2013年4月30日火曜日

1422pv

昨日のページビューは1422と、過去最高でした。某映画1と某映画2へのアクセスのためのようです。某映画1(マクドナルド事件)はいずれアクセスが増えるとは思っていましたが、ここに来て某映画2(修道院事件)に急にアクセスが。某映画2の記事は自分としてはよく書けたと思っているので、光栄です。
最近は映画雑誌も様変わりして、あまり積極的に踏み込んだ作品評は載りにくくなっているので、とりあえずブログで書けるだけ書いていこうと思ってやっています。

さて、この映画は、イギリス映画「大いなる遺産」。チャールズ・ディケンズの名作文学の映画化ですが、ヘレナ・ボナム・カーターのプロフィールを見ていたら、こんな映画があったのに気づきました。
「大いなる遺産」はデイヴィッド・リーン監督の旧作と、現代アメリカに置き換えたアメリカ版が有名ですが、これは原作の時代どおりのようです。ヘレナ・ボナム・カーターがミス・ハヴィシャム、レイフ・ファインズがマグウィッチらしい。どちらも脇役で、主役はそれほど有名でない人なので、脇役のこの2人の方が名前が先に出ている。マグウィッチは、アメリカ版ではロバート・デ・ニーロが演じた、主人公ピップにお金を出していた元囚人。そして、ミス・ハヴィシャムは若い頃、結婚式の日に新郎に捨てられ、以来、花嫁衣裳のまま、本人も屋敷も朽ち果てているという老女。この老女をヘレナ・ボナム・カーターが? いくらティム・バートンのパートナーになったあとは変わった役が多いとはいえ、まだ若すぎる気がしますが、たぶん、若い頃のミス・ハヴィシャムも登場するんだろうな、と想像。日本公開を期待。

2013年4月29日月曜日

夜の花・携帯写真

週末は宵の口に出かけたら、花がいろいろ咲いていました。
あたりは暗くなっているのだけれど、携帯のピント合わせの光がフラッシュのように明るいので、写真が撮れます(でも、携帯だと、どうしても手振れする)。

まずは、黄色いアヤメ。


そして、白いアヤメ。白がきれいです。





もうバラが咲いている。某商店街のペットショップのところに咲いています。

こちらは近所の狭い通りの壁際に咲いていたバラ。あまりきれいに撮れてないのですが、実物はもっときれいでした。こんなところによく咲いていると思ったけれど、世話はされているのかな。


つつじはもう終わりかかっているのもありました。このところ寒いけど、花は早めに咲いている感じです。
世間は3連休らしいけど、私は月曜は休みじゃない…。

2013年4月24日水曜日

つつじと猫・携帯写真

4月上旬からもう咲いていたつつじですが、携帯で撮った写真です。
赤いつつじのそばに白地に黒模様の猫が。

夕暮れどきの墓地にて。




夜。工事中の場所をのぞく猫

風邪がなかなか治らず、そのせいか、疲れやすく、調子が出ません。
もうすぐゴールデンウィークだというのに、気温が桜の季節の前に戻ってしまっています。

2013年4月21日日曜日

久しぶり

1年ぶりに文章を書きました。
ル・カレ映画化特集。
しかし、目立たない場所なので、見つけるのがむずかしいかも。

ついこの前、ようやくブログ開始から5万pvになりました、と書いたのに、その後、話題の映画記事へのアクセスがすごく、もうすぐ6万pvです。閲覧多謝。
が、記事ごとのアクセス数を見ると、なぜか、総数が減っているものがあるのです。数日で10以上減っていたり。やはりこのアクセス数とかpvとかはあてにならないものなのでしょうか。

追記 4月22日午前0時すぎに6万pv達成しました。5万pv達成が3月上旬なので、わずか1ヵ月半で1万pvとは。

2013年4月20日土曜日

奨学金は貧困ビジネスになっている

という衝撃的なレポートが、毎日新聞のサイトに。
http://mainichi.jp/feature/news/20130419dde012100056000c.html

計4ページにわたるレポートですが、ここに出ている33歳の女性のケース。
高校を卒業し、18歳で看護学校に入り、病院でアルバイトしながら看護師に。そして、ある日、突然、借りていない奨学金の返済の催促が。実は、父親の借金に苦しむ母親が、娘が高校時代に奨学金を借り、返済にあてていたのだという。奨学金というのはローンの審査がなく、簡単に通ってしまうのだ。しかも、催促がなかったので、いつのまにか利子がふくらみ、大変な金額になっていた。
そして、その背景にはこういうことが。

