長い間、通っていた銭湯が、2ヶ月かけて全面リフォームして、新規開店しました。
そこはかれこれ25年くらい前から通っていた銭湯で、古くてあちこち汚れが目立っていたり、シャワーが壊れていたりしていましたが、番台の女性がとても感じがよくて、好きな銭湯でした。
4年前にシャワーのある部屋に引っ越したあとも、週に一度はお湯につかりたくて通い、今年6月にバスタブのある部屋に引っ越したときも、引越当日はその銭湯へ行きました。
その後、夏なのでシャワーだけでいいや、という日が続き、10月になって、久々に大きな湯船につかろうと、その銭湯へ行ったら、なんと、リニューアル中で、休業。引っ越した部屋は当初、浴室に問題があったものの、その後、大家さんが風呂釜とバスタブを新しいものに替えてくれて、とても快適になったので、銭湯へ行く必要をあまり感じなくなりましたが、それでも銭湯の大きな湯船がなつかしいので、12月中旬に新規開店したらぜひ一度、行かなければ、と思っていました。
そして、冬至の22日、銭湯はゆず湯。というわけで、リニューアルしたその銭湯へ行ってみたのですが……かなりがっかり。
たしかにすごくきれいになってるんですけどね。でも、感じのよかった番台の女性はいなくて、入り口の受付に若い男性がいるだけ。券売機で券を買って、その男性に渡して、男女それぞれ、別々の入り口から入るのです(最近は、女性が番台にいると恥ずかしいと思う男性が多いので、受付式の銭湯が増えているようです)。下駄箱も一箇所しかなく、男女一緒。なんだかなあ。
中はきれいなんですけど、前に比べてずいぶん狭く感じました。しかも、前に比べてお客さんが多い。きれいになったせいか、若い女性が増えてますな。前はおばさん、おばあさんばっかりだったよ。
ゆず湯とはいっても、ゆずが入った袋が湯船に浮いているだけで、匂いも何もしないので、ゆず湯に入った気がしないのもがっかりでした。
以前は、脱衣所に新聞が置いてあったり、ドリンクを売っていたりして、お風呂から出たあと、ドリンクを買って新聞を読んだりしたものですが、ドリンクも新聞も外に出ないとないみたいでした。脱衣所も狭くて、落ち着かない。くつろぎの場所ではなくなってしまったなあ。
以前は銭湯というと、お年寄りのくつろぎの場所で、番台の女性とお客さんの交流があったりしたものですが、今度リニューアルしたのは本当に、ただ入って出るだけね。つまらん。結局、番台の女性と最後に会ったのは、6月に行ったときだったということになってしまいそうです。経営者もかわったのかもしれない。
というわけで、この銭湯は多分、もう行かないだろうと思います。しかし、たまには銭湯に行かないと気がすまない性格なので、ほかをいろいろ開拓することにします。