2026年6月23日火曜日

N響&HIMARI@森のホール21

6月22日は森のホール21でNHK交響楽団とHIMARIのコンサート。19日と20日のNHKホールと同じ演目で、天才少女とテレビで盛んに紹介されているHIMARIだから2月に発売開始のチケットは即完売。森のホールはネットで完売してもそのあとも残ってるので、午前中に完売したのをネットで見て、午後3時頃にチケットあるかなと散歩がてらにホールへ行ってみたら数席残ってたので、思わず買ってしまった。もちろん、どれも悪い席。
森のホールは白鳥の来る公園の入口にある。

この建物自体は何度もトイレを借りに入ったけれど、ホールに入るのは初めて。

4000人入るNHKホールと違って、こっちは2000人弱だから、そんなに人でごった返してる感じはなかった。




1階最後部からの眺め。

3階最後部からの眺め。

私の席、3階右側バルコニー席からの眺め。手すりまで身を乗り出すとこのくらい見えますが、座席に深く腰掛けると指揮者は完全に見えない。チケット買ったときはこのバルコニー席が2席と、3階後方の3席か4席しかなかった。バルコニーはA席、3階後方はB席で、2000円の差があったが、前の人の頭が邪魔にならないバルコニー席にしたけれど、舞台の一部が見えない見切れ席であることはあとから知った。

演奏はまず、シベリウスの小品、アンダンテ・フェスティーヴォで、これは弦の美しさが堪能できるすばらしい演奏でした。
続いてHIMARIをソリストに迎えてのシベリウス、ヴァイオリン協奏曲。2日後の24日が誕生日で15歳になる彼女の、14歳最後のコンサートになるのかな。衣装はNHKホールの19日が白、20日が赤で、22日は何色だろうと思っていたら20日と同じ赤だった。写真は12月のリサイタルのチラシだけど、この赤いドレスです。


19日と20日のNHKホールの感想がネットにすでにいくつも上がっていて、手放しの絶賛と辛口の批評が同じくらい。辛口批評はテクニックは最高レベルだが表現力と音のパワーが不足、今後に期待、みたいな感じで、聞いてみるとそのとおりだった。
速いパッセージでは一音一音がまったく崩れることなく、みごとに音を際立たせる演奏で、ここが超絶技巧の神童と呼ばれるゆえんなのだろうが、長く音を伸ばすところは弾いてるだけみたいに聞こえるし、第1楽章の後半から第2楽章は聞いててちょっとつらいなあという印象。
事前にハイフェッツとアモワイヤルのCD、そしてシベリウス国際コンクール2位の吉田南のYouTubeを聞いて予習なんかしちゃったからいけないのか。アモワイヤルの演奏は大のお気に入りで何度も聞いている。ハイフェッツはパワーとテクニックがすごい。
HIMARIはまだ音が小さいのでオケは音をおさえて演奏すると聞いていたが、この森のホールの演奏ではオケはこのあとのラフマニノフの交響楽と比べて特に音をおさえている感じはあまりなかった。NHKホールは広いので、オケが音をおさえないとヴァイオリンの音が隅々まで届かないが、森のホールは半分以下なので大丈夫ってことで音をあまりおさえなかったのかもしれない。でも、金管が大きく鳴るとヴァイオリンの音が聞こえづらかった(席の位置のせいもあるかもだが)。
アンコールはバッハの無伴奏パルティータで、これはNHKホールの20日と同じ。19日のメフィスト・ワルツを聞きたかったな。
HIMARIが何度も何度も舞台に戻ってきて、客席に頭を深々と下げるのが印象的だった。
休憩をはさんでラフマニノフの交響曲第3番。初めて聞く曲で、イマイチよくわからん、と思うまま終わってしまった。いろいろな楽器が演奏されているのだけど、ハープの音があまりよく聞こえてこなかった。
NHKホールではHIMARIの演奏が終わると舞台の前のところの人たちが帰ってしまい、ごっそり空席が出てしまった、とXに書いてあったが、森のホールでも上から見下ろすと、帰ってしまった人たちの席が、ごっそりではないけど見えてしまったね。
最後に指揮者の尾高忠明が客席にあいさつ。「ここは初めてだと思ったけれど、31年前に来ていた」と言ったけれど、このホールができたのが31年前じゃなかったかな? マイクを持たずに出てきたので、そのあとの言葉がよく聞き取れず、ちょっと残念。
終演後。


N響公式のXから。

クラシックのコンサートは実に25年ぶりくらいだと思う(バレエは10年ちょっと前くらいが最後)。80年代後半から2000年はじめくらいまでオペラやバレエ、それにアモワイヤルの初来日のときのコンサートに行ったが、ほとんどS席で聞いてたので、今回みたいに最後に残っていた悪い席なんてのは初めて。それでもNHKホールのような巨大ホールではないので、舞台の人たちが豆粒ってことはなかったけれど、見切れ席なので身を乗り出して見ていたからそこがかなり疲れた。演奏もちょっと、疲れる演奏だったなあ。
16日のジャン・レノ一人芝居のための仙台行きに始まり、22日のN響&HIMARIコンサートで終わる、充実した1週間でした。