「ディパーテッド」は見たけど「インファナル・アフェア」は見てなかったので、20周年リバイバル上映を見に行った。
もともとゴダールの「軽蔑」を見る予定でいたら、ちょうどハシゴするのに時間がよかったので。こちらは60周年リバイバル。
どちらも初日で、ポストカードのプレゼントが。
「軽蔑」は、最初に見たゴダールの映画は「勝手にしやがれ」とこの「軽蔑」とどっちだったかな、と思うくらいに昔に見た。たぶん中学生のときで、モラヴィアの原作も読み、わりと好きな映画だった。
その後、レンタルビデオかDVDで見たのかどうか定かではなく、でも、大昔に白黒テレビで見ただけとも思えない。カラーの記憶があるのだ。
今見ると、なんで中学生のときに好きだったのかわからない。たぶん、大人の世界をのぞいてわかった気になっていたのだろう。
原作ではジャック・パランスのプロデューサーはゴリラみたいと書かれていて、映画よりも野卑な感じだった。映画はフランス語と英語とドイツ語とイタリア語が飛び交う。冒頭、音声でスタッフキャストの名前が呼ばれるのはトリュフォーの「華氏451」と同じ方式。つか、トリュフォーの方は意味があるんだけど、こっちは?
「インファナル・アフェア」はこの映画館にしてはロビーに開場待ちのお客さんがたくさんいて、入るのにも行列。人気のある映画なのだな。確かに胸にぐっとくる、人間と人間の情念みたいなものが満載。昔なつかし香港映画。