取り立てから逃れる父親から時々、母に電話が入った。「大きな仕事をしている。もうすぐ現金が入るから振り込む」。約束の日、うなだれて銀行から帰ってくる母親の姿が忘れられない。当時、自宅に上がって酒を飲むようになった消費者金融担当者の会社名を覚えている。
 「実録『取り立て屋』稼業」を書いた元武富士社員の杉本哲之さん(34)に、その会社名を告げると「いわゆる中小規模の悪徳街金融業者です。自宅に上がり込むのは相手に恐怖心を植え付けて心を支配するため。洗脳です。多重債務者に無理やり奨学金や児童扶養手当、生活保護などを申請させて、その金で返済させるのが常とう手段です」と証言する。さらに「奨学金はほぼ無審査、無担保で月十数万円も借りられる。貸金業者にとって、親が返せなくなった借金を子どもに背負わせる都合のいい制度なのです」と話す。

それにしても、月十数万円も借りて、返せるわけないだろう。私なんか、大学院のとき、奨学金は月数万円(無利子)だったが、それでも返すの大変だったぞ。家賃1万円の風呂なしトイレ共同のアパートに住んでいたから貯金ができて返せたようなもんです。
高卒で仕事がない、とりあえず奨学金借りて(しかも利子つき)大学行けばなんとかなるだろう、と思うと、大学出てもブラック企業しかないんだから、もっと現実を教えないといかんな。あと、奨学金という言葉は廃止にすべき。つか、それを奨学金と言うのは詐欺。

2013年4月15日月曜日

いちめんのなのはな

という詩があったよね、と思ったら、山村暮鳥でした。

先月、浜離宮庭園へ行ったときの写真。菜の花畑にこんなでかい松ぼっくりのようなものが。

そのあと、隅田川クルーズに行ったあと、桜とスカイツリーの写真。浅草側から。


隅田川を渡ってからだと思うけれど、スカイツリーと月と飛行機。縮小したのでわかりづらいですが、クリックすると大きくなるので、多少はわかりやすいかな。

先週は寒かったのに、冬物をほとんどしまっていて、薄着だったせいか、週末から風邪で寝込んでいます。今日の午後くらいからなんとか回復傾向。

先週は非常勤講師をしている3つの大学がすべて新学期開始でしたが、3つすべての大学が出講曜日が変わったので、知らない顔ばかりになり、ほかの先生もあまり話をしていなくて、妙にどんよりした、静かな雰囲気。みんな、非常勤は5年以内にクビ?のことをあまり考えていないのか、考えているけど口に出さないのか。ただ、刑事告発された早大に非常勤に行っているという先生がちらっとその件に触れ、それを聞いた別の先生が、早大は派遣会社を経営しているから、非常勤講師は全部派遣にするのではないかと予想。早大が100パーセント出資しているキャンパスという会社です。派遣なので、こちらは3年でクビ(3年を超えると直雇いにしないといけないので)。ここに登録して早大に派遣で講師になった先生が3年で早大をクビ、でも、キャンパスはおもに早大に派遣しているので、ここから早大以外に講師として派遣というのもないようで、これまたキビシイ話でした。

2013年4月10日水曜日

25年目の弦楽四重奏(ネタバレ大あり)

