日曜にアップした「春はまだ遠い」の記事に多少のアクセスがありました。上野公園はじめ、毎年お花見の宴会でにぎわう場所が、今年は巨大地震被災地への配慮などから宴会自粛になったというニュースが流れ、その検索で、多少の方々がここを見にこられたようです。
また、この宴会自粛については、またもや不謹慎厨、などといった批判がツイッターなどに出ていましたが、下の記事に書いた、上野公園の宴会自粛と、六義園の枝垂桜ライトアップ中止について、私なりに思うところを書いておきたいと思います。
結論からいうと、ライトアップの中止も、上野さくらまつり中止も、第一の理由は、節電だと思います。
六義園はふだんは午後5時閉園ですが、ライトアップの時期は午後9時くらいまで開いています。その間、電気を使うわけですから、中止の理由は第一に節電です。
上野公園のさくらまつりも、ふだんは電気をたくさん使っていました。
以下は、去年までの上野さくらまつりの写真です。
上の写真は上野公園の入口です。下の写真はさくらまつりの時期に公園一帯につけられる提灯です。この時期、上野公園はふだんに比べて、格段に明るくなっていました。提灯にはスポンサー名が書かれているので、電気代を負担しているのは推して知るべし。主催は上野観光連盟です。
ふだんの上野公園は暗いです。宴会のときしか知らない人は、上野公園はいつも明るいと思っているかもしれませんが、ふだんはとても暗いし、人通りも少ないのです。さくらまつりのときだけ、こうして電気を使い、明るくしていました。もちろん、消灯時間があって、夜じゅう明るいわけではありません。
観光連盟も、この時期に騒がしい宴会を主催していると思われたくない、という自粛の気持ちも大きいでしょうし、実際、上の写真の提灯は今、公園の入口にありますが、電気はついていなくて、地震の被災者に対するお見舞いの言葉が提灯の上の部分に書かれています。
そんなわけで、自粛、不謹慎、という流れはあるのですが、やはり、今の時期、帰宅ラッシュの時間にこういうところで派手に電気を使うのはどうかと私も思います。
「宴会は自粛を」という看板が立っていますが、暗くても寒くても桜が咲いていなくても、早くも宴会している人はいます。宴会禁止ではないのです。
(追記 今、上野公園は節電のため、電気のついている街灯が少なくなっています。なので、かなーり暗いです。その上、さくらまつり中止で、ゴミ箱や仮設トイレはありません。)
谷中の墓地については、もともとここは駅から住宅地への道路が墓地の中を通っていて、そこで宴会してるので、花見のために特別に電気を使うことはありません。
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4月2日の週末以降、上野公園は宴会する人が増えています。パンダも1日にお披露目したし。