「国立国会図書館の被害から見えてくること」
http://muse9.exblog.jp/16100327/
4年前に引っ越したとき、私は本棚を全部処分してしまいました。本も相当数、売ったり資源ごみに出したりしてしまいました。おかげで、今回の地震のとき、本棚から本が降ってくるという経験をしないですみました。ただ、畳の上に積んであった本やら何やらは総崩れでした。
しかし、国会図書館がこんなことになっているとは。90年代に私が町の印刷所で作ってもらった映画評論集やファンタジー小説が10冊以上、国会図書館にあるはず、なのです。国会図書館は、オフセット印刷の薄い本でもきちんと受け取って番号をつけ、保存してくれました。それも崩れ落ちたのかな、いや、私の本よりずっと価値のある本がたくさん、崩れ落ちてしまったに違いないのですが。図書館員さん、大変です。
そして、このブログの中に書かれている文章、
「「これで新年度がはじまれるのか。」
「教科書が手に入らない。」」
日本製紙の東北にある複数の工場、中でも本の紙を作っていた大きな工場、石巻工場が壊滅状態になり、各出版社が雑誌をこれまでどおり発行できるのかわからなくなっています。私が時々書いている映画雑誌も紙不足が心配のようです。
人の命や生活や未来の健康が何よりも心配なのは事実ですが、子供たちが教科書が手に入らないとか、そういう問題があるのか、と…。
私は4月から3箇所の大学で教えることになっていますが、そのうちの1つは新学期を2週間延期しました。他の2大学は予定どおりのようです。私が指定した教科書は学生に届くのだろうか。私は映画に関する授業もしているので、DVDやCDを授業で使うのだけれど、計画停電が授業と重なったら、授業内容をその場で変更する必要も出てきます。教師にとっても自分が問われる新学期になりそうです。そして、なにより、こういう時期に、英語やら映画やら文学やらを教える意義を強く意識していなければ、とても授業などやっていけなくなると、気持ちを引き締めてはいるのですが…。
「日本製紙工場と、その周辺の被害状況」(写真)
http://shinyousha.com/shinsai/2011/03/nihonseishi.html
そして、被害は水泳にも。オリンピック予選などが行なわれる辰巳国際水泳場のお知らせ。
http://www.tatsumi-swim.com/topics/_index.php?id=id4d7dcc62621cc
近くの夢の島の体育館も当分の間、休館となっています。
このあたりは埋立地ですが、プールが壊れるほどの地震だったのか。