コメディ俳優、ロビン・ウィリアムズが亡くなったというニュースをついさっき、見た。
重いうつ病で、自殺だという。
陽気で、人を笑わせたコメディ俳優がうつで自殺とは。
実は私は「バットマン・リターンズ」のペンギンをロビン・ウィリアムズだと思い込んでいたことがわかった。実際はダニー・デヴィートだったのだが、どこで記憶が書き換えられたのだろう。
なんか、間違えて、どこかに書いてしまった気がする。たぶん、ブログだと思うけど。
ロビン・ウィリアムズを最初に見たのは「ポパイ」だったが、次の「ガープの世界」が彼の代表作の1つになるだろう。舞台専門だったグレン・クローズが35歳で映画デビュー、老けのメイクでガープの母を演じていた。当時はよくわからなかったのだけど、変わり者のシングルマザーに育てられたガープのどこか奇妙でほのぼのとした人生模様だったような気がする(もう一度見たい)。
それから、「グッドモーニング・ベトナム」のディスクジョッキー。これでアカデミー賞を取るべきだったと思うのだが、取れず。
その後も「いまを生きる」や「レナードの朝」など日本でも人気の映画に次々主演。
そして、マット・デイモンとベン・アフレックが脚本賞を受賞した「グッド・ウィル・ハンティング」で助演男優賞受賞。受賞はよかったけど、これで受賞というのがやはり残念だった。
それから、本格的に悪役を演じた「インソムニア」。これはノベライズの翻訳をしたので、個人的に思い入れのある作品。ウィリアムズの悪役はこれが初めてではないけれど、いかにも人のよさそうな柔和な表情でサイコキラーを演じたところがすごかった。
最近では「大統領の執事の涙」のアイゼンハワー大統領役。
まだまだ十分活躍できる年齢(63歳)だったのに。
どこかで読んだのだが、ウィリアムズはサインを求めるファンのために、「あなたはロビン・ウィリアムズに出会ったことを証明します」というカードを用意して、出会ったファンに渡していたのだという。すべての人にサインできないので、カードを用意していたのだろう、律儀な人だなあ、と思ったのを思い出す。