ヨーカドー柏店が今年の10月に閉店するというニュースがあった。
この店舗は1971年4月開店。千葉県初のヨーカドーだったらしい。
ヨーカドー1号店は北千住で、同じ常磐線だから、ヨーカドーとしては比較的早い出店だったのではないかと思う。どちらも駅から少し離れた立地で(といっても徒歩数分)、当時はヨーカドーは駅前の一等地は買えなくて、みたいな話も聞いたことがある。
柏のヨーカドーは駅から遠いアリオの方が今は中心なのだろう(行ったことないけど)。
高島屋柏店が去年、開店50周年で、そういえば、中学の同級生が高卒で新しく開店する高島屋に就職したのだ、ということを思い出した(結婚で退職)。
ヨーカドー柏店はこの4月で開店53周年、さらに長い。
でも、たまに行くと、お客さん全然いないし、空いているスペースがたくさんあってがらんとしているし、いずれ閉店だろうとは思っていた。
新所沢のパルコは、2019年に「翔んで埼玉」の応援上映で行ったときはお客さんがけっこういたので、こちらはお客さん来ないからという感じではなかったのだけど(でも、減ってはいただろう)、ヨーカドー柏店は完全にお客さん来ない店だったな(て、過去形で言うか)。閉店セールはにぎわうことでしょう。
実は私は小学校4年のときに川崎から柏の巨大団地(現UR賃貸)に引っ越してきて、1971年の夏まで住んでいた。なので、4月にヨーカドーが開店したときのわくわく感みたいなのは覚えている。でも、店内のこととかまったく記憶になくて、こちらに引っ越してきて、キネマ旬報シアターに行くようになって、柏店をのぞいてみても、全然記憶が蘇らない。蘇るのは、あのときのわくわく感と、外から見えたロゴ。開店してから数か月で引っ越したので、あまり何度も行ってなかったにちがいない。
そんなこんなで昔をなつかしく思って、10年前のブログ記事など見ていたら、こんなのが。一部、表現に手を加えています。
最近、試写状が全然来なくなったなあ、と思ったら、そういえば、新作映画についての映画評を活字媒体に書かなくなってもう2年がたつ(ネットの書評サイトでは書評に合わせて新作映画について書いた)。今月は某誌デビュー30周年なのだが、この2年間、某誌から遠ざかっていて、年に1度、旧作について書かせてもらえたくらいなので、うーん、30周年どころじゃないわ、実質28年で終わってるやんけ、と思ったのだった。
そういえば、今年の2月が創元推理文庫「フランケンシュタイン」解説から40周年ということは覚えていたが、5月でこの某誌登場40周年ということは思い出さなかった。10年前は30周年だったのだけど、実質、28年で終わってる、と書いている。ああ、もう、12年前から自分は終わってたんだ、と改めて実感。
去年の春、15年間つきあった地域猫が逝く前は、非常勤講師の仕事が定年になったらそのあとどうやって新しい仕事を探すかということをよく考えていた。執筆翻訳はもうだめそう。清掃とか深夜の弁当工場で働くのかなあ、高齢者の労災死亡事故、多いよね、と。
でも、その地域猫が逝ってからは、定年になったらもう働かなくていいや、ネットの内職とかあればやるけど、わざわざ外に行って肉体労働は無理、と思うようになった。もう、あとは運命に任せよう、と。
地域猫が逝ったあと、仕事上の変化がいくつかあり、それまで抱いていた仕事への期待が消えた、というのもある。ある大学ではカリキュラムの改定があって、今年度から新しいカリキュラムの学生になったら、昨年度までの熱意が学生に見られなくなり、この大学ではもう自分の授業は受けなくなったんだ、と思った(昨年度までは大人気、なのにクビになりかけた)。
某誌については、もうとっくに自分は終わっていたにもかかわらず、また風向きが変わって復帰できるのではないかと思っていたけれど、昨年のリニューアルで、もう完全に風向き変わることはないと実感した。
こんなふうにして、昨年はいろいろ変化があった。
10年前の記事を見ると、高熱を出したとか、ぎっくり腰になったとか書いてある。当時住んでいたマンションが健康によくなかったようで、ぎっくり腰を2回もやった。しかし、9年前に引っ越してからは1度もない(そのマンションの前にもない)。高熱を出したことはコロナワクチンの1回だけ。とりあえず、今の住処は健康にはよさそう。
10年前はこのブログ、写真がアップできない状態が続いていて、写真用のブログを作った。その後、またこのブログにアップできるようになって、そのブログは開店休業状態だけど、10年前の5月の写真に、当時、お寺で飼われていた元地域猫の写真があった。
この猫も今はいない。