STAP細胞問題を調査する理研の調査委員会の委員長が論文不正を告発されて辞任したあと、今度は3人の委員に対して論文不正の告発がありました。
これがマスコミで報道されたあと、小保方氏の弁護団が理研の調査委員会は信頼できないと表明。しかし、以前から論文不正を追及していた人々の間では、委員に対する不正の告発自体が虚偽で、不正でないとわかった上で、悪意で行ったものではないかという疑いが出ています。
マスコミ報道は言いっぱなしで、世論を誘導してしまうので、微力ながら、ここで、論文不正を追及してきた世界変動展望さんのこの件に関するツイッターをまとめたサイトを紹介します。調査委員会委員に対する告発の文書は世界変動展望さんにも送られていたそうです。
https://www.facebook.com/shinichi.nakagawa.585/posts/611702255572276
(引用)
「残念ですが、告発者は悪意の可能性があります。第三者の見解ですが、今回浮上した調査委員の疑義は不正なしと判断されるだろうとの事。私も内容を読んだ範囲ではそう思います。全然疑義のない又は大したことのない疑義を集めて理研や調査、ネット検証者に打撃を与えることが告発の目的だと思います。
告発は世論を小保方氏や共同研究者らに有利な方向に誘導する目的もあったと思います。
告発文は図や文章が一部かすれてて読みにくいです。もし公開していたら、内容をよく確認できなかった読者が疑義ありと誤解して大変なことになっていたでしょう。ところどころに罠がしかけられていました。最初なぜ印刷体をスキャンしたのかわかりませんでしたが、それを計算してたのかもしれません。」
悪意の告発者がどういう人なのかわかりませんが、科学がわかる人、小保方氏や共著者の周辺にいる人ではないかとも言われています。
どうやら、私が予想した、小保方氏と理研は水面下で和解交渉している、というのは違っていたかな、と思い始めました。小保方氏と弁護団が何をねらっているのかわかりません。小保方氏は理研に残ってももう何もできないし、まわりから白い目で見られるだけだし、任期制だから短期間しかいられない。その上、嘘の不正告発までさせたのか、と思われたら科学界からは総スカン間違いなし。一般人は科学者はみんな不正をしていると思い込むかもしれないけど、まともな科学者たちはこんな人には絶対にかかわりたくないと思うはず。一部のまともじゃない科学者とつるんで何かすることはできるだろうけど、それはもう科学の表街道ではなく、裏で細々と、という感じになってしまう。
つまり、どんなに一般人が小保方氏はスタップ細胞を作れる天才科学者だと思っても(一般人でも一部の人だけですが)、科学の世界では通用しないということ。
小保方氏と弁護団は一般人を自分たちに都合がいい方へ導くということはある程度できていると思うけれど、それでいったいどこへ行くのか、となると、一部の人が危惧しているような、一般人の小保方支持だけで小保方氏が莫大な予算をもらって研究できるなんてことはありえないと思う。確かに、一般人にアピールしておけば、富豪のスポンサーがつくかもしれないけど。
なんにしても、今回の悪意ある告発だけでなく、小保方氏に有利なように情報を発信している人がいるのでは、という気がする。小保方擁護者の有名人に後押しするような情報を流しているとか。これもまた陰謀論みたいになりそうでいやなのだけど。
若山氏は結局、沈黙してしまうのだろうか。
そういえば、若山氏をまず悪役にして、次に調査委員長、それから委員と、気の弱い科学者だったら尻込みしてしまうような展開。脛に傷持たない人などいないというところを突いてくるのだろうけど、しかし、それをやって、どこへ行く? 単にうやむやになって小保方氏に傷がつかないようにするといってもすでに汚名で有名なわけだし、科学者としてはまともなところではやっていけないし、科学以外で成功するかどうかもわからないし、残るは金なんだろうけど、金だったら水面下で和解交渉してやった方がいいはずだし、このドラマ、結末がまったく見えません。