クラシックを題材にした映画「25年目の弦楽四重奏」を見てきました。原題は「A Late Quartet」。ベートーヴェンの後期四重奏曲(第14番)をテーマにした演奏家たちの物語。
この映画、とにかく英語のせりふが聞きやすい。ニューヨークのハイソな人たちが主役なせいか、わかりやすく、きれいな発音、スピードも速くない。汚い言葉は皆無、たとえ、主人公たちがののしりあうときでさえ。客層を考えてのことでしょうか、あるいは、こういう人たちはほんとにこういう英語しか話さないのか、それはわかりませんが、とにかく聞きやすいです。
主人公は創設25年目を迎えた弦楽四重奏団。40代の男女3人と、彼らの父親くらいの年齢のチェリストで構成されていますが、そのチェリスト、ピーター(クリストファー・ウォーケン)がパーキンソン病を発病し、引退を決意。かわりに若い女性チェリストを入れて四重奏団を続けるよう提案します。25年間、家族のような関係だった四重奏団が突然変わるのに動揺する第1ヴァイオリンのダニエル(マーク・イヴァニール)、第2ヴァイオリンのロバート(フィリップ・シーモア・ホフマン)、ヴィオラのジュリエット(キャサリン・キーナー)。特にジュリエットは幼くして両親を亡くし、ピーター夫妻を親のように慕っていたので、ショックは大きい。一方、長い間、第2ヴァイオリンという脇役に不満を持っていたロバートは今後は自分も第1をやりたいので、曲によって第1と第2を交換しようと言い出す。そんなの無理だ、と反発するダニエル。
話が進むにつれて、家族のように仲のいいこの四重奏団員の間には、実は複雑な人間関係があったことがわかってきます(以下、ネタバレ大ありで話を進めます)。
この4人の中で、特に印象に残ったのは、フィリップ・シーモア・ホフマン演じるロバートです。ホフマンの演技もすばらしいのですが、ロバートがなぜ、第2ヴァイオリンであることに不満を抱き続けたのか、その設定が、なるほどと思えるものです。
プレスシートの解説によると、第2ヴァイオリンは決して第1に比べて劣るものではない、役割が違うだけで、第2の方が優れている場合もある、とのこと。映画の中では、第1のダニエルは完全主義で、常に完璧な演奏をめざし、そのために恋もせず、人間性を犠牲にしている人物として描かれています(ちょっと、ハイフェッツっぽい)。なので、ダニエルはロバートを自分より劣るとみなしている、とロバートは思っています。
しかし、ロバートの本当の不満はこれではありません。この四重奏団は、ピーターとジュリエットとダニエルが先に集まり、そこにロバートがあとから加わったという経緯があります。ロバートは本当は現代音楽など、さまざまなことをやりたかったのですが、ジュリエットと出会い、恋に落ち、ジュリエットが妊娠したので結婚したのでした。生まれた娘アレクサンドラは、現在はヴァイオリニストめざしてダニエルの教えを受けています。
このあたりからだんだんいろいろなことがわかってくるのですが、実はダニエルはジュリエットが好きだったらしい。なのに、あとから来たロバートがジュリエットと恋に落ち、結婚してしまったのです。ダニエルはその後、自分の感情を封印、恋もせずに来てしまいました。一方、ロバートは、ダニエルがジュリエットを好きだったことを知っていて、本当は妻はダニエルが好きだったのに、妊娠したので自分と結婚したのではないか、つまり、自分はプライベートでも第2にすぎないのではないか、という疑いを抱いているのです。
ダニエルは音楽のために情熱を封印し、ロバートはジュリエットのために本当にやりたかったことをいくつもあきらめているわけです。ダニエルはロバートに、きみは第1には向かない、と言いますが、それは、ロバートが何を犠牲にしても自分の音楽をやりたい、という強い自己顕示欲がないという意味なのです。
ジュリエットがダニエルと会ったあと、第1と第2を交互にやるのは無理だと夫を説得したのがきっかけで、ロバートは激怒、ジョギング仲間と不倫してしまい、それがすぐに妻にばれ、一方、ダニエルは教え子であり、ロバートとジュリエットの娘であるアレクサンドラに愛を打ち明けられ、動揺。そのあと、ロバートから「おまえは冷たい完璧主義者だ、もっと情熱を解き放て」といわれ、アレクサンドラの求愛に応えてしまう。なんといっても、かつて愛したジュリエットの娘で、しかも長い間、恋もしないでいたものだから、いい年して若い娘との恋に突っ走ってしまう。当然、ロバートは激怒、という具合に、四重奏団の人間関係はめちゃくちゃになっていきます。
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第14番は、7つの楽章を休みなしで演奏するのだそうです。弦楽器は演奏するうちに弦が伸びて音程が少しずつ狂っていくのですが、普通は楽章の間にチューニングをします。が、この曲はそれができない。しかも狂い方は各自で違うわけですから、少しずつ狂っていく音程をいかに合わせて最後まで弾くかという曲なのだそうです。それは、家族のように長い間一緒にいる人々の関係が少しずつ合わなくなっていくことを象徴しています。
人間関係がぐちゃぐちゃになった四重奏団が、いかにして演奏会に臨むか。結末近くでピーターが語る名チェリスト、パブロ・カザルスの言葉、冒頭に登場するT・S・エリオットの詩「4つの四重奏曲」(ああ、そういう詩がありましたね)、途中、地下鉄の広告に書かれたオグデン・ナッシュの詩「老人」といった言葉の数々が意味深い。かつて一度、ピーターは四重奏団をやめたことがあり、それはヴィオリストだったジュリエットの母の死が理由だったけれど、それはお産による死だったことが明かされ、ここでジュリエットとその母と娘アレクサンドラの因果のようなものが垣間見えます。
一流の演奏家がこんなに公私混同するだろうか、不倫ではないのだから、ダニエルとアレクサンドラの恋は許されるべきでは、と疑問に思ったり、また、プロの演奏家が200万円くらいのヴァイオリンを買うのにもちょっと驚いたりしましたが(誤訳じゃないよね?)、ジュリエットが夫の不倫を知るシーンをはじめ、描写が非常にさりげなく、大人なら雰囲気でわかるような演出、余計な説明をしない演出にも好感が持てます。演奏のシーンの撮り方もなかなかうまい。
ピーターの亡き妻のメゾソプラノ歌手に扮する世界的なメゾソプラノ、アンネ・ゾフィー・フォン・オッターの歌唱が静かなクライマックスとなっているのもよい。また、ピーターの知り合いの音楽家の役で、ウォーレス・ショーンが出演しています。
そして、最後の演奏会のシーンには、意外な結末が用意されていて、これも感動ものです(ここはヒミツ)。

