キネマ旬報シアターでジャック・ドゥミのミュージカル3作「シェルブールの雨傘」と「ロシュフォールの恋人たち」と「ロバと王女」が上映されていて、年末にはドゥミの影響を受けた「ラ・ラ・ランド」を上映するのでグッジョブだと思い、特に好きな「シェルブールの雨傘」と「ロバと王女」を見に行った。
が、画質最悪!!!
デジタルリマスターでこれはないだろ!!!
おまけに「ロバと王女」はカットされてるぞ!!!
映画館に苦情入れたいレベル! 金返せ!
この3作のデジタルリマスター版(?)は劇場公開の前の試写会で見せてもらっている。(すぐ下に追記しました。)
映画館での試写会だったが、今回のようなひどい画質ではなかった。
配給元が当時と違うような気がするので、おそらくあのときのバージョンではない。
「ロバと王女」もカットされてなかったと思う。
(追記 あとで調べたらその試写会は10年近く前だったので、デジタルリマスター版ではなかったかもしれない。デジタル前のフィルムの時代で、フィルムで見たのだ。)
映画もかわいそうだけど、これで初めてドゥミを見る人はほんとにかわいそう。
あの色彩のすばらしさがこれじゃわからん。
「ラ・ラ・ランド」の色彩もドゥミの影響大だと思うのに。
いやほんと、しばらくキネ旬シアター行きたくなくなったけど、でも、映画館のスタッフは大変だなと思う光景を見てしまった。
チケット売り場で女性スタッフに長々と話しかけている高齢男性がいて、その後ろに1人並んでいて、私はその次だった。スタッフが2人出てきて、前の人と私にチケットを発券したが、そのあともえんえんとその高齢男性はスタッフに話しかけている。
こういう光景はスーパーのレジでたまに見るし、自動券売機でない映画館でも見たことがあるが(必ず高齢男性)、並んでる方も迷惑だけど、スタッフはもっと迷惑だろう。でも、お客さんだから文句言えないわけで。
こういうことをするのは高齢男性の中の一部の人々ではあるが、私もとあるコーヒーショップで隣の高齢男性にしつこく話しかけられて席を移ったりしたことがある。まあ、一部なので、顔を覚えていて、次からはその店ではその人を避ける(でも、だんだんその店に行かなくなります。いつもいるからね)。
といわけで、行かなきゃよかったと後悔しているけれど、「シェルブール」と「ロバと王女」の間が1時間あいていたので、松屋へ行ったら、なんと、プレミアム牛めしじゃない牛めしを出す店で、値段は290円、肉はプレミアムより多く、味も私はプレミアムよりこっちの方が好き。プレミアムになってから松屋の牛めし食べなくなったけど、先日、都内で久々に食べたら肉の少なさにびっくりした。それがあったので、プレミアムじゃない牛めしに大感激したのであった。
この店は駅から5分くらいで、手前に超おしゃれな吉野家があるので、安い牛めしで対抗しているのかもしれない。