またまたららぽーと船橋のトーホーへ「空海」インターナショナル版を見に行ったのですが、その前に、この前はほとんど見れなかった駅前のイケアへ。
これを買ったんですが、ワタクシ的には失敗。
料理をのせるプレートにもなる小型のまな板ってことで、いいかも、と思ったのですが、帰宅して包装のポリ袋をとったら、表面がざらざらしていて、説明書によると、磨いたりオイルを塗ったりしてから使うようです。おまけに臭いがきつい。
オイルを塗れば臭わなくなるのかもしれないですし、イケアのサイト(上の写真はそこから)での評価は☆5つの満点がついています(評価者は1人だけですが)。確かに形はかわいいし、大きさも手ごろなんですがね。
イケアは未使用なら返品返金してくれるようだけど、ポリ袋破いてしまったし、899円だし、と思い、燃えるゴミ行きになりそう。臭いが気になるので、ベランダに出しています。
木の製品はむきだしのものを買わないとだめだ、という教訓を得ました。
南船橋のイケアは新三郷よりにぎわっていて、安売り品もたくさんあって、こっちの方が面白いな、と感じました。新三郷より駅から近いのもいい。
新三郷はららぽーとが駅前ですが、南船橋はららぽーとが遠い。というか、ららぽーとの入口は近いけど、トーホーシネマズが一番奥で、すごく遠く感じます。
それと、これはどちらもだけど、ららぽーとは食事処が高くておいしくない。亀有のアリオの安くておいしいフードコートとか、流山おおたかの森の駅に隣接したフードコートも安くておいしいので、ららぽーとの割高感はものすごいです。
さて、「空海」ですが、インターナショナル版はこれで4回目。吹替え4回に並びました。
インターナショナル版はこれまでの3回はどれもお客さんけっこう入っていましたが、今回はファーストデーの翌日の月曜とあってか、お客さんは2ケタに満たない感じ。ただ、終わった後、ほかのお客さんが微動だにせずに座り続けているのでびっくり。感動したのか? 車なので急いでいないのか?(南船橋は夜は車がないとちょっときつい場所です。)
インターナショナル版は今週は都内では新宿も六本木も朝の回だけですが、7日から角川シネマ新宿で上映とのこと。都内じゃないと無理、という方は週末からの角川シネマ新宿へ。
追記 角川シネマ新宿 4月7日からインターナショナル版10:20 15:00 20:20
ただし、8日は10:20 15:00 19:30 12日は10:20 14:55 20:20
青字は300席の大箱、赤字は56席の小箱とのこと。14日以降は未定。大箱の方は前方座席は傾斜がないので見づらいとか(前方好きな私には不向きか? 今のところ、週末、全然予約が入ってない)。
角川シネマ有楽町 4月7日からインターナショナル版10:30
一方、今週は南船橋、さいたま、川崎は夕方の回ですが、さいたまは7日から朝の回になってしまうので、南船橋と川崎もどういう時間になるのかというところ。(追記 南船橋は6日から12日までは17:30 ありがたい。川崎は朝の回になってしまうことが判明。)
追記 TOHO新宿は6日の最終日は午前中の回ながら、大箱で上映。
「空海」は「君の名は。」ほどは入れ込んでないので、さすがに8回目ともなると少しだれた気分で見てしまいましたが、それでも阿倍仲麻呂の語りで始まる極楽の宴のあたりからは目の保養、そして涙、と何度見てもよい。阿部寛はほとんど立ってるだけなのだが、それでも存在感が際立つのは、ローマ人のようなアジア人離れした風貌と、そして背の高さですね。インターナショナル版は中国語が吹替えだから表情だけの演技なんだけど、それだけでもいい。日本映画の明るい喜劇の役やマジメな暗い役のどちらとも違う存在感で、チェン・カイコーの演出を感じる部分です。
この仲麻呂と楊貴妃が向かい会うシーンを「シェイプ・オブ・ミラクル」が入らない、インストルメンタルだけの音楽で見たい、それだけのためにもインターナショナル版に通ってしまうのです。
さて、この記事のタイトルの白楽天の筆。ラスト近く、空海に、「長恨歌」は書き直さない、と言った白楽天が、空海に別れのポーズをしたあと、橋の上から川に何かを投げるのですが、今回、8回目にして、やっと、それが筆だとわかりました。
うーん、わかる人は1回目でわかるんだろうな。私は目が悪いのでわからなかったけど、何か細いものであることはわかったのだが、筆とは思いつかなかった。
今回、筆だ、とわかったのは、李白が楊貴妃の詩を詠んだあと、一語も書き直さない、と宣言して筆を酒の池に投げる、そこと対応していると気づいたからです(うーん、もっと早く気づくべきだった)。
李白が「書き直さない」と宣言したように、白楽天も「書き直さない」と宣言するわけです。
だから、ラストは心から安心して眠る白楽天なのだな。
一方、空海と丹龍の再会も、空海の決め台詞もあってすばらしい。
とりあえず、インターナショナル版が見られるチャンスがあれば、また何度も行ってしまいそうです。