2月4日発売のキネマ旬報ベストテン特集号。
外国映画ベストテンに参加させていただいております。
コロナのせいで、ここ2年間は映画観賞本数が激減。自分が選んでいいのだろうか、と悩みつつ、もしも私がこの映画に投票しなければ、誰も投票しない、あるいは、ずっと下位になってしまうかもしれない、という思いから投票しています。
まあ、それほどの影響力はないのですけどね、投票者の数が非常に多いので。
しかし、今回は、私が投票しなければ、「MINAMATA」はベストテンに入らなかった!
「おまえが投票しなければ」と思ってる人もいるだろうなあ(←自意識過剰)。
でも、読者のベストテンでもこの映画は9位に入っているので、妥当な順位であると思います。
その妥当な順位にしたのが私の票なら、何も恥じることはあるまい(←自意識過剰)。
いやいや、私以外にも高評価の人、4人はいるんですけどね。
客観的には「パワー・オブ・ザ・ドッグ」が私の本当の1位なんですが、ベストテンの上位に入ると思ったら8位。あれあれ?
これは私が入れなくても順位は変わらないのですが。
というところで、「MINAMATA」のディスクが出るようです。バリアフリーの音声や字幕が入るのがよろしい。
しかし、私以外誰も投票しないだろうと思っていた「ミス・マルクス」に私より高い評価をした方がいたので感激しています。
扶桑社文庫の「ナイトメア・アリー」の翻訳をわざわざ文京区図書館まで借りに行った話を去年書きましたが、ハヤカワ文庫からも別の訳者で翻訳が出ていました。早川書房は「パワー・オブ・ザ・ドッグ」の翻訳は出遅れたからか(角川文庫が先)、単行本で出しましたが、こちらは扶桑社文庫が早く出しすぎてちょっと忘れられた感じなので、文庫で来ましたね。版権がないとこういう争いが。