2013年4月9日火曜日

人間らしい働き方が消えていく

「世界」5月号を買いました。

普通は図書館で読むところですが、これは買ってじっくり読まねば、と思いました。
まだ全部は読んでいませんが、特集は、雇用規制緩和問題や、例の5年で無期契約=5年以内にクビの労働契約法改正問題のレポート、非正規公務員の実態、ブラック企業について、労基官について、などです。
このうち、早速読んだのが、労働契約法改正問題。カフェベローチェと市進という塾のレポートです。カフェベローチェは非正規職員を4年で雇い止めと決め、雇用契約にもそれが書いてあります(写真入り)。もともと、ベローチェは、週に20時間以上働くといろいろ保険をつけたりしないといけないので(?)、突然、バイトは週に20時間以内にさせてしまい、バイトの人たちは収入が激減、という前科があったのだが、今度は労働契約法改正を受けて、4年でクビの規定を作ったのです。
私はカフェベローチェがこの手のカフェでは一番好きだったので、本当に残念です。親会社のシャノアールも好きだったのに。でもこれで、ベローチェやシャノアールに入るのを躊躇するようになるでしょう。コーヒーを注文するとき、この店員さんたちは4年でクビを恐れながら仕事をしているのだと思うと、こちらが気分が悪くなります。
もう1つの市進という塾は、最初は非常勤の講師の定年を51歳に決めたらしい。51歳で失業したら再就職もままならない講師たちは当然、抗議。そしたら、抗議に加わった50歳未満の講師もクビ。そして、今度の労働契約法改正で5年以上勤めた人は無期契約で51歳定年にできなくなるので、5年でクビを打ち出すようです。講師が5年でクビの塾に誰が行くか。終わってる。
一方、ブラック企業と呼ばれたマクドナルドは、バイトを全員無期契約にするそうです。もともと契約更新で無期のように勤めてもらってるから、無期にしても影響ない、そうな。確かにマクドナルドくらい大きいところだと、5年でいちいちクビにしていたらやっていけない、自分からやめる人もいるから全員無期でもOKなのでしょう。

「世界」5月号には、五輪招致の問題も書かれていて、招致が決まったら葛西臨海公園の干潟がつぶされるとか、夢の島の体育館がつぶされるとか、辰巳に国際水泳場があるのにそばを破壊してプール作るとか、他人事じゃない話がいっぱい出てました。まあ、落選すると思うけどね。

2013年4月8日月曜日

早稲田大学を刑事告発

例の労働契約法改正で、非正規の人は5年を超えて契約したら、本人の申し出により、無期契約にしなければいけない、ということで、最初から契約は5年以内にしてしまえばいいんだ、とばかりに、すでに大阪大学が非常勤講師や職員は5年でクビの規定にしてしまったのですが、首都圏では早稲田大学が強引に規定を変更して5年でクビを宣告。手続きが正しくないからやり直したら、という早大名誉教授の助言も聞かず、ついに、非常勤講師組合が労基法違反で早大を刑事告発することになったそうです。
毎日新聞の記事があちこちに出ていますが、スポーツ報知の方が詳しい。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20130407-OHT1T00124.htm

