2021年6月7日月曜日

某教授のツイッターは妄想なのか、という仮説

前回書いた帝京大学教授のオ氏のツイッターだけど、なんかいろいろこじらせ系らしいというツイートが目に入る。

オ氏は近寄らない方がいい人じゃないかな、と以前から思っていたので、オ氏のツイッターを直接見ることはないのだが、例の「専業主婦のセレブバイト」の件であちこちのツイッターでリツイートされているのが目に入った。

どうも、オ氏はツイッターで妄想全開するタイプじゃないのかな、という感じを受ける。

例の通訳を「セレブバイト」呼ばわりした件でも、実際に氏が経験したことに尾ひれをつけた妄想というかフィクションじゃないのだろうか。

北大助手時代に東京で学会の世話をしたときに同時通訳を派遣してもらったら、通訳は全員女性で、東大、ICU 外語大卒のエリート、しかも専業主婦だった、というのだが、派遣された女性たちの私生活をなぜ北大助手が知っているのか。

通訳を派遣するときに、通訳の履歴書を渡すなんてことはありえないと思う。

ましてや、既婚かどうかなんて、知らせるわけがない。

そもそも自由業は学歴はそれほど重要ではない。もちろん、優秀な通訳に外語大、上智大、ICUあたりの卒業生が多いのは事実だろうけど、重要なのは学歴ではなく通訳としての実力と実績だ。

既婚かどうかは、結婚指輪をしているのでわかったのかもしれない。

学会のあとには懇親会があるが、派遣された通訳が懇親会に出るわけがないと思う。なぜなら、懇親会に出ると、通訳にとっては業務が増えてしまうからだ。学会の関係者の知り合いならわかるが、派遣された通訳が懇親会に出るとは思えない。そして、懇親会に出なければ、個人的に話をすることもない。

実際、北大助手の若造が派遣された同時通訳者たちと個人的にお話できるとは思えないのだが、オ氏は通訳のお姉さまたちにかわいがられたのであろうか?

なので、北大助手時代に学会で出会った通訳の女性たちの学歴と結婚歴を知っていたとは、あまり考えられない。むしろ、勝手に、東大、ICU、外語大の卒業生で、結婚していて、夫は高給取りのセレブ男性で、だから通訳は専業主婦のセレブバイトという妄想をふくらませたのではないか?

オ氏の妄想の原材料はいろいろ想像がつく。

優秀な通訳を輩出する大学名とか、私だっていくつか思いつくわけだから、オ氏も知識として頭に入っていたのだろう。

通訳の女性は研究者のキャリアをやめた人、というのは完全に事実と違う妄想だが、そういう妄想がどこかで頭に入って、それがオ氏の常識になってしまったのだろう。

研究職への就職は今も昔も狭き門で、女性は就職が非常にむずかしい。オ氏は北大で、女性の研究者が研究職をあきらめるのを何度も見てきたはずだ。

特に結婚している女性、結婚を考えている女性は、現在住んでいるところから遠く離れた大学に就職するのは非常に困難だ。せっかく就職の話があっても、その理由で断念した女性のことも、オ氏は見ているだろう。

その一方で、研究の世界では、女性は結婚するから就職しなくていい、夫に養ってもらって研究して、機会があれば非常勤講師をすればいい、と考える男性が多い。

その方が優雅でいい、と思う男性も多い。

オ氏もおそらくそう思っただろう。実際、大学院の女性は高学歴であり、また、出身家庭も裕福な人が多いので、縁談もよくて、私の知っていた範囲では大学教員や大手企業のエリート社員と結婚する人が多かった。特に同じ大学院で知り合った人と結婚する人が多いので、夫は大学教員になるケースが多い。

そんなふうに、大学院では女性は男子院生と結婚し、夫に養ってもらって研究を続け、非常勤講師を少しするだけの優雅な生活をするということがオ氏の頭の中で常識となっていたのだろう。

実際、そういう女性もいるが、本当は就職したかったけれど、女性差別で就職がない、遠くの大学だと結婚しているので無理、ということであきらめた人が多数だ。

だが、オ氏の頭の中ではそうした優雅な女性研究者の妄想があって、それをそのまま通訳の妄想に置き換えたのだろう。

女性研究者なら多少はあてはまるところもあるが、通訳ではこれは完全に妄想だ。世界が違うのだから。

というわけで、通訳に関するツイートは通訳を派遣してもらったというところ以外は妄想じゃないかと思う。

なんでこの人のツイッターは妄想ではないかと思ったかというと、ある人がリツイートしたオ氏のツイートで、オ氏がアメリカの学会へ行ったとき、警察犬を表彰するビデオを見せられ、そのあと、「ここでは犬の方が黒人より偉いんですね」と冗談を言ったら、まわりが氷点下に凍り付いた、と書いていたのだ。

リツイートした人は、オ氏が本当にそう言ったと思ったようだが、私は違うと思った。

オ氏は警察犬のビデオを見たとき、この言葉を思いついたが、誰にも言わなかった。でも、ツイッターでは妄想をふくらませて、そう言ってまわりを凍り付かせた、と書いたのではないか。

つまり、オ氏は自分の経験を妄想でフィクションにしてツイートしているのではないか。

オ氏は優秀な研究者で、社会的にも成功しているとのことだが、そういう人がツイッターで妄想全開にしてヤバイんじゃね、と思うんだけど、本人は妄想だとは思っていなくて、自分にとっての世界をツイッターで築いているのであろうか?

母親と元妻のモラハラとか、元上司のパワハラとかを書いていたりと、普通なら秘密の日記に書くようなことを世界に向かって書いてしまっているのだね。でもって、ある意味、この人は露悪的なのだろう。

まあ、おもろいといえばおもろいが、お近づきにはなりたくない。