2019年9月7日土曜日

船堀シネパルの「翔んで埼玉」

現在、「翔んで埼玉」を上映中の日本の映画館は(実は台湾でもやってるらしい)、さいたま新都心のMOVIXさいたまと、そして、東京都江戸川区の船堀シネパル。
MOVIXさいたまは今週は平日3日間だけで、午前中開始。それに対し、船堀シネパルは12日木曜日まで毎日3回上映。夜6時以降は誰でも1000円。
今週「翔んで埼玉」を見るなら船堀シネパルですよ。しかも西葛西が至近距離。

というわけで、船堀へ行ってきたんですが、実は、最初から「埼玉」目当てではなかったんです。
6日からチャン・イーモウの新作「SHADOW影武者」という映画が公開。映像美がすばらしいということで、できるだけ条件のいい映画館で見たいと思っていました。
調べると、都心は日比谷シャンテ。郊外の近場はTOHOシネマズの流山おおたかの森か、市川コルトンプラザ。
言っちゃ悪いけど、シャンテは論外。
TOHOなら流山の方が近いし、駅の目の前。市川はそれより遠いし、駅から徒歩10分。
しかし、スクリーンが市川の方が断然大きい。
ここは映像重視で市川に行きます。駅は本八幡。
ん? 本八幡といえば、そこから地下鉄で約10分で船堀ではないか。ハシゴできる。

で、ハシゴしてきました。
まずは市川で「SHADOW」。全編、水墨画のような映像が美しい。音楽もまたよい。ストーリー的には特に深みは感じないものの、役者がいいし、アクションシーンもなかなかなもの。話も面白いのだが、やはり地味か。お客さん、10人もいなかった感じ。
映画は午後5時35分終了。「埼玉」開映は50分後の6時25分。50分あれば余裕のはず、ですが、実は船堀シネパルでは開映前の時間に、さいたまんぞうの埼玉県関連の歌を何曲もかけているとの情報があって、これを聞き逃すわけにはいかない。なので、開映10分前には着きたいところ。
シネコンからJRの本八幡駅までは徒歩10分。が、本八幡駅はJRと地下鉄の駅がかなり離れていて、さらに5分くらいは歩かないといけない。地下鉄は都営新宿線ですが、都営地下鉄はとにかく駅が深いから、降りていくのも大変。まあ、なんとか予定の電車に乗れて、船堀駅に着いたのが6時10分くらい。
船堀シネパルは2年前に船堀映画祭で訪れていたけれど、駅のどちら側かすっかり忘れていて、反対側に出てしまう。映画館の入ったビルは駅前なので、すぐに引き返してなんとか開映10分前にはビルに入ったが、ポスターの写真とか撮っていたらもう開映5分前になってしまった。
それでもさいたまんぞうの歌、2曲はすべて聞くことができ、あと2曲は部分的に聞けた。埼玉県の地名が次々と出てくる歌がすべて聞けたのはよかった。

というわけで、写真撮ってきました。
まずは、映画館のある船堀タワーホールの建物に入ったところ。ここはタワーのてっぺんの展望台が眺めがよく、しかも入場無料。船堀映画祭のときに昼と夜と2回上りましたが、今回は時間がなく残念。


映画館は地下。メインの作品は「天気の子」。


「埼玉」上映スクリーンの入口。ガラガラに見えますが、「SHADOW」より入ってました。
ご近所の西葛西が出てきたときに後ろからくすっと笑う声が。

携帯なのでぼけてしまったけど、「天気の子」のテルテル坊主の傘が。

その上は古い映画のポスターふう絵画。

こんな絵の展示も。


船堀シネパルは、映画祭に行ったときもマニアックな展示がいろいろあり、熱心なスタッフがいるのだろうと思っていましたが、今回も展示といい、さいたまんぞうの歌といい、スタッフの熱意が感じられます。置いてあったチラシの紹介文も映画愛に満ちたものでした。

12日までなので、もう1回行きたいな、と思ったけど、帰りにまた本八幡駅の乗り換えのトラップに遭遇。この大変さを思うと足が遠のいてしまうのでした。
ちなみに、東京都で「翔んで埼玉」を見たのは、亀有、六本木、船堀の3ヵ所だけかもしれません。