2015年2月23日月曜日

アカデミー賞発表

「6才のボクが大人になるまで」が有力視されていたアカデミー賞作品賞、なんと、「バードマン」に決まりました。監督賞も「バードマン」のイニャリトゥ。マイケル・キートンは主演賞とれず、残念。「博士と彼女のセオリー」のエディ・レッドメインとキートンの一騎打ちだったと思いますが、ホーキングそっくり演技に軍配が上がったか。キートンはセルフ・パロディ演技だったけど。
個人的には作品賞候補で見たものの中では「バードマン」が一番好きなので、大満足、というか、私が推すものは絶対、賞はとれない、と思っていたので、夢じゃないかしら、という感じです。イニャリトゥ監督も「アモーレス・ペロス」の頃から注目していたし、「バードマン」はやはり勢いを感じる刺激的な映画です(作品賞候補で見ていないのは「アメリカン・スナイパー」、「セルマ」、「セッション」)。
「バードマン」のこのブログでの紹介はこちら。
http://sabreclub4.blogspot.jp/2015/01/blog-post_18.html

助演男女優賞はおおかたの予想どおり。そして、主演女優賞のジュリアン・ムーア、やったね。何度もノミネートされながらついに受賞できずに終わる演技派たちの1人になってしまうかと思っていましたが、よかった(映画はまだ見てないけど)。
しかし、「6才のボクが大人になるまで」は結局、助演女優賞(パトリシア・アークエット)くらいしかとれなかったのか。私もこの映画は世間ほど高い評価はしてなかったのですが(ベスト10の下位に入れた)。
結局、「バードマン」と「グランド・ブダペスト・ホテル」が最多4部門受賞とのことで、後者は主要部門以外での受賞だから、実質的には「バードマン」圧勝かな。「グランド・ブダペスト・ホテル」や「6才のボクが大人になるまで」は非常によくできていてユニークで面白いのだけど、なにか、突出したすごいものを感じなかったのですが、「バードマン」にはそれを強く感じていました。