2014年6月21日土曜日

メモとして

例の、小保方氏採用は出来レースじゃない、と言い訳している神戸理研の林氏のフェイスブック。
https://www.facebook.com/shigeo.hayashi.14/posts/751355204911484?comment_id=751529374894067
ここに山形方人という研究者の方がきびしいことを書いています。
山形氏は最初は林氏の意見の一部に賛同し、それから「もっと見る」のあとできびしい批判をしているのですが、その「もっと見る」のあとのところをメモとして残します。


山形氏のコメント
「また、私は、イノベーションを重視する科学者の立場からは、抜擢やスカウトは日本でもっと盛んに実施するべきだと思います。ところが、現状は、誰かを騙すといった不誠実な手法が使われていることです。一般論として、やはり出来レース、ニセ公募といった「不誠実」「騙し」行為に依存した日本の研究者リクルートのやり方は、不健全であり、もっと健全で建設的なやり方を目指すべきだと私は思います。そのためにも、こういう人事の問題点は、CDBの上層部の保身といった言い訳に終始するのではなく、卒直に過ちを認めることが、日本の生命科学分野の発展に大きく貢献すると思います。

例えば、2012年10月中旬に開始したという問題の公募ですが、ここでその内容を見ることができます。https://web.archive.org/・・・/en/06_jobs/0601_search01.html

CDBのかつての公募では、分野を特定せずに、募集することが多かったと思いますが、この公募については、2つの分野を特に強調しています。一般的には、あるPIが転出すれば、転出したPIと近い分野の新しいPIをリクルートするのは、リーズナブルなことであると思います。例えば、この分野は、若山先生、西川先生の後継、あるいは少し前になりますが京大に転出された斎藤先生の関連分野の強化というのはあるとは理解されます。この英文を作製したのは、具体的に誰なのでしょうか?最終的には、人事委員会の同意で出したということになるのですが、ある特定の先生が作製されたのではないでしょうか?


Developmental Biology and Stem Cell Biology
Several positions are open for outstanding scientists engaged in the investigation of fundamental mechanisms of development, regeneration and stem cells, and their application to regenerative medicine. Scientists at early to middle stages of their careers will be considered. The most important evaluation criteria in this recruitment are the novelty and creativity of the research plan; those seeking to undertake new research challenges are welcomed, irrespective of their scientific background or stage of career development. The size of the laboratory space and budget will be determined based on the proposed research program and the applicant’s record of achievement.

この文章を注意深く見ますと、問題の人物を含むように、書かれているように思います。例えば、earlyというキャリアを敢えて指摘していること(もう一方のsystems biologyの方にはありません)。"undertake new research challenges", "irrespective of their scienctific bakground or stge of carrier development"という表現にも、O氏のことを念頭に入れるとすんなりと理解できる部分があります。この文章の原稿を書かれたのは、どの先生か。文章を交換した電子メールなどを、header付きで公開していただき、これを書いたのが、西川伸一先生ではないということを証明していただけますか。

また、AC提言の方ですが、世の中では、そこに様々な憶測が広がっている。(例、http://blog.livedoor.jp/pyridoxal・・・/archives/2014-05.html ) それを考えると、2012年にセンター長が留任したという事実を「証拠」とともに公開していただくと、世間も納得することと思います
6月16日 16:49 」(引用終わり)
注 西川氏というのは、小保方氏の採用に積極的だった人。


そして、その下に、若手研究者の方のコメントが。こちらもメモとして。


「小田 賢幸  横から失礼します。若手研究者として発言しますが、私としては完全に公平な公募なんて建前であって、実際は内々で既決しているなんて百も承知です。今回のケースも、起こした被害に相応する責任を採用者が取れば良いと思っています。それよりも驚きなのがBWHのあの研究室のアイデアを、CDBの第一線にいる研究者が鵜呑みにしたという点です。大胆な仮説にリスクは付き物ですが、あの研究室だけは異質です。STAPの原案となったspore-like cell仮説はあの教授が長年主張してきたものであり、その怪しさは彼らの論文を読めば明々白々です。にも関わらず報告書からは、あの研究室とCDB上層部にポジティブなパイプが存在するという事実が読み取れ、愕然としました。彼女の人間性を判断できなくとも、仮説の背景を科学的に検証することは出来たはずです。
6月18日 18:33 」(引用終わり)


こちらは、2ちゃんねるでさかんに言われている、STAP騒動はハーヴァードのヴァカンティ教授の陰謀だ、というのにつながるものですね。もともとSTAPの原案はヴァカンティ教授で、ところがヴァカンティは耳ネズミで有名なイカサマ科学者としてとみに有名らしく、世界からは相手にされてないのに、なぜか理研は乗っかってしまい、まず、若山研究室にヴァカンティの部下の小島氏と小保方氏が潜入、そして、STAPのアイデアと(そしておそらく小保方氏の女子力)に目がくらんだシニアたちがそのあとどんどんねつ造の道を突っ走っていったという。そしてその背後には、セルシードという関連会社の株で儲けようとしている人々が(実際、一時的に株が急騰したので、インサイダー取引で儲けた人がいるに違いないという話)。
ああいう怪しげな教授たちと連携したのがそもそもの間違いのようなのですが、結局、詐欺師の仲間になってしまったらどこまでも詐欺師で行くしかないのか?
間違いに気づいてからはひたすら良心的な科学者として行動した若山氏ですが、最初に小島氏と小保方氏を招き入れ、信用してしまった過ちはやはり忘れてはいけないでしょう。STAPの捏造が指摘されたあとも、若山氏はしばらくは小保方氏を熱心に擁護していましたが、そのくらい催眠術にかかったようになってしまうのかと思うと。


あ、あと、神戸理研はサッカー見ているくらいのんびりしている、それだから危機感がない、とか書かれてました。こんな非常時にワールドカップを見てるのか? やっぱり首相がバックにいるから絶対安全、と思っているのね(だから首相交代しかないって)。
パワハラがあって病んでしまう人がいるくらい緊張感がある方が間違いが少ないし優秀、とも書かれていましたが、そういうのってあるかもしれないと思う。今はどうだか知らないが、かつては東大の法学部は教室にノートを忘れると絶対見つからないと言われていて、それはみんな官僚をめざしていて、ライバルのノートがあったらそれを隠してしまうことでライバルを蹴落とせるからだと。でも、そのくらいの緊張感、危機感がないと、国を動かす優秀な官僚は生まれないのかも。今はどうだか知りませんが、東大の法学部は受験者少なくて、1次試験で足切りしなかったのだよね。官僚も政治家も危機感なくてのんびりオリンピックやワールドカップ見てるやつらが増えてそう。