2014年6月24日火曜日

ネットの登録会員限定記事

(午後3時に一部書き直しをしました。)
日経の登録会員限定記事を読むために登録したら、毎日大量にダイレクトメールが来るので頭に来て退会した、という話を書いたが、その日経がまたSTAP細胞の記事を連載している。
「幻のSTAP」というタイトルで、昨日が第1回、今日が第2回。昨日の分は非常勤講師先の大学で読んだ。今日の分とこれからの分は図書館でまとめて読むか、と思っていたのだが、今日の分に衝撃の内容が(ツイッターより)。


「(笹井が)論文の共著者や特許の発明者に加わっているとは」。竹市らCDB幹部は驚くしかなかった。(引用終わり)


え? 竹市氏が笹井氏に小保方氏とコラボするように言ったと、以前は報道されてましたよね?
どうなってんのさ?
(追記 新聞見たところ、竹市氏が笹井氏に小保方氏を手伝うよう言ったということは書いてあった。)


そして、同じくネットの会員登録限定記事で、竹市センター長へのインタビューを掲載した朝日新聞が、竹市氏の発言をゆがめていると関係者から猛反発。
もともと朝日は理研のマウス取り違え販売事件でも、悪いのは理研でなく理研に納入した大学ということがわからない記事になっている、と批判されていた。しかも、登録していない人が読むと理研がまた不祥事としか見えない。
そして今度の竹市氏へのインタビューだが、記事を書いた記者、大岩ゆりという人は以前に問題があった記者だったということで、またやったかと思われたようだ。
なんでも、竹市氏はSTAPはないと思っているのに、存在を信じているというような書き方になっているのだそうだ。しかも、チェックができない最終稿で変えられた、と関係者は言っている。
でも、その後の話だと、関係者というか、竹市氏の擁護者が文句を言っているというか、STAPの有無を確かめるために検証実験をする、というのだったら、STAPはないと言ってないと思われてもしかたないのでは、という気がしてきた。
ないとは思っているけど、検証実験については有無は不明という態度をとらないといけないというあたりが原因なんだろうな。
一方、日経の「幻のSTAP」第1回には、小保方氏以外に理研内部でSTAPを信じている人はいないと書いている。
この問題については毎日新聞がよくて、朝日と産経はだめ、日経もサイエンスはいいが新聞はあまりよくないと言われている。特に産経関西は小保方氏の御用新聞になっている。
そんなわけで、日経が今になって、竹市氏は何も知らなかった、というのを出してくるのは、ある方向に持っていくためなのか?と疑ってしまう。竹市氏の関与はもともと少なかったとしも、その後の理研の対応という点で責任があるはずなのだが。
なんにしろ、ネットの会員限定記事というのは、中身と違う見出しで売るのに似ているので、マスコミへの不信感が高まってしまう。朝日の方も図書館で読んでこよう(図書館って、何種類も新聞があるので便利)。


追記 朝日新聞の記事について竹市氏の周辺の人たちが竹市氏の発言を捻じ曲げたとして抗議した件、その後、関連のフェイスブックは削除されたか何かで見られなくなっていた。
この件、多くの人はガン無視なので、竹市氏の周辺の人々からの抗議の方がおかしかったのかもしれない。