セイバーズの26番トマス・ヴァネクが10月28日(現地時間)にニューヨーク・アイランダーズにトレード、かわりに入ってきたマット・モールトンとかいう選手が同じ26番で、いつのまにか26番が入れ替わった。
ヴァネクと、あとミラーは、開幕前のオフのうちにトレードされるのでは、という噂があって、というのも、2人とも今季で契約が切れるかららしいのだが、特にヴァネクはリビルディングのチームにはいたくないと公言してたので、こりゃトレード確実、と言われてたのに、なぜか、開幕時には2人とも残留、ヴァネクはCマークまでつけていた。が、チームはただ今どん底のリーグ最下位をまっしぐら(なぜか1ポイント差でフィリーが下から2番目につけてますが)。というわけで、トレードしちゃったのね、という感じである。
今、セイバーズはほんとに、誰がいるの?という感じで、あのプレジデンツ・トロフォーを獲得したシーズンにいた選手はいまやミラーと出戻りタリンダーだけ。最近はほんとに知らない名前ばかりになってしまった。その中で、ヴァネクは特に頼れる選手ってわけでもなかったので、別にいいというか、私にとってセイバーズの26番はデレク・プラントだものね(はあと)。
が、かわりに来た選手がすぐに26番とは。
そのデレクがアシスタント・コーチをつとめる母校のホッケーチーム、ブルドッグスは、今季は勝ったり負けたりですね。一昨季優勝したあと、昨季は全然だめだめだったが。
そして、デレクがいたアジアリーグのクレインズは、今季は強いじゃん、と思っていたら、ここに来てホームで4連敗だと。ホームで、というのがここのデフォルトなんだけど。しかも同一カード3連敗で、相手は新加入の韓国の軍隊チーム、デミョンサンム。アジアリーグも全然フォローしてなくて、よくわからないのだが、サンムは魅力的なチームらしい(選手の数は少ないし、外人いないし、という状態なのに)。
というわけで、ホッケーからはかなり遠ざかってしまっている今日この頃。このブログも映画記事へのアクセスが多くて、ホッケー中心のときより今の方が読まれています。
季節は移り変わり、木の葉も落ちて、マンションの屋上からの眺めがよくなる時期ですが、南側の墓地の大きな木の枝がばっさり切り落とされて、夏の間は木の葉に隠れていた南側のある部分がよく見えるようになってびっくり。前は不忍池の前の高層マンションが見えたのに、その前に大きなビルが建ってしまって、まったく見えなくなっていた。南西の方角は、御茶ノ水のあたりに高層ビルができたせいで、その向こうにうっすらと見えていたビルが見えなくなった。そして今、西の方角に新しい建物が建設中で、こちらもまた景色が変わってしまいそうです。
ホッケーチームもそうですが、世の中はどんどんどんどん変わっていくのですね。
「東京物語」の最後、原節子演じる女性が義理の妹に「人間は変わるものなのよ」と言って、変化を受け入れるように諭すシーンがありますが、彼女もまた、戦死した夫のことを今では忘れつつあるのに再婚という変化を受け入れられずにいる。だから、変化を受け入れるというのは、おそらく、自分自身に言っている言葉でもあるのでしょう(映画のはじめの方に、どこそこの誰それは再婚したけどうまくいっていない、というせりふがあって、変化にはそういうリスクがあるので、変化を受け入れられないということが伏線として出ています)。
「東京物語」をDVDで見て、建設中のビルや工場の煙突が高度成長期に突入して変化していく日本を象徴しているのではないかと思いましたが、変わることを受け入れる、というのが最後に出てきて、なるほどと腑に落ちるものがありました。