2018年10月20日土曜日

久々の旧古河庭園(がっかり)

都心に住んでいたときはしょちゅう行っていた旧古河庭園。特に春と秋のバラの季節は1シーズンに3回くらいは行っていた。
郊外に引っ越してからはわざわざ行くのも面倒になり、一度も行っていなかったけれど、春に谷津バラ園を見て、さすがにすごいけれど入場料が高いし、と、150円で入れる旧古河庭園がなつかしくなり、3年半ぶりに行ってみた。

庭園完成から100年なのだそうだ。

バラはまだこれからという感じ。赤トンボ。



バラ園の下にある日本庭園。

池のカメ。以前はもっとたくさんいたように思うのだが、2匹くらいしか見えなかった。

久々に行って、かなりがっかり感があった。
まず、バラがまだそれほど咲いていない。一応、10月6日から21日までが秋のバラ・フェスティバルなのだけど、例年、バラ・フェスティバルのあとの方がよく咲いているのだ。もう少し遅く行けばよかった。また、咲いているバラがきれいでないのが多かったのも残念。
そして、ちょっと頭に来たのが、ガイドに案内された数人のグループが、ベンチのある見晴らしのいい高い場所を占領していて、ガイドがえんえんと話をつづけ、その間、次々と他のお客さんが登ってくるのに彼らのせいで休憩も眺めることも写真を撮ることもできず、そのまま彼らのうしろの狭いスペースを通って降りていくのだ。
ガイドは高齢男性のボランティアだが、最近、この手のボランティア・ガイドが庭園などにいて、やたら案内したがる。某邸宅に行ったときも、高齢男性が案内したいと近寄ってきたので断ったが、他の人も案内などしてもらいたがっていない。案内なんか必要のない場所なんだが、自治体の方でこの手の高齢男性ボランティア・ガイドをやりたがる傾向があるようなのだ。
で、旧古河庭園ではとりあえず中高年女性数人がガイドについて狭い通路を歩いていたりしてとにかく邪魔なんだが、その上、見晴らしのいい、ベンチのある場所を貸切のように占領している。
ガイドがしている話は、そこでしなければならないような話ではないのに、えんえんとやっている。グループの人たちも、他の人たちのために場所をあけるとか全然しないで、その狭い場所全体に散らばって占領している。だから、上がってきた他の客たちは何も見ずにまた降りるしかないのだ。
ガイドが話していることはほとんどその場所には関係ない話で、そういう話だったらもっと広いところに移動してからすればいいのに。
で、どんな話をしていたかというと、「ここはオークラが落札しようとしていたが、それをマスコミにすっぱ抜かれたのであきらめた。オークラが落札していたら私たちは見られなかった」とかなんとか。
オークラが落札していたら見られないなんてことはないと思うが、オークラが公開してたら、こんな迷惑なガイドツアーはやらないだろうと思う。
で、旧古河庭園の近くに六義園があって、ここも以前はよく行った庭園だけれど、こっちは紅葉の季節にライトアップと、そしてまたまた庭園ガイドをやるのだと。
11月17日から12月9日。ライトアップはもちろん夜だが、庭園ガイドは毎日午前と午後にやるらしい。
六義園にも見晴らしのいいスポットがあるのだが、そこもまたガイドと数人に占領されてしまうのだろう。
そしてさらに、11月13日には文京区の細道散歩というツアーがあって、ボランティア・ガイドに率いられた50人の人々が本駒込から千駄木の細道を歩いて史跡や名勝をめぐるのだそうだ。
うーむ、この日はこのあたりには行かないようにしよう。
旧古河庭園も、六義園も、園内の通路はとても狭いのだが、千駄木あたりの細道も狭くて、そこを谷根千の観光客がゾロゾロ歩いているのだが、そこに50人の細道ツアーとは。
谷根千のあたりは土日は観光客がすごいので外に出られない、と地元の人は申しております。
いや、別に観光に来るのはいいですけど、このボランティア・ガイドっていうのは、私には高齢男性の自己満足にしか見えないのですね。
とりあえず、他の客の迷惑にならないようにしてほしい(と、東京都にメールするか)。