「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」を見たあと、新松戸に行ってバーガーキングで映画のステッカーがもらえるセットを食べよう、と思ったけれど、日が暮れて外が暗くなったのでまたの機会にしたのが日曜日。
そして、火曜日、八柱霊園へ紅葉の写真を撮りに行き、そこから武蔵野線に乗って新松戸へ行くことにした。武蔵野線のささやかな旅のつもりだったのだが、新松戸は未知の世界だった、というお話。
まず八柱霊園へ。入口のお墓屋さんの前にあるコスプレ恵比寿様。クリスマス仕様です。
今年はどこも紅葉がイマイチで、ここも例年に比べてかなりよくない。
このお気に入りの木。11月に葉が緑から赤になり、それから黄色になって散るのだけど、今月中旬に行ったときはまだ青々として全然紅葉しそうになかった。が、それから10日ほどたったら、もう葉がほとんど黄色で、どんどん散っている。
のぼりが立っていますが、これは火事に注意。
霊園のすぐ外を武蔵野線が走っています。府中本町行き(上)と、南船橋または東京行き。どちらも動画からの画像。
8年前に今のところに引っ越すまでは、武蔵野線とはほとんど縁がありませんでした。しかし、ここに引っ越してからは武蔵野線を利用するといろいろな場所へ行けるので、利用頻度が高いです。
八柱霊園の南側からは東松戸駅が近い。ここは武蔵野線と北総線の乗換駅。
武蔵野線のホーム。上を走るのは北総線。
武蔵野線の電車が来ます。端の安全な場所に立って撮影した動画からの画像。
東松戸から府中本町行きで2駅の新松戸。反対側のホームに海浜幕張行きの電車が。これはネズミーランドへは行きません。
そういえば、武蔵野線開通50周年だったのだ。府中本町・新松戸間が1973年。新松戸・西船橋間が1978年。そしてネズミーランドを通る京葉線に乗り入れたのが1988年とわかった。映画に「新松戸ー舞浜」と書いてあったのはこのことだった。
こんなスタンプもあったけれど、なぜか、「そうだ、武蔵野線乗ろう」の「翔んで埼玉」ポスターをまだ武蔵野線の駅で見ていない(新八柱、南浦和、東松戸、新松戸の4駅を利用したけど)。見たのは京浜東北線の上中里駅のみ。旧古河庭園へ行こうと思わなければ見ていなかったのだな。
新松戸駅の外観。駅のすぐ外にこんな赤いオブジェが。
暗くなる前にマツモトキヨシ本社ビルを見に行きます。新松戸はスタンプラリーで改札出てスタンプ押してすぐ戻ったことしかないので、全然地理はわからないけど、常磐線に沿って歩いて線路の下を抜ければすぐのはず。これはマツキヨ本社側から撮ってます。
マツキヨ本社。この道路のずっと先にテラスモール松戸があるけど、こっち方面は初めて来た。
道路の向かい側からのみ撮影。そばには行っていません。
新松戸駅に戻って、バーガーキングを探すのだけど、見つからない。流鉄流山線の線路があったので、電車が来るのを待って撮る。
駅の周辺をずいぶん歩いたけど、どうもこの近くではないらしいので、あきらめて、八柱駅行きのバスで帰ることにした。が、そのバスの次の停留所が、なんと、バーガーキングの目の前だった。
流山線の電車の右奥にある書店のところまでは行ったのですが、そのあとは道路か何かの下をくぐっていくみたいで、もう暗くなっていたので、そこで引き返したのです。が、そこをくぐった先が実は栄えている場所だった。
グーグルマップから。赤い星が書店。そのずっと左先、ケンタッキーの隣がバーガーキング。
いったい何をくぐっていくのだろう、とさらに地図をよく見たら、新松戸周辺には常磐線と武蔵野線をつなぐ貨物線が東西と南北に延びていることがわかった。道路みたいなものは貨物線だったのです。
右端の黄色い線を引いたところがマツキヨ本社。左エリアの赤い星が書店。青い星がバーガーキング。新松戸駅周辺は常磐線、武蔵野線、流山線に加え、2方向に延びる貨物線があって、なんだかものすごく複雑。貨物線をくぐったところに栄えたところがあるなんて、よそ者には難度が高すぎる。
バスの通る道の両側にはイルミネーションがいくつもあって楽しめましたが、結局、バーガーキングのセットは食べられなかったし、マツキヨ本社見るためだけに新松戸に来たのか、と思ったらどっと疲れました。
途中、県立図書館に寄って、予約していた「福田村事件」を借りました。この本、以前は県立図書館は館内閲覧のみだったので、図書館で読みましたが、最近、貸出用に1冊買ったとわかったので、予約。もうこれで、9月はじめに予約した市立図書館の方はキャンセルしよう。
図書館で閲覧した本は初版でしたが、生き残った少年を助けた警察官についての記述が明らかに間違っていて、気になっていました。が、今回借りたのは5版で、序文のところに「第3版で書き直した」と書いてありました。辻野弥生氏は少年を助けたのは朝鮮人虐殺を防いだことで有名な巡査と思ったのですが、実際は別の刑事で(映画でも刑事が少年に話を聞く場面がある)、少年の遺族が刑事の墓参りをしたというニュースがすでにあったのです。
辻野氏は映画に出資していて、製作者にも名を連ねているので、ある時点で間違いに気づいたと思うのですが、初版には間に合わなかったのでしょう。急遽、変更したためか、その部分がぎくしゃくしているのが少し残念です。