2018年12月6日木曜日

「君の名は。」@新宿ピカデリー10周年記念

新宿ピカデリーが10周年記念として上映する映画の中に「君の名は。」があったので、水曜日に見てきました。
新宿ピカデリーは昔は大きな古い映画館でしたが、2008年に今のシネコンになり、その年の8月に「ダークナイト」を見に行ったのが最初。しかし、その後一度も行くことがなく、今回が10年ぶり二度目。都心に住んでいた頃も有楽町・日比谷地区の方が近かったので、新宿はあまり利用しておらず、特に新宿ミラノが閉館してからはまったく行かなくなり、今年になって角川シネマ新宿で「空海」こと「妖猫傳」のインターナショナル版を上映していたので何度か通ったくらいでした。
10年前に初めて行ったとき、6回見ると1回無料のカードを作りますかと言われ、カードをもらったのだけれど、その後一度も行かなかったので、結局ただ持っていただけ。その後新宿ピカデリーはMOVIXの仲間になり、共通のカードになったので、新宿ピカデリー独自のカードは無用になってしまいました。でも、カードはずっと持っていたと思うのだけれど、さっき探してみたが見つからない。捨ててしまったのだろうか。

実は新宿ピカデリーは初めて行ったシネコンなのですが、入口を入ってからシアターに入るまでえんえんとエスカレーターに乗るのがまずうんざり、そして映画が始まったあとも10分くらいの間、次々とポップコーンを持った人たちが入ってきて前を通るのがさらにうんざりで、シネコンは行きたくないと思うようになってしまいました。本格的にシネコン通いになったのは、3年前に郊外に引っ越してからです。
というわけで、久々の新宿ピカデリー。例のエスカレーターをえんえんと乗るのはやはり同じで、都心のシネコンのどこがいやかというと、シネコンに入ってからエスカレーターに乗ることです。郊外のワンフロアに慣れてしまうと、エスカレーターは本当に苦痛。特に新宿ピカデリーはたどり着くまで何度もエスカレーターに乗らないといけない。エレベーターもあるのですが。

それはともかく、こちらも久しぶりの「君の名は。」。今年のはじめの日劇ラストショウ以来。
新宿ピカデリーは音響も映像も非常によく、満足できるものでした。この映画はいろいろな映画館で見ているので、ひどい状態で見たことも何度かあるのですが、今回のはかなりよかった。ひさしぶりに堪能し、三葉の組紐が瀧に渡るシーンあたりから目頭が熱くなり、そして終了後は大きな拍手。「空海」のときもそうだったけど、帰る途中で頭の中にRADWIMPSの歌が響いているというのはとても気分がいい。「なんでもないや」エンドロールの最後の方では声を出さずにくちずさんでいました。

新宿で「君の名は。」を見るのも初めてで、というか、上で書いたように新宿で映画を見なくなっていたので当然そうなるのだけれど、映画の中の新宿の風景を見ながら、今ようやく新宿で「君の名は。」を見たのだなあと、これまた感無量になりました。
またどこかで上映してほしい。