労基法は、就業規則作成に当たり従業員過半数の代表者などの意見を聴くよう定めている。そのため、組合によると、早大側は複数の正規教員に代表者候補となるよう依頼。2月、その候補の信任投票用紙を、非常勤講師控室の各講師のメールボックスに入れるなどして通知したという。
 しかし組合は、既に授業時期が終わっており、控室に行く非常勤講師はほとんどいなかったと指摘。「自らの意思で代表者を選ぶ機会を与えられなかった」として手続き違反と主張している。
 早大側は3月下旬、要件が整ったとして就業規則を郵送などで講師らに通知し、4月1日から実施した。

やりますね、早稲田。早大は専任が約2200人、非常勤が約4300人ですが、実際、この4300人を5年で解雇して、新たに4300人を雇うのにどれだけの手間がかかるか、いや、そんなことより、とにかく「無期契約」の4文字が怖いのでしょう。

一方、一般企業はどうかというと、4割強の企業が5年たって申し出があれば無期契約にすると答えているそうです。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1303/28/news039.html
上の記事を見ると、企業の場合はそのまま勤めてもらった方がいいと考えているところが多いみたいですね。
じゃあ、なぜ、大学だけが無期契約を異常に恐れ、前もって5年以内にクビの規則や契約書を作るのか(例の大学ですが、規則を変えずに契約書だけクビ予告って、おかしいよね)。
それはたぶん、これから大学は少子化で学生が減る、となると講師も職員も減らさないといけない、というのがあるのでしょう。
つまり、最初からジリ貧のつもりで大学を経営しているわけだ。
たまたま、内田樹氏が、学校教育の終わりみたいな記事をブログに書いていましたが、大学も終わってるね。
つか、阪大は大阪のブラック企業と言われているし、早大のニュースで、早大もブラック企業と言う人もいるし、もう、大学はブラック企業なんだわ。
そういうブラック企業が学生を送り出す先がブラック企業って、もはやしゃれにもならん。
大学は、企業は就職の説明会を授業のあるときにやるなとか、いろいろ立派なこと言ってますが、そういう大学の教員公募、約2割がサイレントお祈りです。
大学には企業を批判する資格なんかないし、企業もそれがわかってるから大学の授業を休んで面接来いとか言ってるわけですね。某有名広告代理店なんか、抽選制の女子会まで授業のある時間に開きよって、抽選だからその女子会に来た学生をとる気なんかないんだろう、と思いますが、でも、コネができるのかもしれないと思うと、欠席を許してしまいます。まあ、人の足元見るやつらばかりだわ。

追記 企業はイメージをだいじにするので、無期契約にしまーす、とか答えるけど、大学はそういうのない上、バカだから、正直に、無期は困る、クビ、と言ってしまうのかもしれないなあ。一部の大学だけかもしれないけど。

2013年4月5日金曜日

浜離宮庭園リベンジ

数日前からうちの近所にはなぜかウグイスがいて、ホーホケキョ、と、かなり大きな声で鳴いています。マンションのすぐ裏がお寺で、大きな木があるので、そこにとまっているのだろうと思うのですが、見えません。そこで、動画でホーホケキョの音声を録音しましたが、公開するほどのものでもないので。しかし、こんな都心になぜウグイスが?

3月下旬に浜離宮庭園へ行ったら、まだ桜があまり咲いていなかったので、隅田川クルーズに変更してしまったのですが、そのリベンジのために、また行ってみました。
普通の桜はもう終わっていたけれど、八重桜や里桜などは満開、あるいはまだつぼみがいっぱいでした。
前回は順路とは逆に行ったので、今回は順路どうりに。つつじがすでに開き始めている。

あちこちにタンポポがいっぱい。

潮入りの池の橋から。湾岸は高層ビルばかり。左上の黒いのは鳥です。

普通の桜はこのとおり、だいぶ散っている。

八重桜は見ごろで、まだつぼみも多い。


この桜も満開。花が小さい。


鴨。

人がいる風景もよい。実は、入口の駐車場に観光バスが10台以上いたので、まずい、と思ったのですが、ちょうど帰るところのバスもあり、それほど混んではいませんでした。ただ、外人が多かった。

薄い黄緑色の桜は某墓地にもある。バックはピンクの八重桜。


フジテレビ@お台場。

レインボーブリッジ。小高い山の上から。

桜と菜の花。逆光だけれど、日陰から撮影。

菜の花畑にあるこの大きなものはいったい何だろうと、この前来たときも思った。

桜の木の向こうに牡丹が咲いている。




日が翳ってきた。菜の花畑越しにさっきの桜。しゃがんで撮ってます。

新橋から銀座線で上野へ。上野はもうソメイヨシノは葉桜ですが、お花見の人はたくさんいました。今は枝垂桜と八重桜が咲いていますが、数が少ない。

大学入試にTOEFLを?

