先週土曜日にMOVIX亀有で見た「翔んで埼玉」。とても面白かったし、もう一度見たいなと思っていました。
すると、なんと、亀有は初週は最大箱が「アリータ」で、「埼玉」は2番箱だったのに、2週目は週末は「ドラえもん」最大箱だけど、月曜から木曜は「埼玉」を最大箱で上映。
えええ、それならもう少し待って、一番大きなスクリーンで音響もいい最大箱シアター10で見ればよかった、と地団太踏んだのです。
もう一度見たかったからまた行くかな、亀有、と思っていたところ、いや、この映画はリピートするなら絶対MOVIXさいたまで見るべき、と思い、スケジュールを調べると、今週末は夕方までは「ドラえもん」最大箱だけど、夜は「埼玉」が最大箱。定員500名を超す大きなキャパのスクリーン。しかもMOVIXさいたまは「埼玉」の聖地と言われ、満員の客席の盛り上がり方が違う、とのこと。
行くか、さいたま。
というわけで、日曜の夜の回に行ってきました。
見よ、この盛況ぶり。
完売5回のうち、最初の4回は2番箱。5回目が私の見た夜の回の最大箱。
「ドラえもん」は夕方まで最大箱でしたが、満席は出なかった模様。
「グリーン・ブック」もヒットしてますね。実は金曜に流山で見ました。
「埼玉」はここに限らずどこも盛況のようです。
しかし、さいたま新都心は遠い。映画の中で合戦の行われる流山を通って埼玉県に入り、その後もえんえんと埼玉県を電車で移動、途中で京浜東北線に乗り換えてさいたま新都心に着きます。
MOVIXさいたまは去年、3回ほど行きましたが、今回は夜の回だし、久しぶりに餃子の滿洲の餃子が食べたいと思い、京浜東北線で南下して蕨駅へ。文京区に住んで埼玉県の某私大で非常勤講師をしていたとき、帰りに蕨に寄ってよく餃子の滿洲の餃子定食を食べたのです。
しかし、文京区から引っ越してからは蕨に行くこともなく、そのうち埼玉県の私大もやめることになってしまい、もう4年くらい食べていませんでした。
餃子の滿洲は埼玉県を中心に展開していて、西武線沿線に多いので、行こうと思うとかなりな遠征になってしまいます。
そんなわけで、せっかくさいたま新都心へ行くのだから、蕨に寄って餃子を食べようと、餃子の滿洲へ。餃子定食、値上がってるなあ、と思いつつ食べました。
ここはまかない丼がおいしいのだけど、今回は餃子だけで。
そのあとは近くのシャノアールへ。蕨のシャノアール、前から入ってみたいと思いつつ、セルフサービスの店でないのでドリンクが同系列のベローチェより高いので、近くのサンマルクカフェの方に入っていたのでした。
が、今回は例の猫のクリアファイルをもらうという目的があったので、時間もあまりなかったけれど、アイスティーを飲んで少しくつろぎました。値段が高いだけあってベローチェよりおいしい。店内も落ち着くので、近くにあったら通うのに。
4杯分のレシートを出してファイルを2枚もらい、いよいよさいたま新都心へ。「ドラえもん」のピーク時間はすぎたとはいえ、「埼玉」の客500人ですから、シネコンのロビーはごった返していました。発券するのにも時間がかかるだろうと思い、早めに到着。発券機はすいていましたが、なかなか開場してくれない。やっと開場しても人が多くて入るのも大変。私のように県外から来ている人もけっこういるようで、ロビーで「埼玉県人じゃないとバレないようにしないと」と冗談を言い合っているグループもいました。
ああいう映画は二度目はそんなに面白くないのではないか、と思っていましたが、まったくそんなことはなく、ギャグがわかっていても笑えます。特に今回はご当地なので、笑いが亀有と全然違っていて、心置きなく笑える感じ。亀有(東京都)は都民と千葉県民と埼玉県民が見に来るので、なんとなく遠慮しながら笑う感じになるのですね。
亀有とさいたまで笑うツボが違うのも面白く、私自身も亀有モードとさいたまモードで変わっていました。「執事だから狛江か町田」というのは亀有で笑いが出てましたが、さいたまではしーんとなってました。
二度目に見て、これはやっぱりよくできた映画だと思いました。脚本がうまいし、役者もいいし、クラシックから埼玉がらみの歌までを使った音楽もいい。映像もスタイリッシュで、衣装もいい。歌舞伎と宝塚のような絵作りも決まっている。現代パートも面白い。今回は流山の合戦でのふなっしーやチーバくんなどもわかりました(画面の右端にいたのだ)。
小ネタもいろいろあるようで、また、いろいろな場所の映画館で見てみたいという、新しいタイプのリピーターも出ているようで、繰り返し見ても面白い映画だと思いました。
そして最後は場内から拍手。遠かったけど来てよかったMOVIXさいたま。
さて、シャノアールでもらったクリアファイルですが、2枚のうち1枚がなんとまたしても9月の木登り猫。もう、これで7枚目。なんでこればかり出るの?
12枚もらったところで9種類の絵柄が集まり、かぶった3枚がすべて9月だったのですが、その後もなぜか9月がよく来て、しかも13枚目以降はすべてかぶりで、新しい絵柄がまったく出なかったのです。
出ない絵柄は1月、3月、4月で、この3種類はもうないのだろうかと思ったくらい。
各店の在庫もどんどん減っていて、もう新しいのは手に入らないのか、となかばあきらめていましたが、先日、今まで行ったことのない店へ行ってもらってみたところ、ついに1月をゲット。そして今回のシャノアールでは、もう1枚が3月でした。これで手に入っていないのは4月だけになりました。
在庫の減り具合を見ると、残り1種類をゲットするのはかなりむずかしい気がしますが、ベローチェはよく行くからもう少しがんばってみるかな。
金曜日に流山で見た「グリーン・ブック」は、面白いし楽しいけど、あまり心に残らない、わりとすぐ忘れてしまう軽い映画でした。
黒人だけれどクラシックの教育を受け、雲の上の人のようになっているピアニストの孤独とか、南部の金持ち白人の偽善とか、粗野なイタリア系白人との友情とか、全部面白いのだけれど、深く考えるといろいろ問題が出てくるようなタイプの映画。でも、しゃかりきになって批判する気にもなれず、まあ、面白かったね、で終わってしまうのでした。
最近のアカデミー賞作品賞の中では際立って軽い映画で、それゆえに最近の重かったり奇抜だったりする作品賞受賞作よりも一般の観客には受け入れられやすいでしょう。