2026年6月5日金曜日

「シラート」

 砂漠にスピーカーを置いて大勢の人が踊るレイヴ・パーティに出かけたまま行方不明の娘を探し、父と幼い息子がレイヴ・パーティの会場へ行く、ということ以外、あまりよくわからなかった映画「シラート」。ペドロ・アルモドバルが製作で、カンヌで受賞していて、アカデミー賞にもノミネート。山田洋次監督推薦。それ以外何もわからんけど、何もわからん状態で見るべきというので、行ってみた。



いやもう、後半は、「恐怖の報酬」のような怖い映画になる(これって、ネタバレになる?)。

シラートというのは、天国と地獄の間にある細い、危険な橋だということが最初に示されるが、まさにそういう世界。

最後はちょっと禅の悟りかな?

ネタバレして語りたいような映画ではないので、これ以上のネタバレはしない。

娘を探すという最初の目的は途中でどうでもよくなるが、ちょっと疑問に思ったのは、父親はなぜ幼い息子と犬を連れていったのかということ。厳しい砂漠の自然の中、かなり危険な旅になるのに、なぜ、父親1人で行かなかったのか? 母親がいないにしても、誰かに息子と犬を預けて1人で出かけた方がいいだろうに。まるで、この世のすべてを捨てて娘を探す旅に出たみたいだ。

砂漠と、そして切り立った険しい岩山の映像もすごいのだが、一番すごいのは音響。これは音響のいい映画館で見るべき。音響のいいMOVIXがメインになってるのは正解。

軍隊に追われ、そしてたどり着いた先には、というところ、そして、片手や片足を失った人たちがいることから、戦争の影が見え隠れするが、同時に、何か神話的な暗喩があるのだろうという気がする。そこを論じるとなると、ネタバレが必須になるのだが、まだそこには考えが至っていないので、このくらいにしておきます。見て損のない映画、怖いけど。

シネコンは来週公開の「マイケル」推し。



映画のあと、ショッピングセンターの中のヨーカドーで、7000円近くする靴が値引きと割引で4000円弱で買えた。郊外に引っ越してから靴はもっぱらヨーカドーだったけれど、最近、衣料品や靴を扱わなくなった店舗が多い中で、ここはまだ扱っているので助かる。