶賛される話とは思えないけどね。
「よだかの星」の英訳は東大教授だったジョン・べスターですが、よだかが鷹に名前を変えろと言われるとき、英訳では「アルジャーノン」に変えろとなっているのです。
このアルジャーノン、きっと、ダニエル・キイスの「アルジャーノンに花束を」から来ていると思いました(宮沢賢治の原作では市蔵という名前になっていて、なぜ市蔵なのかには諸説あるようです)。というのも、よだかの物語とキイスの小説の主人公チャーリーとネズミのアルジャーノンの物語に何か通じるものがあると感じるからです。