先日、半額恵方巻を売っていた店で買った半額フルーツ。
ここは卵10個特売189円だったところですが、昨日行ったら同じ卵が269円になっていた。
秋頃まで98円だった別のスーパーは今は198円。他のスーパーも228円以上です。
鳥インフルが収まれば安くなるのだろうか。
さて、半額フルーツ。下に安いオレンジ色のメロンみたいなのがいっぱい入っていて、定価398円(税抜き)の半額。賞味期限は翌日11時。が、もともと安いのであまりおいしくはなかったけれど、フルーツなんてめったに買わない、食べないので、久々のイチゴ、キウイ、リンゴ、と喜んでいたら、食べて1時間後に全部戻してしまった。
商品に問題があったのではなく、私の胃の具合のせいだと思いますが、もともと胃が弱るとフルーツがだめ、ていうのは以前にもありました。やっぱりフルーツを買うのはやめよう。
県立図書館に予約していた「男同士の絆」が1か月かかってようやく借りられました。
まだ5分の2くらいまでしか読んでませんが、最初の方は脱構築の用語を使った抽象的な文章ばかりで、読みながら寝落ちしそうに。
具体的な作品に入るとさすがにわかりやすくなりますが、最初のシェイクスピアのソネットは一部を読んだことがあるだけ。次の「田舎女房」と「センチメンタル・ジャーニー」はまったく読んだことがない。スターンは「トリストラム・シャンディ」は読んだけど「センチメンタル~」は読んでない。
「男同士の絆」はホモソーシャルを英文学で分析した書なのですが、この「田舎女房」と「センチメンタル・ジャーニー」の部分を読むと、ホモソーシャルというのは要するに、男が男にマウントをとることでそこに女性が利用される、ということらしい。
え? ホモソーシャルって男が男にマウントをとることだったの? なんか世間とイメージ違うじゃん。
続くゴシック小説概観みたいな章に入ると、そこでは17世紀からホモセクシュアルとホモフォビアが顕在化してきて、それがホモソーシャルに関係してくる、と書いてあって、ようやく世間の考えるホモソーシャルになるのか、と期待したのが現在のところです。
著者セジウィックはゴシック小説が専門みたいなので、文章も歯切れがよく、わかりやすい。ここからが本領なのでしょう。
それにしても最初の方で脱構築がやたら出てきて、ああ、80年代はそういう時代だったなあ、と思ったのですが、私はロラン・バルトの構造主義が好きで、そのあとの脱構築はどうしても好きになれなかったのです。私が英文学者への道をあきらめたのは、80年代後半になって、もう公募にも応募できなくなり(当時は33歳までの年齢制限があった)、コネもなく、指導教官にも嫌われていたことから、完全に道を断ったのですが、この脱構築に行かなければならないのだったら、続けるのは無理だったろうな、などと、今にして考えてしまいます。