いつのことだろう。
商業誌で言えば、去年の「蜩ノ記」の特集号(キネマ旬報社)の映画評が最後なのは確か。
その前は、というと、かなり前になってしまう。
森田芳光の特集号(またもキネマ旬報社)の監督論か。
キネマ旬報本誌で書いた最後のまともな映画評は、思い出せない。かなり昔なのは確か。
そんなことをなぜ考えたかというと、このブログに書いた、今年のアカデミー賞にノミネートされた音楽映画についての映画評が、アクセス数はあまり多くないのに、なぜかグーグルでおすすめするが4ポイントもついていたからだ。
このグーグルでおすすめするがついたのは、このブログではアクセス数ナンバーワン、2万以上のアクセスがある、あのマクドナルド事件をもとにした映画の記事以来のことなのだ。
そりゃあ、2万以上のアクセスがあれば、おすすめするがついてもおかしくないが、くだんの音楽映画はまだアクセスが200くらいなのだ。マクドナルド事件の映画評の100分の1。
で、その映画評をあらためて読んでみたら、うーん、最近の私の書いた文章の中ではピカ一の出来。うーん、読者はわかってらっしゃる。
そんなわけで、アクセス数が200くらいでもおすすめされちゃって、とてもうれしいのですが、商業誌に書いたまともな映画評って、いつだっけ、と思うくらい、商業誌に書いていた時代が遠ざかっています。
結局、読者が有名人の映画評を求めるからだよね、と思いながらも、こんなブログの映画評でも、アクセス数が少なくても、おすすめしてくれる人がいるんだ、ということに、とてもとても感激しています。感謝。