11月19日に上野動物園と西洋美術館で撮った写真。もう10日もたってしまった。
この日は谷中からスタート。今、住んでいるところは楓が多いのだが、10年前まで住んでいた文京区と隣の台東区はイチョウが多い。谷中で黄金に輝くイチョウの大きな木を何本も見て、なつかしさを覚える(でも、写真はほとんど撮らず。2枚目は黒田記念館のところ)。
上野動物園に近づいたとき、正門が完成するまで使われていた臨時門が囲われているのを発見。毎日パンダ氏のブログによると、25日の休園日に取り壊されたようだ。ここが使われていた頃は冬はイルミネーションもあったのだが。
谷中の猫に会ったあと、動物園を見て、そのあと西洋美術館も見る予定だったので、時間はあまりない。この日の目的は、2月に返還予定のシャオシャオとレイレイを見ること。返還の日程が決まると朝5時から行列ができるからその前に見ておかねば。
シャオシャオはお風呂で寝ていたが、少しすると起きだした。
その後は部屋に入ったり出たり、庭を横切ってレイレイの部屋の入口まで行って戻ってきたり。
そのあとレイレイに並ぶ。モノレールがほとんど解体されていた。
待ち時間50分だったが、レイレイが庭に出ていたので並んでいるときから姿が見えた。
竹筒と格闘するレイレイ。並んでいるときの方がガラスの反射がなくてよく見え、近くまで行くとガラスの反射で見えにくくなる。
最後のエリア。並んでいるときからこの最後のエリアまでずっと見られたので、ラッキーだった。
今のところまだ返還の日程は発表されていないが、このところの日中関係の悪化で返還後は当分パンダは日本に来ないのではないかと言われていて、そのせいか、この前の連休はかなりの混雑だったらしい。日程発表後は相当並ばなければならないし、最後の1か月は検疫期間で室内になってしまい、たぶん抽選だろうから、こうして庭に出ているところをゆっくり見られるのは今回が最後かもしれない。
フラミンゴの子ども。
東園に戻り、さるやまキッチンの前に置かれたサル山の頂上部分。サル山は2階から見ると完全に更地になっていた。これからどんなサル山ができるのだろう。
西洋美術館へ移動。
閉館まで1時間くらいなので急いでまわる。新収蔵作品と初展示作品。2枚目はクリムト。
今回の目的は常設展の中のこの2つの展示。が、最初のフランドル聖人伝板絵はその前に絵を見ていない団体(建築ツアーの人たちのようだった)がいて、じっくり見られなかった。展示は半年くらいあるようなので、この次にしっかり。
デューラー展は、黙示録、受難伝、聖母伝を中心とした展示。数が多く、細かいのでじっくり見ないといけないのだが、順番に見たいのに1枚の絵の前に顔を近づけてずっと立っている人が何人かいて、そこで止まってしまい、困った。絵を見ている時間より説明を読んでいる時間が長い感じなのだが、説明を読むには絵の前に立つわけで。そのあとも絵をじっくり見ていて離れない、みたいな。私はとりあえず写真を撮ってパソコンで細かいところを見ることにしているのだけど。
デューラー展は20世紀末に西洋美術館での企画展を見たから、今回の展示の多くはその時に見ているはずなのだが、30年以上前で、買った図録もどうやら売ってしまったみたいなので、ちゃんと見ておきたかった。まだしばらくやっているので、また来よう。
そんなわけでデューラー展以外は完全な駆け足になってしまった。外に出るともう暗い。
企画展は印象派展だけど、こちらは入場料が高いのでパス。
チケット売り場はほとんど並んでいなかったのだけど、3つある窓口の内、一番奥の1番窓口が空いていて、係の人が「こちらへどうぞ」と言っているのに私の前の若い男性が動こうとしない。なので、「1番が空いていますよ」と声をかけたのだが、「人が並んでいる」と言うので、さらに「1番が空いてます」と言ったら、窓口の人がまた「こちらへどうぞ」と言ったのでようやくそっちへ行った。絵を見ていないのに展示の前で集まっている建築ツアーの人たちとか(西洋美術館主催でもちろんガイド付き)、なんだかなあな日であった。建築ツアーの日は避けるべきなのかもしれない。