しばらく前からIMAXは疲れるし、料金も値上げしたので、通常上映を選ぶようになっていたのだけれど、「オデュッセイア」は通常が朝と夜しかないので、クリストファー・ノーランが全編IMAXで撮影したというからIMAXで見てみるか、と予約。
が、平日の金曜のせいか、あまりにも予約が少ない。近隣のTOHOのIMAXもあまり予約されてない。IMAXのないMOVIXは最大箱をあてているが、予約少なすぎる。大丈夫か、この映画。
しかし、IMAX先行上映は「マイケル」の先行を超える入りで、ロケットスタート、とか景気のよいニュースも出てるんだが。
で、映画なんだけど、正直、私はもうクリストファー・ノーランはいいかな、と思ってしまった。
前作「オッペンハイマー」も世間ほどには私は評価してなかったんだが、それでもつまらないってことはなかった。が、今回は、うーむ。
原作は読んでいないけれど、どういう話でどういう人物が出てきて、というくらいはおおざっぱには知ってる。だからいろいろな人物が出てくると、ああ、あれだ、とわかる。でも、なんか、面白くない。
時系列は入り乱れてはいるけれど、かつてのノーランの映画のようなわかりづらさはまったくない。でもさ、長いのよね。他のノーランの映画も長かったが、長いと感じてしまうことはこれまでなかった。これ、いつまでやってるの、いつ終わるの、と何度も思った。
古代ギリシャの叙事詩の現代的解釈も、まあ、今映画化したらこうなるよね、という域を出ない。
IMAXだから映像と音響はすごいし、役者もみんないいのだけれど。
でもまあ、ロッテントマトの評価もすごく高いし、かなり好きになる人もけっこういるようだし、IMAXの迫力だけで満足する人も多いようだから、それはそれでいいのか。
とりあえず、突っ込みたくなったところ3つ。
1 一つ目の巨人のビジュアル、ひどくないか?
2 ロバート・パティンソンの戦闘能力がゼロ。
3 ラストはアーサー王伝説のパクリでは?
なんだろね、ギリシャ神話っぽくないというか、もっとあとの時代の感じが入っちゃってる気がして、ギリシャ神話をリアリズムでやるとこうなる? でも怪物や魔女は出てくるんだよね。
見ていて、ちょっと、ジョン・ブアマンの「エクスカリバー」っぽいかな、と思ったのだけれど、それがラストのアーサー王伝説ふうのにも表れていて(アーサー王は悲劇だけど、こちらは違うが)、アーサー王はキリスト教とつながるのだが、この「オデュッセイア」もどうもキリスト教的なものが入ってしまってる感じがして、そこが古代ギリシャと違う、まがいものな感じがしてしまうのだが。古代ローマならキリスト教出てきてもいいんだけどね。