2016年4月3日日曜日

3 Types of Hanami

昨年9月、団地の部屋を契約したとき、担当者から、春には団地の前の桜並木がみごとですよ、と言われたので楽しみにしていた。
が、よく見ると、その通りは大型車も通るせいか、桜の木は枝が切られていて、これでは桜はショボイだろうと思った。まだ若い細い木も多い。
そしてついに訪れた桜祭り。この土日、朝から花火だか爆竹だかが盛大に鳴り、3キロにわたって通りが歩行者天国になり、その沿道には屋台の数々、食べ物屋だけでなく金魚すくいとか射的とか、とにかくすごい数。そして、訪れる人の数が半端ない。駅に電車が来るとどっと人が降りてくる。2車線の通りは人でいっぱい。ただ、宴会はしてないのでお酒のにおいはなく、酔っ払いもいないのできわめて健全。ファミリーやカップルや友達グループが多い。
しかし、桜は、上に書いたように、ショボイです。場所によってはみごとな桜もあるけど。昔はきっと桜のトンネルがえんえんと続いていたのかもしれないなあ。
そして訪れた人たちは桜も見てはいるのですが、目的はどうも食べ物にあるよう。神社のお祭りの縁日とか、そういう雰囲気。
これまで花見は上野公園のような宴会型か、宴会禁止の鑑賞型しか知らなかったので、こういう縁日型は初めてだった。
とにかく人が多いので、地元の桜祭りは土曜にあまり混んでいないところを少し見る程度にして、日曜は毎年行っていた上野公園へ。いや、こっちもすごく混んでるんだけど、さすがに毎年行っていて勝手知ったる自分の家のようなところがあるので、同じ混んでいてもこっちの方が動きやすい。ただ、外国人がすごく増えていて、あちこちでいろいろな外国語が飛び交っていた。

というわけで、土日に見てきた花見の3つのタイプ。
1 宴会型。
2 縁日型。
3 鑑賞型。

1 宴会型の王者はやはり上野公園。もしも上野公園が宴会禁止になったら暴動が起こるだろうと思った。

天気が悪い上、夕方なので、薄墨の桜になってしまった。この下の両側が大宴会中。その間を大勢の人が歩いていく。

そして、上野公園の不忍池弁財天は縁日型だった。これ見たらとても下に降りていく気にはならない。

2 縁日型の地元の桜並木。ここは比較的桜がみごと。

上は歩行者天国だが、途中から歩行者天国でなくなる。下は車が走っているけど、ここは桜がきれい。ただ、こちらも天気が悪くて薄墨の桜。

3 鑑賞型は有名どころがいろいろあるけれど、かつては宴会型だったのが鑑賞型になった谷中霊園(写真は先週半ばのもの)。以前はこの道の両側にブルーシートが敷かれ、上野公園のような宴会場になっていたが、参加者のマナーがあまりに悪く、地元から苦情が殺到、墓地にもふさわしくないので、数年前から宴会禁止に。今は歩いて桜を眺める場所になっている。