自民党が大学入試と卒業にTOEFLのスコアを必須にせいとか言ってますが、バカも休み休み言え、おまいら、TOEFL受けたことあんのか? この提案する人全員、受けて、スコアをさらせ、と思っていますが、私自身は留学する気がなかったので、この試験は受けたことがありません(私のまわりでも、アメリカに留学するつもりの人しか受けてなかった)。
まあ、しかし、大学入試と卒業にTOEFLのスコアを義務付けたら、高校はもちろん、大学も大混乱に陥るのは火を見るより明らかです。だって、中学1年の英語もできない学生がうじゃうじゃいるわけですから。まあ、点数は大学が決めていいみたいだけど、0点でもいいという大学で、0点でもいいのにわざわざ高い受験料払って受けるわけですか? TOEFLぼろもうけ。
とまあ、受けたことのない私は上のように考えるわけですが、受けた人は、次のように問題を指摘しています。
http://wofwof.blog60.fc2.com/blog-entry-611.html
さすが経験者。
というか、TOEFLって、200のエッセイを丸暗記すればいいとか、同じ問題が何度も出るから何度も受けるといいとか、知りませんでした。
そして、韓国や中国では問題の情報交換がすごくて、それで韓国でのスコアを無効にしたら、韓国人が大阪に来て受けていると。そういう目的で来日する韓国人も多いのか。
また、これを導入すると、大都市に住む裕福な家の子供が有利という指摘もあります。実際、受験料考えただけで金持ち有利だものね。で、日本でも情報交換が原因でスコア無効になったら、韓国へ行って受けるわけだ、今度は日本人が。
その他、ためになることがいろいろ書いてあるブログ記事ですが、日本の教育環境だと文法と和訳が中心なのはしかたがない、と書いてあるのも納得です。日本のように1クラスの人数が多いと、会話や自由英作文は機能しません。
しかし、自民党はこれを参院選の公約にして押し切ろうとしているという話もあり、TOEFLを見たこともない多数の日本人はだまされて、これはいいと思って、自民党に入れる……わけはないと思いますが、選挙はそういうところでは決まらないと思いますが、でも、これをやったら教育現場が大混乱、ということがわからない日本人が自民党を支持して、図に乗った自民党が本当にこれをやっちゃったらどうなるの、と思います。
事実、ニューズウィークのサイトには、TOEFL導入を絶賛し、これの対策できない英語教師は国語教師になれとか、バカなことを書いています(ニューズウィークってこんなにバカだったのか)。
うーん、今回はウマシカとか書かずにもろにバカと書いてしまいましたが、ほんとにバカだと思うよ。

追記 なんかこの、教育再生委員会とやらは、理数系の博士号取得者増大もめざしているらしいけど、ただでさえアカデミックポストがなくて高学歴プアがあふれているのに、さらに増やすのか。そりゃ、授業料がほしい大学はよいけど、学生は奨学金という借金を背負って高学歴プア一直線です。だいたい、今の若者の問題はおもに就職の方にあって、大学受験にはないのですが、こんなバカなことしてる暇あったら、若者に仕事を! つか、どうせTOEFLのスコアを義務づけるなら、企業の採用に義務づけた方がよっぽどよいのでは?
追記の追記 アカデミックポストといえば、労働契約法の改正で非正規は5年以上勤めたら無期契約にしないといけないので、今後、非正規は5年以内にクビになるということの関連でいうと、理系で博士号をとった人は、すぐに常勤の研究職につけないので、ポスドクというのになって修業します。ポスドクというのは研究の手伝いなわけですが、このポスドクが非正規なので、5年以内にクビにしないといけないので、現場の研究者が困る、ということがあります。研究者としては、このポスドクにもう少しいてほしい、でも5年以上雇うと無期にしないといけない、でもポスドクを無期契約というのはありえない、一生ポスドクというのはないわけです(修業ですから)。そういう法律作っておいて、今度は理系の博士号取得者を増やすって、現状を全然知らない人たちが小手先でいじっているのがよくわかります。

2013年4月2日火曜日

携帯写真・夜桜

先週、桜が満開のときの雨上がりの風景。
まるでモノクロ写真のよう。縮小したのでわかりづらいですが、真ん中の交番の赤いライトだけが色を主張しています。

4月1日、ほぼ同じ場所。桜はかなり散っています。

桜の花びらの落ちた水を飲む猫。

猫2匹います。