東京都美術館のフェルメールと17世紀オランダ絵画展、平日はほんと、チケット売れてないです。オンラインチケットサイト見ても、今日はいつでも買える状態。週末と来週の祝日の午前中が売り切れくらいで、来週の週末は朝イチからあり。当日券状況を知らせるツイッターも月曜からずっと買ってすぐ入れる状態のせいか、昨日から何時の当日券を発売していますのツイートがほとんどなくなってしまった。
まあ、ゴッホ展もチケット争奪戦になったのは最後の頃で、私が行った頃(始まって3週間くらいか?)はまだ当日券買って1時間後には入れた。それでも午後2時かそこらには売り切れてたので、今回はほんと売れてなさそう。
やっぱり、オミクロンが怖いのと、フェルメールが1枚だけなのと、キューピッドが出てきたのは見たくないって人がけっこういそう。
さて、その「窓辺で手紙を読む女」のカーテンレール問題ですが、公式サイトの修復前と修復後の写真。前者は今来ている複製画(カーテンレールがはっきり見える)とは違う、修復前の写真です。後者は今来ている本物の写真ですが、会場でもこれと同じ感じでカーテンの輪っかがかろうじて見える程度。
しかし、公式サイトにあった修復途中の写真ではカーテンレールがしっかり見える。
やはり、額縁の問題なのだろうが、でも、絵葉書などもカーテンレールが見えない写真なので、カーテンレールを消した方がいいという考えでもあるのだろうか。
消されたキューピッドに続き、消されたカーテンレール。謎は深まる(違う)。
今回はフェルメール以外をどの程度楽しめるかで満足度が違ってくるでしょう。通の人は面白いのだろうが、普通の人は物足りないかもしれない。帰るとき、「なんだか物足りない」「ゴッホの方がよかった」と話し合っていたシニア女性がいましたが、一般人の感想はこんな感じかと。
私も通ではないので、物足りなかった、ガツンと来る絵、何度も何度も前へ行ってみたい絵がほぼなかった。
17世紀オランダ絵画といえば、まだ20世紀のうちに静物画だけを集めた美術展があって、その印象が強いので、今回の静物画の展示もあまり面白くなかったです。あのとき見た静物画の方がよいものがたくさんあった気がする。
これとか、細かく見ると虫がいたりカタツムリがいたり、花瓶に窓が映っていたりするのだけど、前に見た方がいろいろクオリティが高かった気がする。花に虫がいたりという絵もあったけれど、もっとガツンと来る絵だった。
西洋美術館がいよいよ4月から再開、ル・コルビュジエの前庭が復活するのだけど、あそこの常設展にも魅力的な静物画があります。そして、フェルメールもあるのだ。
写真はいずれも公式サイトから(最後のは西洋美術館の公式サイト)。