2011年2月1日火曜日
石丸電気2号館閉店セール
久しぶりに、いや、本当に久しぶりに、クラシックのCDとDVDを買いました。秋葉原の万世橋そばの石丸電気2号館の完全閉店セールです。
かつては秋葉原で一番栄えていた石丸電気も、駅の反対側にヨドバシカメラができてからは客も少なく、ひっそりとして、ソフト専門の3号館はいつのまにかなくなり、そして、かわりにソフト専門となった2号館もついに完全閉店。やはり閉店してしまったラオックス・コンピューター館の斜め向かいにあった石丸ソフトワンもとっくになくなっていて、残るは本店と1号館だけなのだろうか。ヨドバシカメラ進出の影響はあまりにも大きく、昔から秋葉原を利用している私には、世界が変わったようにさえ思えます。今は石丸電気側(電気街)はオタクの店しか繁盛していないみたいだ。
というわけで、2号館閉店をまったく知らずに、たまたま、お茶の水方面から歩いてきたら、この閉店セールに出くわし、早速、3階の洋画コーナーへ行きました。が、めぼしいDVDはみな売り切れてしまったようで、欲しいものはなし。「ローハイド」のボックスとか、マニアが欲しがりそうなものはありましたが、私の欲しいものはなかったので、帰ろうと、エスカレーターを2階まで降りたところで、6階にクラシック売り場があるのを思い出し、エレベーターで6階へ。こちらはまだまだいいものが売れ残っていて、上の写真の6枚(組)を購入。値段は、1枚以上3割引き、5枚以上4割引き、10枚以上5割引きで、私は6枚なので4割引きで、総額18000円くらいが10800円余りになりました。
写真は、上左から、
「イヴォンヌ・ルフェビュール」アルフレッド・コルトーと同時代のフランスのピアニストで、サンソン・フランソワの先生でもあったイヴォンヌ・ルフェビュールの没後20周年のDVD&CDセット。
「ウィリアム・カペル リディスカヴァード(再発見)」アメリカのピアニスト、カペルが、1953年、飛行機事故で亡くなる直前、オーストラリアで行なったコンサートの録音。2枚組CD。
「メニューイン&グラッペリ」クラシックのヴァイオリニスト、ユーディ・メニューインと、ジャズ・ヴァイオリニスト、ステファン・グラッペリによるポピュラー音楽のデュオのアルバムすべてを収録した4枚組CD。
「サンソン・フランソワ 日生劇場ライブ1969」日本ではいまだに高い人気を誇り、「のだめカンタービレ」の作者も好きらしいフランスのピアニスト、フランソワが、死の前年に日本で行なったコンサートの録音。フランソワは3回来日していますが、この最後の来日公演は、心筋梗塞で倒れたあとの公演だったためか、あまり出来のよい演奏ではなかったそうです。フランソワは翌年70年、再び心筋梗塞の発作を起こし、帰らぬ人となりました。
「愁湖」倉本裕基のファーストアルバム。有名な「霧のレイクルイーズ」があります。
「妖精の森から」同じくセカンドアルバム。「空へ」が好き。
この2号館の閉店セール、クラシックはまだまだ在庫がたくさんあります。オペラやバレエのDVDもあって、欲しいのもあったけど、もとの値段が高いので、割引になっても、という感じで、手が出ませんでした。ルフェビュールのは、ここで買わないと二度と買えないかもしれないと思ったから(フランソワの映像が入っているらしい)。クラシックも映画もボックスがいろいろあったけど、ボックスセットも1枚と勘定されてしまうのがつらいところです。